「本人たちの目指す音楽と、

周囲の期待する音楽との違いから

歯車が狂いはじめ、
さらに

メンバー間の不仲も手伝い、

4年足らずで活動を終えることになった

GAROの解散後、
いち早くソロ活動を開始した

マークこと堀内護の

ファーストアルバム(76年11月発売)。


GARO時代からの

正確かつスピーディな

ギターテクニックや

高音の美しいヴォーカルは

いうまでもなく、
なによりも優秀なコンポーザーとして

「涙はいらない」「時の魔法」

「ロマンス」をはじめ、
多くのポップな作品を生み出していた

その才能が、

余すところなくつめられた名盤。


一部の詞を除いて

すべての作詞・作曲のみならず

編曲にも積極的に参加し、
オープニングとエンディングを飾る

インストナンバー「天の川」や、

同時発売のソロデビューシングル

「風の館」など、
路線の確定ができなかった

後期のGARO時代には

聞くことのできなかった、
彼らしい上質なポップナンバー

10曲が収められており、
再出発を飾るにふさわしい

出来であるにもかかわらず、

ほとんど商業的な評価は、

されることがなかった。

(★★★★★)」(2008.3.20記)


GARO在籍中にも、

最も多くの曲を書き残していた

マーク(堀内護)さんでしたので、

さすがによくまとめられた

アルバムでした。

 

GAROの時からのファンも

たくさんいたと思うのですが、

それでもそれほどのセールスは

記録できなかったようです。

 

そして、翌年セカンドアルバム

マーク・ブライト」(77年10月発売)

を出されたあと、ソロ活動にピリオド、
いくつかのユニット活動を経て、

音楽界を離れていくことに

なってしまいます。

 

2000年代に入ってから、

ゆるやかに活動を再開され、

GARO時代の

セルフカバーを中心にした

新しいアルバムも

発売されていたのですが、

2014年12月、

65歳でお亡くなりになられました。

 

とても悲しく、残念な訃報でした。

 

 *過去記事

GARO

GARO 2

GARO 3 涙はいらない

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