最近の記事
「学童保育、安全対策に遅れ 指導員足りず事故相次ぐ」
http://www.asahi.com/national/update/0512/TKY200805120150.html
どれどれ、と思って記事を読んで驚愕。
脳みそにウジが沸いてるんじゃないか、この記者。子供が遊んで怪我するのがそんなに問題か?
「室内で児童どうしがぶつかって口を切るケガをした」ことがそんなに異常なことかね?
「指導員が求められる」って、指導員入れてどうするの?子供が動かないように縛り付けるのか?
ほんと、朝日にかぎらず最近の新聞の論調、かなり狂ってるよ!
むしろ、こんな記事を載せている記者のほうが記事になるんじゃないかね。
体調が悪いと、こんなしょうもないことに腹が立ってくる。
抗生物質
この数日えらく体調が悪く、熱で寝込んでしまってました。
でも抗生物質のおかげで、なんとか今日は京都で研究会報告を終えることができました。ありがとう>ジスロマック。
当日は、経済学の先生方から誘われて、一人だけ異分野からの発表だったのですが、いろいろと質疑応答があり、とても有益な時間を過ごさせていただきました。私の出身した大学院から経済学理論の大黒弘慈先生がわざわざ聞きにきてくださって、とてもびっくりしました。あんな発表で恐縮です(冷汗)。
終わった後の懇親会でも、いろいろと情報交換をさせていただいて、異業種交流(といっても思想史という意味ではかなり近いのですけど)のよさを堪能させてもらいました。スミスも流行と慣習の相互交代について述べているなんて、はじめて知った。しかも社会学よりも歴史が長いので、教わることが多かったです。
イギリス経済学史の研究者がたくさんいらっしゃったので、スミスからケインズ、ベヴァリッジ以降の福祉国家にいたる流れについてレクチャーを受けることができました。皆さん近年の新自由主義の復活には心を痛めておられるようで、社会問題に強い関心をもっており、こちらと話題が合うところがおおく、勉強になりました。しばらくイギリス社会思想を本気で勉強しようかと思ったくらい。
飲み会では、懇親会費の割り方を例にしながら、アリストテレス以来の「配分の正義」が議論されるところは、さすがに経済思想家たちの集団ならでした。レストランで
「各人の必要におうじて料理を配分するか、年齢におうじて配分するか、地位におうじて配分するか、財力におうじて配分するか、平等に配分するか、これは配分の正義の問題なんですよ!」
と大声で話しているおじさんたちの姿は、周囲からすると、ちょっと異様ではあるのでしょうけど。
しかし、思想史や学説史がどんどん大学からなくなっているのは、経済学でも事情は同じようで、「最近の若手の学者にはマルサスが経済学者だって知らない人もいたよ」なんて話もありました。そりゃあ、ドストエフスキーが小説家だってこと知らない文学者と同じくらいやばいよね。社会学だったらコントを知らない社会学者はいないもんね。
あと経済学の分野では、最近は人事にあたって「インパクト・ファクター」(論文の引用数)が大きな意味をもつようになってきたらしいのですが、実はこれ過去二年分の引用数しかカウントされないので、「みんな2年以内に自分の論文が引用されることを考えて論文を書くので、もう100年や200年前の話なんかどうでもいいって感じになってますよ」ということでした。
さすが経済の時代、いい意味でも悪い意味でも、経済学は社会科学の先端を走ってるんだなとつくづく感心しました。
徹夜
今日は(というか今日も)研究室で徹夜になりそう。連休前には片づけるはずだった仕事だったのに。たくさん貯まっちゃって、その整理に追われています。
ちなみに、最近ヤフオクで電気焙煎機能付きコーヒーメーカーを手に入れたので(なんと2000円でした!)、こういうときはせっせと焙煎作業を作業をするにかぎります。
焙煎機能はおまけなので、一回に4杯ぶんしかできません(泣)。だからまとめて3、4回やらないと、学生たちが集団でやってきたときに対応できないのです。まあ、なんといっても自動でやってくれるし、手間はかからないんだけどね。
焙煎器を手に入れたおかげで、コーヒー代がだいぶ楽になりました。店で焼いてある豆を買ったら100グラム400円くらいしますが、生豆だったらその四分の一以下だったりしますからね!
参考 ワイルド珈琲 価格表
でも、焙煎しているあいだは煙と臭いがすごいのが難点(以前他の先生から「火事ですか?」ってドアをノックされたことがあるくらい)。それに、ちゃんとしたコーヒー屋の焙煎豆や、「いるいる 」で自分の家で焙煎するのにくらべたら、焼き加減の調整ができないぶん、物足りないところはあるんですけどね。それでも、スーパーで売ってる真空パックよりも安くておいしいです。
・・・ってクダ巻いてないで、さあ仕事しなきゃ。
橋本くん
橋本知事になって、大阪府はえらいことになってるようです。とくに文化行政が最悪。まあ、もともと大阪府って文化行政をずっと切り捨ててきたところなんですけど。まだ滋賀県よりは充実してるけどね。
・悲愴 橋下知事の倹約タクト、大阪の楽団「存亡の危機」
http://www.asahi.com/special/08002/OSK200804260010.html
・橋下知事、20億円御堂筋キラキラ構想 歳出削減は?
http://www.asahi.com/politics/update/0424/OSK200804240107.html
・89歳老学者、38歳大阪府の橋下知事を叱る
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080409/lcl0804090019000-n1.htm
この知事、ちょっと発想がやばいよな。「大阪を光の街にする」って、ようするに神戸ルミナリエみたいなことをしたいんだろうけど、街全体を夜中のコンビニやショッピングセンターみたいにするつもりなのかな。この人の頭のなかでは「文化=近代文明=人工灯」って図式なんだろうな。まるで19世紀の人みたい。
ということで、いろいろと署名活動が始まっています。どちらも急ぐようなので、とりあえず。
・大阪の社会・労働関係専門図書館の存続を求める会
http://rodoshomei.web.fc2.com/
・大阪センチュリー交響楽団を応援する会:署名のお願い
http://www.osaka-century.sakura.ne.jp/
前から思ってたんだけど、こういう署名活動って個別にバラバラでやってることが多いんだけど、どうして組織になって、まとまらないんだろうか。とくに今回のばあい、どれも根は同じだし。うまくいけば知事のリコールまで追い込めると思うんだけどな。まあ、府民じゃないから私にはそこまでできませんが。
藤棚
この3月まで九州で働いていた知人から、35000円で譲ってもらいました。現在乗っている車がとうとうイカレだしたので、ちょうどよいと思って即決しました。しかし、それに積んであったカーナビがかなり調子が悪かったので、古いほうの車に積んであったカーナビを新しい車(といっても90000キロ走った中古車ですけど)に積み替えることにしました。
はじめ滋賀県の業者で探したのですが、取り外しだけで一台3万円と言われ、積み替えだと9万円かかる計算になったので、困っていました。しかも、「その車種じゃあ、規格が違うから無理」っていう業者もいたし。
それで困っていると、別の知人から大阪の業者さんを紹介してもらって、月曜日に行ってきたのですが、すごく安く載せ替えることができました。こちらは「うまくはめ込めなくても、電線むきだしでも、とにかく動いたらいいから」と言ってあったのに、隙間はサービスでシーリング加工をしてくれました。
以前から思っていたのですが、京都や滋賀にくらべると、親切な商売人が多いですね、大阪は。京都や滋賀みたいに、足下みて値段ふっかけられるようなことが少ない気がします。融通もきかせてくれるし。客が厳しいせいかなあ。
作業を待っているあいだ、近くの公園をぶらついていたら、藤の花がもう咲いていました。藤ってゴールデンウィーク頃に咲く花じゃなかったっけ。さすがに大阪は暑いんだなあ。
今週は、火曜日から三日連続で夕方から京都校舎で会議があります。当然、その後は飲み会があるので、外食がずっと続いています。でも、瀬田校舎よりも環境は恵まれていて、周囲に喫茶店もあるから空き時間も有効に使えるので、実は楽しみだったりします。それに、会議が終わったら、西洋史や東洋史、会計学や経済学の話を専門家からマンツーマンで、しかも無料で聞けるんですから、ほんと贅沢だと思います。