上げ潮時の厳島神社(夕) | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

宮島ブリューワリーで牡蠣を(たらふく)頂いた後は、陽のかたぶきかけた海岸を歩いて 厳島神社へ。

鳥居はすでに海の中でした。

でも 社殿はまだ 波が届き始めたところ。

満潮になっては見られない光景もあるー・・・。

という訳で この一種「中途半端」な時に、参拝する事に。


チケットを購入し、入口から建屋内へ。(建屋と見えて 実際は廊下:東廻廊(ヒガシカイロウ) ですが)



右手に水盤。

少しずつ満ちて来る水(と運ばれてくる藻)。


ん? 鷺・・・。(上がってきてる水は 海水のハズなんですがー)


修学旅行の一団がガイドさんと入ってきたー。(おかげで 見所の説明 聞けたりしちゃってー)))

床の板材に隙間があいてるのは 満潮時に荒れた場合 下から床を打つ水をここから(わざと)逃がして 破損を軽減させるためなのねー? (_って ブラタモリでも言ってたっけ)


祓殿(ハラエドノ)。
右手に大幣(オオヌサ)。/ 横に これで 自分で御祓いしてから入って下さい、と書かれてます。

正面には本殿の祓殿。その右手に舞台が見えます。

本殿の拝殿手前の廊下は修理中で バイパス(?)を通るようになってました。




廻廊の突当りは「朝座屋」という建屋。かつては貴人さんの休憩場所だったそうです。

廻廊の左手の庭(?)には_

鏡の池。

あの丸い池は水たまりではなく 清水が湧く場所だそう。

(干潮時にしか見られない景色ー)


廻廊を道なりに進むと、本殿手前にー
鏡池を模したと思われる 池が現れました。/潮が満ちてくると ここに水が溜まるのでしょう。

池の向こうには「揚水橋(アゲミズバシ)」。(かつてここで水を揚げる神事が行われていたと言います。) その横には水盤。

池の縁に「卒塔婆石」の説明板がありました。

平康頼(←平氏打倒の陰謀に加わった事が露見し、俊寛+藤原成経と共に薩摩の鬼界ヶ島へ島流しになった人) が鬼界ヶ島から流した 歌を書いた卒塔婆がこの池に流れ着いた~ そうです。(『平家物語』にも載るエピソードですが いやーそれは無理だろうー・・・)
↑↑そうそう、ググってて知りましたが 二つ上の画像の左隅に映る石燈籠は、許されて京に戻れたのは卒塔婆のお蔭、と康頼が奉納した物で「康頼燈籠」っていうんですってー。(ちゃんと撮ればよかったよー)

東廻廊_海側。

(↑廻廊に囲まれた「枡形」と呼ばれる場所。舟神事:「管弦祭」ではここに舟が入るそうです。)

道なり(?)に進みます。

(↓修学旅行生たちは 鏡池 の説明を聞いているのだと思います)

↓祓殿。

(↓アオサギ)

デッキのような 屋根なしの廊下:平舞台 を進みます。

(↑正面の横長の建屋は右楽房、その左の小さな建屋は右門客神社)
↓高舞台。(舞楽が奉納されます)

ファッションショーのランウェイのような この海に突き出した板張りの場所は「火焼前(ヒタサキ)」。

(↑平舞台にある青銅の燈籠は三つ。火焼前の付け根部分にある対の燈籠は1785年製。先端の物は1797年製。少しデザインも違います。)
人気の撮影スポット。/ 因みに ここから鳥居までの距離は 88間 なんですって。(縁起の良い数字らしい)


時に(燈籠の窓に見える)この紋は「三つ盛り二重亀甲に剣花菱」って言うんですって。

正面に 海に浮かぶ(本当は 立ってる)鳥居。美しい。


↓平舞台から見る 本社本殿の祓殿。




↓平舞台から海の方へ向くと、左門客神社(右奥)、左楽房(手前)。

↓平舞台から見た御手洗川の堤。

↓能舞台。(左が舞台 右が楽屋 その間に「橋掛(ハシガカリ)」)


能舞台に寄ってみます。

観賞するのは この辺りから になるのでしょうか? (それとも砂の上に席が造られるのかなー?)


西廻廊を歩きます。

これは廻廊から拝殿に渡された小橋_内侍橋(ナイシバシ)。 内侍(=巫女さん)が渡る橋、なのでしょうね?(拝殿の向こう側に 対となる橋が架かっています。)

まっすぐ行くと「大国神社」です。

大国神社の社と 陸を繋ぐ橋_、「長橋」。

大国神社の裏手には 廊下で繋がる「天神社」。陸側に 「鏡池’(ダッシュ)」? (何と呼ぶべきか)

(↑ここは清水が湧いてるわけではなく、海水が上がってきた時 一時的に丸い池が現れる~ というもののようですね?)

引き返してー

祓殿から見た 拝殿。

拝殿前から振り返った祓殿。(奥に鳥居)



拝殿前。(拝殿の奥が 本社本殿、です)

再び廻廊を歩いてー

出口の方へ。


陸側に境内末社の天神社。(大国神社と廊下で繋がっているところのー)

反橋(ソリバシ)が見えてきた。

勅使が通ったという華やかな反橋。

(勾配がきつくて実用的じゃないー と思ったのですが、当時は真ん中に階段が取り付けられたのかもしれない、との事)



反橋前から見た 出口に架かる廊下。

廊下から見た反橋。

廊下を進むと_

出口。(一方通行になってます)


外からもう一度見た 反橋。

↓天神社。


(↑右に ちょ っとだけ「鏡池’」)

この屋根の下の展示物は何?

後白河法皇 御手植えの松ですって!



↓長橋。(橋の先の建屋が「大国神社」になります)


この石段を下りると本殿の横に出るみたい。


鏡の池・・・もう 鏡の形をしていません・・・。(潮が満ちてきたんですね)


神社の入り口まで 戻ってきました。

30程前と比べて・・・水位、少し上がってるかな?

岸から見た鳥居。/ 鹿達がなぜか揃って鳥居を振り返ってて おかしかった^^;)


さ、宿に戻って お風呂+ご飯です。

つづくー。