では今回の旅のハイライト、「現存天守12城」の一つであり 『功名が辻』の主人公:山内一豊(ヤマウチカツヨト*)が築いた城:高知城へ上がってみましょうー。 (*ズと濁らないんですってー)
(↑県庁前から撮った天守閣)
が私は暑さに負けてフラフラだったので登城をキケン(?)。先に宿へ戻らせてもらいました。
という訳で お城へ行ったのも 写真を撮ったのも 全部亭主、なのですが_ 「聞き取り」(?)しながら 絵を貼りましょう。
(↑ここまで、は私も 見た んですけどねー)))
堀を渡るとそこは_
「自由の広場」という場所。木立が作る陰では鳩が涼んでいた模様ー。
追手門の先の石段を上がります。
天守が見えてきました。
↓石垣から突き出した石の樋(トイ)が見えます。
(↑城内で一番大きな石樋ですって)
↓説明板
三の丸の石垣
↑一見石を無造作に積んである~ っぽい、いわゆる「野面積(ノヅラヅミ)」。ですが水をよく逃がすので雨の多い場所には適した積み方、と言われています。
↓説明板 (最近の修復でも古来よりの野面積の技法が用いられた~との事)
だんだんお城が近づいてきました。
道なりに進んでいるようです。
正面に詰門が立ち塞がっています。
「門」ですが、通れません。というか 敵を通さないための施設なんですね?(一階部分は籠城用の「塩蔵」だそう)
すぐ左手に本丸に通じてそうな小路も見えているのですが この先には色々仕掛けが待っています。
本丸へ上がるためにはー
少し引き返して右手の曲輪(クルワ)_二の丸へ上がる必要があります。
で、ここが 二の丸。
「詰門」の上部の入り口。
ここを通らないと本丸へは入れない作り、なんですねー。
さて、この二の丸には奥御殿が造られていたと言います。
明治時代に描かれた図から この築山と池に面して藩主の居間があったと考えられている んですって。
さっきの詰門を通っているところー
抜けた先には石垣が作られています。多分戦時にはここに石を落として(埋門として)敵の侵入を防ぐつもりだったのでしょう。
通路(?)の上には廊下門が渡されていました。
ようやくたどり着いた本丸~。
本丸 というと 天守閣があるだけ~ というお城が多いのですが、なんと高知城は「本丸御殿」も残っています。
入館できる上 撮影もOK!
(ちなみに_ 「創建当初の御殿は金箔張の襖など贅を尽くしたものであったが、再建時には全体に質素な造りになったという。」(←リーフレットより)だそうですー)
↓館内にはこんな物も展示されていたよう。
↑NHKの大河ドラマ『功名が辻』で仲間由紀恵さんが着用した小袖^^)
↑『功名が辻』の一場面 妻のきんすで買った立派な馬~。の押絵。
↓建屋の模型。
で、 この模型のある階の上が 天守、だそうな。
一段上がると
破風の間。
もう一段上がるとー
鯱の高さだったらしい・・・
が、撮れてない^^;)
その上が最上階。
どんな眺めなのかー
南_
(↑漆塗りの高欄(コウラン)にご注目。これは一豊が家康に願い出て許されたもの、なんだとかー)
南東_
東_
北東_
北西_
西_
南西_
・・・北の絵が無いようですね???
と そこはプチ残念ですが 複雑に重なる甍や目近に鑑賞できる鯱など なかなか~ です。
降りて参りますー
これは数珠紋の陣羽織、ですって。
幕末の藩主:山内豊信(トヨシゲ/隠居後は容堂(ヨウドウ)の物といいます。 (土佐藩は江戸時代に一度も国替えを経験せず、最後まで山内家が統治した藩なんですねー)
搦め手の黒鉄門。
門の外から 天守閣を改めて鑑賞ー。
屋狭間 鉄砲狭間 の開いた壁。
振り返ってみた黒鉄門。
このルートからも帰れたようですが_
亭主は元来た道を引き返してます。(「その方が速そうだったから」ですって)
という訳で 再びの廊下門。
廊下門を潜り、詰門を渡って 二の丸へ。
これは 二の丸から詰門前へ出ようとしてるんですね?
桝形のポイントを通ります。(元々はこの石垣の上に防御用の建屋が置かれていたのでしょうね?)
下りきった所に 「山内一豊の妻」の銅像があったよう。
その先には ・・・ クラーク先生?
違った 板垣退助だ^^;)
そして追手門から退出した_のね。
門を潜ったところに 「国宝 高知城」と彫られた石柱が。
その先_
↑一豊の騎馬像。
~と こんなのが高知城だった 模様です。
<おまけ>
宿の前に こんな旗がありました。(翌日気づいたのですが)
↑「高知城を国宝に」!
えー?すると 高知城は国宝じゃあ なかったのー?
Wikiを見ると・・・
「昭和9年に 天守など15棟の建造物が国宝保存法に基づく国宝(現行法の重要文化財に相当)に指定される。」とあります。つまり 戦前は国宝だった、んですね?
が 昭和20年に空襲で被害を受けー
昭和25年に(国宝の基準が変更されて)「重文」となった_。むーん なんだか残念。
高知城を再び国宝に、という高知の皆さんの願が叶う日が きますようにー。/おしまい