ガロ4枚目の

オリジナルアルバム(73年10月発売)。

 

この年のガロは、前年に出した

シングル「美しすぎて」(72年6月発売)

のB面だった「学生街の喫茶店」

が年初から大ヒット、

続く「君の誕生日」(73年5月発売)、

「ロマンス」(73年8月発売)

も連続ヒットを記録し、

さらに初めてのライヴアルバム

「GARO LIVE」(73年6月発売)

を出すなど、音楽活動はもちろん、

テレビ出演や芸能雑誌の

取材等にも追われるという、

それまでの人生で

体験したことのないような、

もっとも多忙な一年を

過ごしていました。

 

それが原因なのか、

自分たちのオリジナルに

誰よりもプライドを持っていた

彼らだったはずなのですが、

全曲オリジナルだった

ファーストアルバムや

サードアルバムとは違い、

4枚目のこのアルバムでは、

堀内さんの作曲が

「ロマンス」を含む2曲、

日高さんの作曲が1曲、

大野さんの作詞・作曲が1曲に

とどめられています。


それでも、

おそらく事務所から

与えられたのであろう

外部作家の曲でも、

例えば「二人だけの昼下がり」や、

のちにシングルカットされた

「一枚の楽譜」のように、

しっかりガロ色に仕上げてしまう

その音楽センスの高さに、

あらためて驚かされる1枚です。

 

さてこのジャケットですが、

帯をはずすと

このようになっています。

 

そしてジャケット裏面は、

この写真を裏焼きにして

イラスト化したものになっています。

 

あれ、どこかで見たことが、、、

 

      (ELP:Trilogy/1972)

 

 *過去記事

GARO

GARO 2

GARO 3 涙はいらない

GARO LIVE

三叉路

GARO BOX

FROM LIVERPOOL TO TOKYO 2

 

堀内護

マーク・ファースト 六夢

 

大野真澄

Vocal's Vocals