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はやこま すていしょん!

更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

JR東日本千葉支社のサイクリングトレイン「B.B.BASE内房」に乗っての南房総サイクリングの後編です。

(館山・2018年1月6日)

和田浦駅からサイクリングスタート。すぐに海に出ることができます。

(2018年1月6日)

いや〜海はきれいですね。このまま海沿いを走って白浜経由で館山を目指すのが定番なのですが、自分はここから山に入りました。

目指したのは旧三芳村にある知恩院。

(2018年1月6日)

無人ですが、長い歴史を誇る由緒正しきお寺です。でも、目指したのはこのお堂の左側。

そこにはお寺とは縁遠そうな金属の物体が置いてあります。

(2018年1月6日)

知恩院にはそれを語るものは何もないのですが、ネットでは特攻兵器桜花43乙型を射出するカタパルトに設置されていたレールだと広く紹介されています。
そして知恩院の近くにある下滝田地区には桜花のカタパルトが現存していると、ネットに多数出ていたので見に行ってみました。しかし現地にはそれを案内するような看板はなかったので、Google Mapで確認して現場へ向かいました。
そして見つけたのがこれです。

(2018年1月6日)

この畑の中を一直線に貫く構造物がカタパルトのようです。ネットではカタパルト上に立っている写真も上がっているのですが、現在は畑の周囲を柵で囲っていたので敷地外からの撮影です。

もしかすると誰かが畑を荒らしたのかもしれません。

柵沿いに歩いてカタパルトまで一番近づいて撮ったのがこれです。

(2018年1月6日)

先端が崩れている様子は確認できました。

この後は一気に南下して館山の赤山地下壕跡を目指しました。

赤山地下壕は第二次世界大戦末期に館山海軍航空隊の防空壕や事務、病室などを設置した跡らしいです。

このうちの約250mに入壕することができます。

(2018年1月6日)

受付を済ませていざ赤山地下壕へ。

(2018年1月6日)

入ってすぐの場所に発電所があったのだそうです。

(2018年1月6日)

途中に医療区画の跡や士官クラスの部屋と思われる場所も見ることができます。

戦後はキノコ栽培に使われて、風呂も設置されていたのだそうです。

(2018年1月6日)

見学コースの終点の先は地上のようですね。

(2018年1月6日)

見学を終えて、先ほどの地上側から赤山地下壕を見てみるとこんな感じです。

(2018年1月6日)

この山には至る所に穴が空いていて、恐らく地下壕に繋がっているのだと思います。

付近には掩体壕もあります。

(2018年1月6日)

比較的大きなサイズですが、開口部の形状は海軍形で陸軍とは違うようです。

周囲は畑に埋もれていますが、この地域では唯一残る掩体壕らしいです。

(2018年1月6日)

海の方に降りると、アメリカ軍が上陸したという地点があります。

(2018年1月6日)

アメリカ軍はここから上陸したんですね。この結果、軍都だった館山は日本で唯一4日間直接軍制されたのだそうです。

一通り見学したので、遅めの昼食をとった後、里見の湯で体を温めました。

(2018年1月6日)

このツアーではフリークーポンがついています。この里見の湯でフリークーポンを発動させました。

身体を温めた後館山駅に向かいました。

(2018年1月6日)

すでに「B.B.BASE内房」が入線していますね。

そして駅前の房洋堂へ。

(2018年1月6日)

ここでは和菓子の詰め合わせをもらえます。

(2018年1月6日)

(2018年1月6日)

では、専用改札からホームに入ります。

(館山・2018年1月6日)

「B.B.BASE内房」をバックに愛車をパチリ。

(館山・2018年1月6日)

そして、館山を発車しました。

(「B.B.BASE内房」クハ208-2202・館山・2018年1月6日)

そして無事両国に到着。

(「B.B.BASE内房」クハ208-2202・館山・2018年1月6日)

思った以上に充実した旅行ができました。

 

JR東日本千葉支社のサイクリングトレイン「B.B.BASE」の運行が1月6日から始まりました。自分もサイクリストのはしくれなので、初日の「B.B.BASE内房」に乗車してきました。

(「B.B.BASE内房」クハ209-2202・両国・2018年1月6日)

「B.B.BASE内房」は両国を7時39分に発車します。それまでに自宅から両国に行く方法としては自転車をバラして電車で運ぶ輪行や自走なども考えられますが、輪行は輪行袋に入れる手間が何気に大変だし、自走は距離的にも気温的にも不安がいっぱいなので、自転車をバラして愛車に積むことにしました。

駅前のコインパーキングに愛車を駐めて、自転車を組み立てました。

(両国・2018年1月6日)

組み立てると行っても前後輪をつけるだけなので、2分もかかりませんが(笑

両国駅には自転車持ち込み用の専用改札が設置されていました。

(両国・2018年1月6日)

ここからホームを移動して車両に入り、自転車をラックに固定します。

(両国・2018年1月6日)

自転車をバラすことなく、最低限のスペースで積載できることの便利さは、実際に使ってみるとよくわかりますね。

ホームには見学者用のスペースも用意されていました。

(「B.B.BASE内房」クハ209-2202・両国・2018年1月6日)

運転開始初日ということで出発式も開催されました。出席者のなかには森田健作千葉県知事も。

(両国・2018年1月6日)

「B.B.BASE」に千葉への観光誘致の期待をかけているようでした。

出発式の出席者のうち、安田大サーカスの安田団長、トライアスロンの白戸太郎選手、バイシクルクラブの岩田編集長らが「B.B.BASE内房」に乗車。車内でトークショーが催されました。

(2018年1月6日)

9時55分に「B.B.BASE内房」は館山に到着。

(「B.B.BASE内房」クハ209-2202・館山・2018年1月6日)

「B.B.BASE内房」は館山と和田浦に停車しますが、南房総の玄関口とも言える館山で多くの人が下車しました。

(館山・2018年1月6日)

週末ということで「新宿さざなみ」も館山に到着。

(「新宿さざなみ」クハE257-513/「B.B.BASE内房」クハ209-2202・館山・2018年1月6日)

平日は特急がやってこなくなった館山駅に特急と観光列車が並ぶというのも感慨深いですね。

「B.B.BASE内房」は10時21分に館山を発車。そして10時50分に終点の和田浦に到着しました。

(和田浦・2018年1月6日)

乗客を降ろした「B.B.BASE」は安房鴨川まで回送されます。

(「B.B.BASE内房」クハ208-2202・和田浦・2018年1月6日)

そして安房鴨川から館山まで回送し、復路に備えて待機します。

というわけで、和田浦駅からサイクリングスタートです。

(和田浦・2018年1月6日)

後編へ続きます。

 

今年最後の12月31日は、臨時特急「水上91号」の撮影で締めくくりました。

(「水上」クハE651-1006・吹上〜行田・2017年12月31日)

今年、「水上」は年末年始と夏に運行され、今年の夏から651系を使用しています。残念ながら「臨時」表示でした。

ところで「水上」の目的地となる上越線水上駅は奥利根温泉郷の玄関口で、1957年(昭和32)年に準急「ゆけむり」の運行を開始したのを皮切りに、「奥利根」「みくに」「ゆのさと」「苗場」「上越いでゆ」「みなかみ」等が運行されました。

1965(昭和40)年に準急を「奥利根」に統一。翌1966(昭和41)年に急行に格上げされました。さらに1968(昭和43)年に「ゆけむり」に名称を変更しています。

(「ゆけむり」クモハ165・鶯谷・1982年8月)

「ゆけむり」は吾妻線の急行「草津」や両毛線の急行「あかぎ」と併結。同じ高崎・上越線の急行「佐渡」「よねやま」よりも停車駅を増やしていました。

多客期には越後湯沢や石打に延長運転を行いました。特に冬季はスキー臨時列車「石打スキー」「小出スキー」「新雪」とともにスキー客を輸送して活躍しています。

1982(昭和57)年に185系200番代を投入。11月15日のダイヤ改正までは一部の「ゆけむり」に充当されました。

(「ゆけむり」クハ185-302・上野・1982年8月)

1982(昭和57)年11月15日のダイヤ改正で、「ゆけむり」の一部をL特急「谷川」に格上げしました。

(「谷川」クハ185-306・湯檜曽〜土合・1983年10月)

L特急「谷川」は下り4本、上り5本を設定。この時は急行「ゆけむり」も3往復残りました。

1985(昭和60)年3月14日のダイヤ改正で、東北・上越新幹線が上野まで延伸したことにより「新幹線リレー号」が廃止され、余裕が生じた185系200番代によって、165系急行を置き換え。この結果「ゆけむり」が廃止されました。

同時に「谷川」は自由席主体、定期券での乗車可能、料金の引き下げ、停車駅を増やした新特急となっています。

(「谷川」クハ185-316・上牧〜水上・1991年)

この時に行楽列車から通勤特急へシフトした感がありますね。

1997(平成9)年、上越新幹線に「たにがわ」が新設されたことから、「谷川」の名称を「水上」に変更。

(「水上」クハ185-316・新町〜倉賀野・2007年1月20日)

2002(平成14)年にはL特急、新特急の呼称を廃止して特急「水上」となっています。

そんな「水上」でしたが、上越新幹線や高速バスに打ち勝てず、2010(平成22)年12月から週末のみ運転の臨時列車に格下げ。2012(平成24)年からは年末年始や夏の多客時のみ運行の列車となりました。

(「水上」クハ185-314・行田〜熊谷・2013年1月2日)

通勤特急の役割は「あかぎ」に任せた感じですが、寂しいと言えば寂しいですね。

今年は4年ぶりに夏臨も運転し、しかも651系化。この年末年始も651系で運行されています。

(「水上」クハE651-1006・吹上〜行田・2017年12月31日)

かつての行楽列車から通勤特急となり、現在は臨時列車で細々と運行している「水上」。この列車に未来はあるのか正直心配です。

いやはや今年最後のブログがこれなのはアレですが、来年もよろしくお願いいたします。

JR東日本の新型レール輸送気動車、キヤE195系を見に小牛田まで行ってきました。

(キヤE195-1・小牛田運輸区・2017年12月24日)

現在、JR東日本のレール輸送には長物車を使用していて、機関車が牽引しています。これを気動車に置き換えることで機回しなどの手間を省き、機関車、貨車特有のメンテナンスや操縦方法を廃止することが狙いです。

ちなみにレール輸送気動車はすでにJR東海がキヤ97系で実用化していて、JR東日本のキヤE195系はキヤ97系をベースに耐寒耐雪などのカスタマイズを施したものです。そのため、外観・仕様はキヤ97系に酷似しています。

 

キヤE195系はキヤ97系同様ロングレール輸送用の編成と、定尺レール輸送用の編成が用意されます。

今回小牛田運輸区に配置されたLT-1編成はロングレール輸送車、通称ロンチキです。

ベース車のキヤ97系のロンチキ仕様車は13両編成で200mレールを輸送できますが、キヤE195系では11両編成として150mレールを輸送する点が異なります。

なお、定尺レール用は2両編成で、25mレールを輸送します。

ロンチキ編成の動力車は1・3〜5・7〜9・11号車の8両。

先頭車はキヤE195形です。

(キヤE195-101・小牛田運輸区・2017年12月24日)

性能試験に備えて測定機器を搭載しているようですが、本来は運転台部分以外はレールを搭載するスペースとなります。ロングレールの積み卸しは先頭部から行うため、運転台は高床構造として、レールを通す空間を確保しています。

中間車はキヤE194形です。

(キヤE194-2・小牛田運輸区・2017年12月24日)

キヤE195系は床下に機器を搭載する関係で、貨車の魚腹台枠を裏返したような車体を採用して強度を確保しています。また、車体の上部にある黄色い柱は排気管を通すためのものです。

エンジンは360ps出力のカミンズ製DMF14HZDを1両あたり1台搭載。

(小牛田運輸区・2017年12月24日)

JR東海の気動車は全面的にカミンズ製エンジンを搭載している関係でキヤE195系にも採用されたものと思われます。もっともJR東日本にもカミンズ製エンジン搭載車が存在するので、問題はないでしょう。

液体変速機は変速2段・直結3段のDW19Aを搭載しています。

動力台車はDT86形。

(小牛田運輸区・2017年12月24日)

付随台車はTR269形。

(小牛田運輸区・2017年12月24日)

キヤ97系のC-DT66形、C-TR264形をベースとして、LV棒周辺の構造を強化しています。
付随車は2・6・10号車の3両。このうち2号車のキサヤE194-101と10号車のキサヤE194-1には作業用発電機を搭載しています。
(キサヤE194-101・小牛田運輸区・2017年12月24日)
動力車と異なって排気管がありません。
6号車にはレールの締結装置を搭載しています。
(キサヤE194-201・小牛田運輸区・2017年12月24日)
発電機がないので床下はすっきりしています。
ロンチキ編成はすでに試運転を行っている様ですが、運用がない日は小牛田運輸区の専用留置線にいるようです。
(キヤE195-1・小牛田運輸区・2017年12月24日)
この留置線は小牛田駅の自由通路から容易に見ることができます。
来年にはキヤE195系定尺レール輸送編成も登場して、性能試験を実施する模様。JR東日本は運用エリアが広いので、各地で試運転をする姿を見ることができると思います。
 

12月23日からE353系が「スーパーあずさ」4往復に導入されたので、下り1番列車となる「スーパーあずさ1号」に初乗りしてきました。

(「スーパーあずさ」クハE352-2・新宿・2017年12月23日)

充当されたのはS102+S202編成。東京方の引上げ線から入線してきました。

(「スーパーあずさ」クハE352-2・新宿・2017年12月23日)

運転初日の1番列車と言うことで、出発式も執り行われた模様。

(「スーパーあずさ」クハE352-2・新宿・2017年12月23日)

では「スーパーあずさ1号」に乗りましょう。

(2017年12月23日)
乗車したのは指定席です。
(2017年12月23日)
全席コンセント付で稼働枕を装備。脚台は中央支持なので、足もとのスペースは広めです。
荷棚の下には座席指定表示器の準備工事済み。
(2017年12月23日)
そのうち「ひたち」「ときわ」のように全席指定席になるかもしれませんね。
一部車内には荷物置き場が設置されています。
(2017年12月23日)
知り合いがグリーン車にいたので、挨拶ついでにグリーン席も撮影。
(2017年12月23日)
座り心地が良さそうです。
乗車した感想は乗り心地がE351系よりも確実に良くなっているということです。車体傾斜装置のチューニングはとても良くできていました。時々空気バネから空気を抜く音がするのは、ご愛敬(笑
で、よくよく聞いてみるとカーブと関係なくなっていたので、車体傾斜装置ではなくLVの動作によるものみたいです。
ちなみに、個人的にはE351系の制御付自然振子の動きも嫌いではないですけどね。
むしろフルアクティブサスペンションで動揺をかなり抑えていることの方が大きいかも。線路のコンディションがいい区間では文句なしです。
また、テーブルも大きくなって、コンセントもあるので、快適性もアップしました。
そんな感じで松本に到着。
(2017年12月23日)
駅には大勢の人たちがE353系を出迎えていました。
(「スーパーあずさ」クハE352-2・松本・2017年12月23日)
車内清掃員を乗せた後、S102+S202編成は松本車両センターに引き上げていきました。
(クモハE353-2・松本・2017年12月23日)
来年3月のダイヤ改正では全ての「スーパーあずさ」がE353系に置き換わりますが、「スーパーあずさ」は常磐線の「ひたち」と並んで、JR東日本の在来線特急のエース格ですから、最新型車両を投入するのは当然のことだと思います。
とはいえ、定期運用を失ったE351系の去就も気になるところ。3月まではE351系とE353系の競演を楽しむことにしようと思います。

12月17日から運行を開始した西武赤電と、黄色塗装で残る新101系263編成の並びを撮影することができました。

(クハ1248/クモハ266・一橋学園・2017年12月19日)

赤電となった247編成は、1月19日まで多摩湖線で運行しています。また、多摩湖線で運用する新101系には、唯一黄色塗装で残る263編成がいて、白い新101系に混じって運行しています。

となれば赤電と黄色い101系のすれ違いを撮影したくなるというものです。

仕事が終わってネットで調べてみると、日中の国分寺〜萩山間の運用に両編成が入っていることがわかりました。夕方前から赤電は国分寺〜西武遊園地間の運用に入りますが、黄色編成は引き続き国分寺〜萩山間での運用なので、日没までに一橋学園駅で交換するシーンを撮影できそうなので、早速小平駅に向かいました。

小平駅に到着すると、萩山始発の電車に接続しているとのこと。ということで黄色い263編成がやって来ました。

(クモハ266・小平・2017年12月19日)

やっぱり101系は黄色い塗装が一番しっくりきますね。

この電車に乗車しつつ、ネットで調べてみるとどうやら一橋学園駅ですれ違うのは赤電の様です。このタイミングでは並びを撮るのは無理ですが、その分ロケハンに余裕ができました。なにせ一橋学園駅は島式ホームで駅撮りは困難だし、駅の周辺で撮影したことがなかったので。

情報通り一橋学園駅で赤電と交換しました。

(一橋学園駅・2017年12月19日)

まさか西武の駅でこのシーンを再び見ることができるとは思いませんでした。

赤電は西武遊園地へ向けて発車していきました。

(クハ1247・一橋学園・2017年12月19日)

赤電が帰ってくる前に白い新101系が来るので、それまでに撮影ポイントを決めるべくうろうろ。国分寺側はいろいろ障害物があって手持ちのレンズでは撮影は無理そう。ということで萩山側の踏切で撮影することにしました。もうひとつの問題は一橋学園駅のホームへは構内踏切を渡る構造なので、その辺りも考慮する必要があります。

そう思いつつ白と黄色で予行演習(笑

(クハ1260/クモハ266・一橋学園・2017年12月19日)

こちら側ではいろいろ厳しそうな感じがしたので、次は反対側から撮影することにしました。

(クモハ266/クハ1260・一橋学園・2017年12月19日)

上下列車の到着タイミングと構内踏切の開くタイミングによりそうですが、こちらの方がうまく行きそうです。

そして、本番。

ちょっと早めに赤電が来てくれました。

(クハ1247・一橋学園〜青梅街道・2017年12月19日)

黄色編成が停車する前に来てくれたので、ホーム上に人がほとんどいなくてラッキー!

(クハ1248/クモハ266・一橋学園・2017年12月19日)

やっぱりいい並びだな。

黄色編成は萩山駅へ向けて出発です。

(クモハ266・一橋学園・2017年12月19日)

黄色編成の国分寺行きもいいタイミングで戻ってきました。

(クモハ263・一橋学園〜青梅街道・2017年12月19日)

こちらもいいタイミング!

(クモハ266/クハ1248・一橋学園・2017年12月19日)

なかなか濃密な撮影ができて満足です。

(クハ1248・一橋学園・2017年12月19日)

西武新101系247編成が赤電塗装となり、12月17日から多摩湖線で営業運転を開始したので早速撮影しに行ってきました。

(クハ1247・国分寺〜一橋学園・2017年12月17日)

西武の赤電塗装は101系登場以前の通勤車の標準カラーで、ローズピンクとベージュに塗り分けられていました。

そんな赤電を振り返って……みたわけですが、実はそれほど馴染みがなかったりします。というのも子供の頃は西武線沿線に住んでいなかったもので。

多分、西武の赤電の写真を初めて撮ったのは1978(昭和53)年ごろです。清瀬にあった親戚の家に遊びに行ったあと、従兄弟と一緒に西武狭山線で501系に初めて乗車しました。

(クモハ501・西所沢・1978年12月)

下手くそな写真ですが、小学生がポケットカメラで撮影したものなので何卒ご容赦を(笑

501系の電動車は17mの初期車と20mの後期車が存在しましたが、17m車はのちに351系となり、501系は20m車に統一されました。そんな501系もこの頃は廃車が進行していて、1980(昭和55)年には全廃されたので、写真を撮ったのはこれっきりでした。

続いて新宿線で西武新宿駅まで赤電に乗車。途中でクハ1411形を先頭にした列車とすれ違いました。

(クハ1411・野方〜都立家政・1978年12月)

まるで旧型国電みたいな出で立ちの20m3扉車で、国鉄の戦災復旧車6両と、国鉄から払い下げられた木造車の台枠を流用して車体を新製した39両という陣容でした。

そして赤電の制御電動車とペアを組んで運用していましたが、1981(昭和56)年に全廃されています。

クハ1411形を撮影した時に乗車していたのが451系です。

(クモハ451・西武新宿・1978年12月)

451系は501系の後継車で、西武初の両開き扉を採用した軽量車体など技術的にはエポック的存在なのですが、国電みたいな切妻デザインが、湘南スタイルの501系と比べてカッコ悪いと、当時子供心に思ったものです。

まぁそれ以前に101系や2000系の黄色(レモンイエロー)の車体と比べると赤電は地味な印象でした。

 

この次に西武赤電に出会ったのは1982(昭和57)年のこと。

この頃の赤電は、支線区間が中心となっていました。

ということで東村山駅に行ってみたところ、国分寺線の551系が停車中でした。

(クモハ551・東村山・1982年8月)

551系は451系の後継車です。外観上の特徴は湘南顔をベースに全面窓を連続窓風に仕上げた、西武湘南顔を初めて採用したこと。このスタイルはカルダン駆動車の601系にも受け継がれました。

なお551系の4両編成は1985(昭和60)年までに引退しました。

 

そして赤電の完成系が701系、801系です。

(クハ1801/クモハ551・東村山・1982年8月)

西武湘南顔も進化して、腰部にシールドビーム2灯とステンレスの飾り帯、幕部に行先方向幕と尾灯類を配置するデザインとなり、この顔は101系にも受け継がれました。

701系の冷房化は1982(昭和57)年12月までに、801系は1983(昭和58)年3月までに冷房化と黄色塗装化が完了し、この顔の赤電はこの時点で姿を消しています。

 

551系のうち、制御電動車のクモハ551形と制御車のクハ1651形の2両編成と、571系は多摩川線で晩年を過ごしました。

(クハ1571・競艇場前〜是政)

571系は551系の中間車モハ571形とサハ1751形に運転台を取り付けて2両編成化したものです。赤電の増結編成として1978(昭和53)年から改造されましたが、本線系統からの赤電撤退で支線部に転身しました。ちなみにクハ1651形は元601系の制御車クハ1601形で、中間電動車が冷房改造の上701系に編入されたために余剰となっていたものを551系の制御車として活用したものです。

多摩川線の551系、571系は1988(昭和63)年3月までに引退。これで20m級の赤電は消滅しました。

 

西武最後の赤電となったのは、多摩湖線の351系でした。

(クモハ351・国分寺・1982年8月)

西武多摩湖線は国分寺駅の有効長が17m車3両分しかなかったため、351系の中間に17m級付随車のサハ1311を組み込んだ3両編成として国分寺〜萩山間で活躍しました。

しかし、国分寺駅の校了工事の完成で有効長も20m車4両となったため、1990(平成2)年6月で運用を終了。西武の赤電は完全に姿を消しました。

 

元赤電だった401系、新501系、701系、801系も1997(平成9)年までに引退。そして赤電が消えてから11年後の2001(平成13)年に101系159編成が赤電塗装となって姿を現しました。

(クハ1159・花小金井〜小平・2001年9月29日)

101系は新製時から黄色い車体なのですが、車体は801系とほぼ同一なので、違和感がまったくありませんでした。ちなみに冷房車の赤電は、701系の冷房改造ごく初期に存在しました。

この101系赤電は9月29・30日と10月7・8日に臨時列車で運行されただけで、残念ながら一般営業に就くことなく黄色に塗り戻されてしまいました。

この顔の101系も2010(平成22)年で西武線から姿を消しました。

 

高運転台にマイナーチェンジした新101系も本線系統から姿を消しましたが、多摩川線の開業100周年記念イベントのアンケートで赤電復活の希望が多かったのだそうです。

こうして247編成が赤電となりました。

(クハ1247・国分寺〜一橋学園・2017年12月17日)

この顔の赤電がどうなるのかと思いましたが、思ったより違和感がないですね。ステンレスの飾り帯が効いているのでしょうか。

247編成はしばらく多摩湖線を運行した後、1月24日から多摩川線で走るそうです。

多摩湖線で運用している間に黄色い263編成とのすれ違いシーンを見てみたいものですね。

 

 

 

今年も大井川鐵道で「きかんしゃトーマス号」「きかんしゃジェームス号」のクリスマス特別運行が行われますが、営業運転直前に重連列車が走るという情報をキャッチしたので、撮影しに行ってきました。

(抜里〜川根温泉笹間渡・2017年12月13日)

まずは新金谷駅へ。すると側線に14系500番代がいて、そっちに気が行ってしまいました(笑

(スハフ14-557・新金谷・2017年12月13日)

14系500番代の整備は進んでいるのかいないのかよくわかりませんね。来年あたりは登場するのでしょうか? それに「SLやまぐち号」用12系を導入するという噂も出ているのでそちらも気がかりです。

今回は使用しないトーマス用客車4両。

(オハ47 380・新金谷・2017年12月13日)

さて、普通列車が到着した後は「トーマス」「ジェームス」の発車までホームはマスコミタイムとなるので、外からの撮影になります。

「きかんしゃジェームス号」用の編成にはお座席車と展望車を連結していました。

(スイテ82-1・新金谷・2017年12月13日)

テールサインは「ジェームス」になっていました。

ホームでは重連を仕立てる前に「ジェームス」と「トーマス」が並べていました。

(新金谷・2017年12月13日)

今年はオリジナルヘッドマークを掲出するようです。

この後「トーマス」を連結して準備完了。ちなみに客車は3両編成でした。

(新金谷・2017年12月13日)

「トーマス」が先頭の重連はお馴染みといえばお馴染みですね。

出発前に道の駅川根温泉まで先行して撮影。

(抜里〜川根温泉笹間渡・2017年12月13日)

煙を出すタイミングが微妙でしたが、編成が短いのでなんとかなりました。

この後はいつも通り、追い越して先回りする予定でしたが、トンネル点検の片側通行に引っかかってロス。それでも千頭の手前で先回りすることができました。

(崎平〜千頭・2017年12月13日)

千頭駅に行くと「トーマス」が給水中。

(千頭・2017年12月13日)

給水が終わると「トーマス」を切り離し、「ジェームス」は客車を押してバック。「トーマス」はターンテーブルに移動していきました。

「ジェームス」はしばらくここで待機。

(千頭・2017年12月13日)
そして「パーシー」「ヒロ」と「トーマス」「ジェームス」の4両が並びました。
(千頭・2017年12月13日)
上り列車は「ジェームス」を先頭とした重連です。
(千頭・2017年12月13日)
この姿は初めて見ました。試運転ではあったのかもしれませんが、少なくとも乗客を乗せて列車では初めてではないかと思います。
まずは大井川沿いで撮影。
(下泉〜田野口・2017年12月13日)
引くとこんな感じです。
(下泉〜田野口・2017年12月13日)
続いて抜里へ移動して撮影。
(家山〜抜里・2017年12月13日)
テンダー機が先頭の重連は様になる気がしました(個人的感想)。
できれば本運転も行きたいところです。
 
 
 

 

12月9日に両国駅で「B.B.BASE」の一般公開があったので、見てきました。

(クハ208−2202・両国・2017年12月9日)

「B.B.BASE」は両国から房総各地へ向けて運行します。その「B.B.BASE」が発着する両国駅3番ホームが見学会場です。

自分が両国に到着したのは14時半過ぎでしたが、この時点でも待機列は45分待ちとのことでした。

そういえば3番ホームに来たのは超久しぶり。

(クハ208−2202・両国・2017年12月9日)

多分、前回来たときは1982(昭和57)年でまだ急行列車が発着していた頃だと思います(笑

車内見学は3・4号車でした。

3号車は指定席です。サイクルラックに自転車を固定した状態を見ることができました。

(モハ209−2204・両国・2017年12月9日)

連結部分から2号車の車内を見ることができました。

(モハ208−2204・両国・2017年12月9日)

ハイバックシートで可動式枕と大型テーブル付きで快適そうですね。コンセントも付いています。

ん? 車端部席にはサイクルラックがないように見えますね。実はこの部分のサイクルラックは窓側にあるのです。

(モハ209−2204・両国・2017年12月9日)
(モハ208−2203・両国・2017年12月9日)
この車両はイベントなどで使用したり、大型ディスプレイに情報を表示したりするそうです。
また洋式トイレも設置しています。
(モハ208−2203・両国・2017年12月9日)
洗面台は2カ所。
(モハ208−2203・両国・2017年12月9日)
連結面から2号車を見ることができました。
(モハ209−2203・両国・2017年12月9日)
自分もロードバイクを持っていて、昔は輪行したことがありましたが、混んでいると結構大変だったので、こんな電車があると便利だなって思いました。ぜひ乗ってみたいです。
 
 

 

 

 

都営浅草線の新型車両5500形が「都営フェスタ2017 in 浅草線」に展示されるというので、馬込車両検修場に行ってきました。

(5501-1・馬込車両検修場・2017年12月9日)

朝早めに会場に行ったのですが、すぐに列ができる程の盛況ぶりでした、撮影会場は1回15分ぐらいで、大体100人ぐらいずつ誘導していたようです。

撮影会場には8形式が勢揃いしていました。

(3027-8/9201-8/1025/5327-1/5501-1/5307-1/12-358/E5001・馬込車両検修場・2017年12月9日)

実はこのイベントに来たのは今回が初めて、過去には京成AE100形が来たこともあったそうです。

京成3000形と千葉ニュータウン鉄道9200形は兄弟車ですね。

(3027-8/9201-8・馬込車両検修場・2017年12月9日)

3000形はアクセス特急表示になっていましたが、実際にアクセス特急に使うのは青帯の通称3050形なのでこれはレアな表示ですね。

京急新1000形はアルミ車を展示。

(1025・馬込車両検修場・2017年12月9日)

これまた大師線の快速という遊び心全開の表示でしたw

そして浅草線の新旧コラボ。

(5327-1/5501/5307-1・馬込車両検修場・2017年12月9日)

浅草線5300形のことを詳しく調べていなかったので、今更ながらスカートの長さの違いに気付きました。

そして5300形に挟まれているのが注目の新型車5500形。

(5501-1・馬込車両検修場・2017年12月9日)

歌舞伎の隈取りを現代風にアレンジしたという顔がなかなかのインパクトですね。

車体はJ-TRECのステンレス車体「sustina」を採用しています。浅草線のステンレス車は5200形以来です。でも5200形は少数派でしたが。

大江戸線用の12-000形と電気機関車E5000形はやっぱり個性的なスタイルですね。

(12-358/E5001・馬込車両検修場・2017年12月9日)

馬込車両検修場は大江戸線の12-000形も担当していて、浅草線と大江戸線は短絡線で繋がっているのですが、12-000形は浅草線を自走できないので、E5000形がエスコートします。

また、浅草線内の救援にも使用できるよう、連結器は昇降する構造になっています。

(E5004・馬込車両検修場・2017年12月9日)

E5000形は初めて見ましたが、なかなか興味深いですね。

 

興味深いと言えばやっぱり12−000形も外せません。

(12-351・馬込車両検修場・2017年12月9日)

トンネル断面や車体サイズが小さなミニ地下鉄で、さらに鉄輪リニアモーターカーなので、技術的にも興味津々ですね。

工場棟では5300形と12-000形の台車、部品が展示されていました。

T-12D形台車は車輪径610mmという超低床仕様。

(馬込車両検修場・2017年12月9日)

急曲線に対応した自己操舵台車です。

通常の主電動機と歯車箱は存在せず、台車下側にT-LIM12リニアモータを搭載しています。

(馬込車両検修場・2017年12月9日)

T-LIM12リニアモータ単体も展示されていました。

(馬込車両検修場・2017年12月9日)

実際にはレール間に配置されているリアクションプレートとセットで走行します。
車上1次片側式3相リニア誘導方式で、120kWを発揮するそうです。
今回は初めて見たものがたくさんあって勉強になりました。