株式市場が調整相場になっており、
それに伴い個人投資家が新NISAで損をしたと騒いでいるようです。
厳しい意見ですが、
何故、投資の勉強をしてから投資をしないのでしょうか?
よく勉強しても投資では勝てないから意味がないという人がいますが、
それは根本的に間違っています。
そもそも投資にはリスクがあります。
リスク回避するために、勉強が必要となります。
高価な買い物、例えば家とか車を購入するとき、
いろいろ調べるのは当たり前のことです。
それなのに投資になると、面倒な勉強を避けて、
有名人のユーチューブを見たりして、
適当にインデックスや個別銘柄を購入していませんか。
通常では考えられない投資姿勢です。
実際のところ今の株式相場は暴落でも何でもなくて、
調整相場にすぎません。
本当に怖いのはこれからです。
リスク耐性を鍛えなければ、投資をすることは難しいです。
そして時には、思い切って損切することも必要となります。
仮に500万の損失を出しても、その後に700万の利益を出して、
総合的にプラスにするのが投資です。
ましてや新NISAに関しては、損益通算できないのだから、
少し考えれば個別株ではなく、長期投資型のインデックスが向いているという
結論にたどり着くはずです。
そして長期分散型の積み立て投資をするのであれば、
含み損ができるような株価が安い時に淡々と購入するから勝てるという
理屈を知ってから投資をすべきです。
このブログでも何度も指摘していますが、
リスク資産に対する投資は資産管理をして、投資比率を抑えるところから
スタートすべきです。
仮に金融資産が1000万あったとしても、私は相場は水物と考えているので、
相場が良くても30%の300万、今のような調整相場なら15%も150万ほどしか投入しません。
暴落相場では株価が40%下がることは結構ありますので、
仮に150万投資したとして、一時的にマイナス75万の含み損ができます。
資金が1000万に対して、75万であれば、全体の資産の7.5%のマイナスとなり、
大きなダメージにはなりません。
リスク資産に投資するときは全体の資産に対するリスク許容度を知ることが鉄則です。
周りの投資家の利益をだした話に乗っかるのではなく、
臆病な長期投資家の損失の怖さを語る話に耳を傾けるべきです。