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本日の旅先タンペレ - フィンランド



2024.5



サウナの後は湖に飛び込む!!


本日は、ヘルシンキから電車(インターシティ)で1時間半、タンペレの街を訪問。

この辺りは湖水地方で豊かな自然が感じられるフィンランド第二の都市。


1日観光でサウナをハシゴしてきました。

1)ムーミン・ミュージアム

2)タンペレ・マーケットホール(Tamperreen Kauppahalli)

3)ラヤポルティ・サウナ(Rajaportin Sauna)

4)カウピノヤン・サウナ(Kaupinojan Sauna)


1)ムーミンミュージアム

タンペレの駅から徒歩15分ほどで見えてくる博物館。外観は普通のビルっぽいので、ファンシーなものを想像している方はご注意を。

ムーミンのそれぞれの物語をテーマにした展示と、企画展で作者のトーベ・ヤンソンの生涯に関する展示をしていて非常に興味深かった。

かなり見応えがあるので、1時間以上は滞在してじっくり見るのが良いかと。




2)タンペレ・マーケットホール

ムーミンミュージアムからバスで10分ほどのところにマーケットがあり、食材店と並んでレストランが。こちらでランチを。

本日はサーモン丼(15ユーロ)。日本を出てから2週間、久しぶりの米である。といっても、長米だが、十分美味しい。


丼はソースが選べる。私はブルーチーズ。もう一つはホースラディッシュ。

紫キャベツとワカモレがトッピング。雰囲気としては、ハワイのポキ丼の北欧版。

とても美味しかったのだが、ボリューム多すぎて食べきれなかった。


3)ラヤポルティ・サウナ

マーケットからさらにバスで15分ほどで、1906年開業、フィランドに現存する最古の公衆サウナへ。

こちらは、男女別になっており、水着ではなく裸で入るタイプ。

脱衣所にはロッカーなどは無いので、貴重品は最低限で持ってきて、リュックに鍵をかけて置いておくだけ(盗難がありそうな雰囲気は皆無だが、安心のため)。


シャワーもないので、温泉のように掛け湯して入ります。2階に上がったところにベンチがあり、10名も入れば満員になりそう。

温度は日本のサウナと変わらない感じ。独特なのは、休憩は脱衣所でも良いのだが、入り口の外にベンチがあり、地元の人はみなそこで歓談している。


我々もタオルを巻いて、外に座っていると、なぜかカタコトの日本語を話すおじさんと息子さんが。「うちの息子は引きこもり」とおじさんがいうと、息子(20代くらいかな)がイヤイヤ違うと手を振るw 彼は週に4回はここに通っているらしい。

裸でそんな世間話をするのが、地元のサウナ道なのだろう。


金曜土曜は14時から。火木日がお休みなので、訪問日は注意。


4)カウピノヤン・サウナ

そしてUBERで湖沿いを走り次のサウナへ。

ラヤポルティがのどかな田園サウナとすると、こちらはハードコアなサウナ。とにかくコアなサウナーしかいない。

こちらは混浴なので、水着着用。貴重品ロッカーとシャワー室あり。


サウナ内 97℃

屋外 25℃ 

湖 5℃


ありえない熱さ、寒さである。ちらほらアジア系の観光客もいるようだが、全員見るだけ。

我々は気合いを入れて、ガチサウナーの中に入ってきた。


サウナ内は熟練の常連さんが、たまに水をかけ猛烈な90℃のスチームが常に充満。

韓国の汗蒸幕に近い温度だが、それ以上に熱い感じがする。

木のマットが外にあるので、それを敷いて、頭にタオルをかけ(常連さんはサウナハット)入る。

2軒目ということもあり、一瞬で汗が流れてくる。持ち込んだ冷水入りのボトルは持てない熱さに。ロッカーの鍵も火傷する温度だ。


そして5分ほど?(こちらのサウナには時計がない)で、外の湖に降りていく。

水温5℃は足をつけただけで痛い。初回は膝までで精一杯。

外で涼んでいても、先ほどと打って変わって、和やかな雰囲気は微塵もないw


今度は、サウナ後に湖に首まで入ってみる。

冷たいことは冷たいのだが、不思議なことに全身入った方が気持ちが良い。

サウナに詳しくないので、なぜかはわからない。が、10秒以上は無理。サクサクと上がります。

足の感覚がほとんどないので、注意しながら階段を上がります。

そして3回目。顔を隠すなど対策が取れてきてだいぶ快適になってきたものの、全身真っ赤である。

赤いまだらがその後しばらく続いたが、現地の人もそんな感じだったのでこういうものなのか??




その後、シャワーでスッキリして駅までバスで移動。

行きは車だったが、バス停まで、獣道のようなところを歩くのでちょっと不安になるが、バスは定刻で到着。

車内で19時発ヘルシンキまでのチケットをVRアプリで購入し、20分ほどでタンペレ中央駅に到着。

金曜夜で電車は満席だったが、定刻より2分遅れで発車(駅では2分遅れの表示がされているのが驚き!日本みたいである)。


湖水地方タンペレへの日帰り旅行は、マリメッコや大聖堂などの観光とは違ったフィンランドを体験できて非常に楽しかった。


世界で幸福度が高く、世界で一番人口当たりのヘヴィメタルバンドが多い国、フィンランド。

最も優しい人種であるメタラーの真髄を感じる旅だった。


ちなみに、フィンランドのメタル映画「ヘヴィ・トリップ」を2019年に映画館に見に行ったのだが(多分新宿の単館上映)、

この映画に見られるフィンランド人の素朴さとコアな精神を肌で感じられるだろう。

映画の一場面で、道路のスピード違反のカメラの前を走って宣材写真を撮るのだが、サウナの前でカメラを構えていたら、目の前を通った自転車のお兄さんが写真に映るようにピースをしてくれた。一瞬のことだったので撮り逃したが、動画でなかったことが悔やまれる。