訪れた理由は、天竜川で拾ってきた石を元の場所に戻すためでした。
先月、訪れた時に孫と川遊びをし、変わった石が二つ目に止まり家に持ち帰ったのでした。
共に、20cmほどの石で、一つは白く、断層のように何層もの縞模様で、その縞模様はクネクネ折曲がっていました。
Yahooの知恵袋で調べてもらと、古い地層の石で、強い圧力が加わってできた石との事。名前は忘れました。
もう一つの石は、青みを帯びて、濃淡の模様が入っていました。
この石、変わった表情をしていて、その模様が断層のようにずれ、割れたものが再び一つに合わさったように線が入っていました。
この石の正体は分からないままでしたが、昨日分かりました。
画像をUPすれば良いのですが、神聖な石のように感じたので写真の掲載は止めます。
上手く表現できていませんが、こんな感じの石でした。
戻しに行った理由は、ネットで、この石の名前を調べていた時、「川で石を拾ってきたら災いが続いた」と書かれた記事があったからです。
内容は、読む事を避けたので分かりません、
それから少しして、長女の家族が、コロナに掛かりました。
今、日本中、沢山の発症者で蔓延していて、長女の家族が掛った事は特別な事ではないし、軽症で直ぐに回復したので、気にもしていませんでしたが、数日前に、長男の子供が2歳の誕生日を向えた時、高熱を出し、それが中々引く事は無く、結局入院する事になったのです。
コロナ禍の中、幸運な事に、直ぐに大きな病院に入院できましたが、検査の結果、あまり原因が分かっていない病気でした。
ただ、治療法が確立しているので、少しは安心しましたが、この子の持っている持病がどう影響するか不安でした。
昨日の時点で、まだ熱が高く、医者も、対処治療に迷っていて検討中でした。
私は、この事から、天竜川で拾ってきた石を戻そうと思い、昨日、飯田市へ向かいました。
この日は、昼から、大雨になると予報が出ていて、雨雲レーダーも、真っ赤になった雨雲が、南信州へ向かって来ていたのです。
飯田の末娘の家にはコロナ禍の中である事から寄らずに、天竜川に石を戻しに行きました。
昼になり、雲ほ多くありましが、時々、陽が射して雨は降る気配は見せませんでした。
雨が降っても絶景が見れるスポットが最近できた事をお客様から聞いていたので、その場所に行く事にしました。
天竜川の「そら散歩」と言う場所です。
高速道路の橋の下に、散歩道が造られているのです。
全長280m、高さ80mで、下に天竜川が流れ絶景です。
思った以上にインスタ映えする場所でした。
タイミング良く、下を走る飯田線を車両が通過して行き、まるで、ジオラマを見ているようでした。
この時点でも雨は降って来なかったので、最近アップした記事で書いた、阿智村(南信州)のホウキの木が見たくて信濃比叡広拯院に行く事に。
雨の降りだす時刻をとっくに過ぎていて、山の中に在る事から、土砂崩れや、落石が心配で、頼むから雨は降らないでくれと祈り、切り立つ山肌を見ながら向かいました。
最近の雨は、異常な降り方をするので不安でした。
雨の降りそうな雲が漂っていましたが、何とか降る事も無く到着しました。
この日の朝、この場所へ行くかもしれないので、黒ニンニクを多めに食べてきました。
昔、この場所、昼神は、「蒜神」と書き、「蒜(ひる)」とは、ニンニクを意味していました。
それは、比叡山の開祖、泰澄大師が、この地で魔物と遭遇した時、口に「蒜」を含んで退治したと言う伝説から付けられ、それにあやかったのです。
着いて、直ぐに、最澄大師の大きな像が目に入りました。
本堂に入ると花の天井絵が目に入りました。
天井絵は撮影可能でしたが写してありません。
コチラのHPで見て下さい。(広丞院HP)
ご本尊様へお参りしようとすると、
ご住職が、不滅の法灯の火を、お線香に点けて渡してくれました。
それを供え、ご本尊を見ると、薬師如来様だったのです。
孫の病気平癒を願いに来たから、ピッタリの仏様で、私の願いは叶うと確信しました。
そして、立派なお札を頂きました。(画像は控えます)
それと一緒に入っていた「照千一隅」について書かれた物が入っていました。
医王殿の文字の御朱印
本堂を出ようとしたら「白蛇縁日」の告知が目に入り、白蛇が宿った岩が有る事を知りました。
本堂を出て左にその岩があり、その岩を見た時、驚きました。
私が、天竜川で拾った名前が分からなかった石と同じような岩だったのです。
その岩には、白いヘビのような模様が入っていたのです。(画像は控えます)
その岩は「蛇紋岩」と書かれていました。
この名前、以前にも伊勢神宮を訪れ不思議な体験をした時に出て来た名前で知っていましたが、初めて見たのです。
伊勢の鬼門を護る朝熊山(あさまやま)に、この地の特徴が書かれている物があり、伊勢の岩盤は蛇紋岩だと書かれていたのです。
この蛇紋岩は、マントルが地上に現れ、水と反応して造られた岩石なのです。
次に、源氏物語に登場する「帚木(ははき)=ほうきの木」を観に行く事に。
車で5分ほどの場所にあり、駐車場に停め、その場所に行くと薄暗い杉林の中を登って行った先にあるようなのですが、
獣でも出そうな雰囲気で、案内所の人によると、入り口から200m行った所と言われていたので躊躇しました。
妻は、絶対に嫌だと言い、見る事は諦めました。
その入り口がこれです。
私が止めたのが伝わりましたか?
パンフレットの写真で申し訳ありませんが見て下さい。
この説明書きには50mほどと書かれていたので、直ぐの所にあったようです。登るべきでした。
案内所にあった、帚木(ははき)の木の実物の破片が展示してありました。
駐車場に戻ると、先に滝が見える場所があると書かれていて、その先には、まるで清水寺の雰囲気のある滝見台がありました。
滝見台から見た滝。
今日の予定していた場所を廻り終え、帰路に就く時に、電話が鳴りました。
入院している孫の母親からでした。
熱が下がったとの事。
そうしたら、急に雨がポツリポツリと降り出してきたのです。
私の願いが届いたのかもしれません。
不思議な事が良く起きる方は、くれぐれも、川で石を拾ってこないように。