高松で
かまたまうどんを食べました。
ねぎ入れて、生卵とだしをかき混ぜて、
食べました。
うまい。
フジテレビ資本映画「udon」を観ました。
※以下、ネタバレあります。
地域復興の映画なんですが、
その復興の原動力になったタウン情報誌が
廃刊しちゃったのはちょっと気がかりでした。
地方都市にブームの波がやってきて去っていく。
有料タウン情報誌はフリーペーパーに取って代わる。
ブームの仕掛け人たちは次のブームを別の地方に見出す。
そんな映画を在京テレビ局が作る。
地域の自立に必要なのは
誰かが作る追い風に乗るのではなく、
向かい風のなか、自分たちでオールを漕ぐことだと改めて実感。
たまに追い風が来ますが、それを待ち狙い、当てにするのではなく
それはあくまでもリバレッジ。
その瞬間、多くのサービス業がやってきますが
彼らは祭りが仕事。
神輿になってやるかぐらいのスタンスでいたいものです。
神輿で担がれてるから自分が高いところにいるように錯覚しますが
お祭りは終わるから楽しいもの。
大事なのは追い風を待つのではなく、
ブームのお祭り騒ぎとは
自分でオールを漕ぐなか、追い風が吹いて
たまたまちょっとの間らくに漕げたという感覚だと再認識。
サービス業は先行投資が少なくて済む分、
そのとき、その瞬間を高く売ろうとしますが
製造業は長期的展望を持って一つのことをじっくり深めていくことが強み。
中央と地方の関係を考えるとき
サービス業と製造業の時計の違いから学ぶことは多い。
どちらか一方ではなく双方の共存。
水平分業型メーカーから学ぶことは多いし、
投資よりも貯蓄を重視した日本型金融経営の再評価によって目から鱗が落ちる点も多い。
一方で垂直統合型による安定雇用をほぼ実現した松下幸之助の評価や
サブプライムローンにまで追い込んだアメリカ型投資社会の生み出す消費に頼りきっていた日本経済もまた
絶対に忘れてはいけない。
相反する価値観や敵対する関係にある主義主張をどちらも租借すること。
だからこそ、「地域」の「情報誌」が廃刊する「udon」という「中央」資本の「映画」を私は手放しでは評価できない。
あ、もちろん号泣しました。
けどまあ、お酒飲めばしょんべんが出るように、映画みりゃ涙は出るもんです。
しょんべんの量とお酒の出来が関係ないように、
涙の量と映画の出来は関係がない。
地域を盛り上げよう!という映画を見に行く地方の人が増えれば増えるほど
地域から中央にお金が流れていく。
なんじゃそりゃ?
ハーメルンの笛吹きスキームと名づけよう。
映画監督も出演者も悪くない。
むしろ監督本広克行は香川出身だし、そのほかにも香川出身の役者がたくさん出てた。
もしかしたら製作者(出資者=テレビ局)までも
素朴に地域復興のためにと思って作った映画なのかもしれない。
「善行を行っている」と思ってモノゴトに当たるときにこそ、蛮行は行われる
とはよく言ったもんです。
「udon」を観て、四国旅行から帰ってきて、そんなことを改めて思った。
相反する価値観の租借。
自分のしていることが良いことかどうか。むしろここは悪い点かもしれない。
そんな「おそれ」の佇まい。日本人はそれを教養と呼んできた。
謙遜や謙譲の精神を僕は四国旅行を通して、四国の方々から頂戴しました。
ありがとうございました。
UDON スタンダード・エディション [DVD]
¥995
Amazon.co.jp
かまたまうどんを食べました。
ねぎ入れて、生卵とだしをかき混ぜて、
食べました。
うまい。
フジテレビ資本映画「udon」を観ました。
※以下、ネタバレあります。
地域復興の映画なんですが、
その復興の原動力になったタウン情報誌が
廃刊しちゃったのはちょっと気がかりでした。
地方都市にブームの波がやってきて去っていく。
有料タウン情報誌はフリーペーパーに取って代わる。
ブームの仕掛け人たちは次のブームを別の地方に見出す。
そんな映画を在京テレビ局が作る。
地域の自立に必要なのは
誰かが作る追い風に乗るのではなく、
向かい風のなか、自分たちでオールを漕ぐことだと改めて実感。
たまに追い風が来ますが、それを待ち狙い、当てにするのではなく
それはあくまでもリバレッジ。
その瞬間、多くのサービス業がやってきますが
彼らは祭りが仕事。
神輿になってやるかぐらいのスタンスでいたいものです。
神輿で担がれてるから自分が高いところにいるように錯覚しますが
お祭りは終わるから楽しいもの。
大事なのは追い風を待つのではなく、
ブームのお祭り騒ぎとは
自分でオールを漕ぐなか、追い風が吹いて
たまたまちょっとの間らくに漕げたという感覚だと再認識。
サービス業は先行投資が少なくて済む分、
そのとき、その瞬間を高く売ろうとしますが
製造業は長期的展望を持って一つのことをじっくり深めていくことが強み。
中央と地方の関係を考えるとき
サービス業と製造業の時計の違いから学ぶことは多い。
どちらか一方ではなく双方の共存。
水平分業型メーカーから学ぶことは多いし、
投資よりも貯蓄を重視した日本型金融経営の再評価によって目から鱗が落ちる点も多い。
一方で垂直統合型による安定雇用をほぼ実現した松下幸之助の評価や
サブプライムローンにまで追い込んだアメリカ型投資社会の生み出す消費に頼りきっていた日本経済もまた
絶対に忘れてはいけない。
相反する価値観や敵対する関係にある主義主張をどちらも租借すること。
だからこそ、「地域」の「情報誌」が廃刊する「udon」という「中央」資本の「映画」を私は手放しでは評価できない。
あ、もちろん号泣しました。
けどまあ、お酒飲めばしょんべんが出るように、映画みりゃ涙は出るもんです。
しょんべんの量とお酒の出来が関係ないように、
涙の量と映画の出来は関係がない。
地域を盛り上げよう!という映画を見に行く地方の人が増えれば増えるほど
地域から中央にお金が流れていく。
なんじゃそりゃ?
ハーメルンの笛吹きスキームと名づけよう。
映画監督も出演者も悪くない。
むしろ監督本広克行は香川出身だし、そのほかにも香川出身の役者がたくさん出てた。
もしかしたら製作者(出資者=テレビ局)までも
素朴に地域復興のためにと思って作った映画なのかもしれない。
「善行を行っている」と思ってモノゴトに当たるときにこそ、蛮行は行われる
とはよく言ったもんです。
「udon」を観て、四国旅行から帰ってきて、そんなことを改めて思った。
相反する価値観の租借。
自分のしていることが良いことかどうか。むしろここは悪い点かもしれない。
そんな「おそれ」の佇まい。日本人はそれを教養と呼んできた。
謙遜や謙譲の精神を僕は四国旅行を通して、四国の方々から頂戴しました。
ありがとうございました。
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