GARO(71年～76年)の、
シングル盤全AB面曲を収録した
2枚組ベストアルバム
(2002年11月発売)。
メンバーは
堀内護さん(G,Vo)、
大野真澄さん(Vo)、
日高富明さん(G,Vo)
の3人です。
GAROのベスト盤は、
いくつも発売されているのですが、
こちらのアルバムは、
音源の権利元の
アルファミュージックの販売権が、
前年に東芝からソニーに移行して
間もなかった時期
だったこともあってか、
新たな方針で編集されているのが
特徴だと思います。
内容は、
全シングルAB面24曲に加え、
以前のベストアルバム等で
既発表済みだった
プロモーションシングル
｢公園通り」(非売品)や、
活動時に未発表だった「喪失」、
そして、今回初めて発表された
未発表曲「春のボート」という、
GARO名義の曲が27曲
収録されています。
さらに、
GAROに比べると、
決して商業的に成功したとは
言えないのが残念ですが、
三人三様の個性が発揮された、
解散直後(76年～77年)の
ソロ活動時の音源が
各3曲ずつ収録されているのが、
素晴らしい編集だと思いました。
また、
3人分の足だけが写っている
不思議なアルバムジャケットですが、
タテに開くと
このようになっています。
｢学生街の喫茶店」が大ヒットして
人気が沸騰していた時期には、
アイドル並みの人気も得て、
記憶にも残る三人組でしたが、
早くに亡くなってしまった
日高富明さん、
長いブランクを経て、
本格的に復帰をし、
アルバムの制作もされていた
堀内護さんのおふたりが
亡くなられてしまって、
大野真澄さんおひとりに
なってしまいました。
メンバー間の不仲の噂が強く、
解散後は、GAROとして
集まることがなかったのが、
とても残念です。
＊過去記事
大野真澄
堀内護
日高富明