中国のバンド白鯊JAWSと日本の接点あれこれ
中国アニメ『時光代理人 -LINK CLICK-』のOP曲「Dive Back in Time」のオリジナルを歌っている白鯊JAWSは、なにかと日本に縁のあるバンドです。いくつかランダムに書き出してみます。白鯊JAWS / Baisha JAWS白鲨JAWS[Báishā JAWS]ボーカル:魚麦扣(Yu Michael)ベース:老妹儿(Laomer)ギター:BangBang(〜2021, 2023〜)ギター:吳嘉林(2021〜)サウンドエンジニアの老妹儿、そしてアメリカのバークリー音楽大学で出会った魚麦扣とBangBangが2019年に北京で結成した。短期間で活躍の場を広げ、アニメ『時光代理人』のOP曲「Dive Back in Time」で一気に知名度を高めた。我雖不才(Started From Nothing)2019年 1stシングルバンド結成のきっかけはRADWIMPS2019年、ベースの老妹儿がスタッフとして参加していた音楽フェスでRADWIMPSを見て「こんなバンドがやりたい」と思い仲間に呼びかけた。ボーカルの魚麦扣もRADWIMPSが好きで、バンドをやりたいと思っていたため、老妹儿の呼びかけに応えた。[机核GCORES]日本人ミュージシャンも参加2019年の1stシングル「我雖不才」(Started From Nothing)以降の多くの曲でミキシングに戸田清章、マスタリングに瀧口“Tucky”博達が参加している。他にも日本のミュージシャンが参加している曲がある。編曲:関口シンゴ(彗星、一直拼盡全力就好了)ドラム:小牧和高(方向)ドラム:山木秀夫(你看到了、異類無礙)魚麦扣はavexの歌手に詞を書いたことがある日中混合グループWARPs UPのデビュー曲「Rock Tonight」(2019)の中国語版歌詞を手掛けた(MYUZIC名義)。ちなみに、日本人メンバーのSANTAとRIKIMARUは後に「創造営2021」からINTO1のメンバーとしてもデビューした。魚麦扣は日本の音楽にも影響を受けている2019年、米津玄師の上海公演を見た感激を伝える日本語投稿。微博@鱼麦扣2021年の投稿。ほかの人の音楽やライブ動画に強い刺激を受けたという内容で、具体的な名前を挙げている。The 1975、“dism”(Official髭男dism?)、RADWIMPS、ONE OK ROCK、Aimer、Eve、Vaundy、Damien Rice。微博@鱼麦扣魚麦扣は日本で歌ったことがある2019年、音楽大学の友人であるピアノ連弾ユニットEIKO+ERIKOのコンサートにゲスト出演した。微博@鱼麦扣魚麦扣は日本語で歌ったこともある2018年、ソロで活動していた頃に宇多田ヒカルの「Stay Gold」(大橋トリオ版)を日本語で歌った。一緒に歌っているのは、当時A&Rを務めていた熊貓團PandaBrosの“悪魔”。彼が後にプロデュースした熊猫堂ProducePandasとも関わりを持つことになる。フル動画 bilibili@我是鱼麦扣メンバーは日本語を学んだことがある魚麦扣とギターのBangBangはバークリー音楽大学の日本語クラスで出会った[机核GCORES]ベースの老妹儿は日本語ペラペラかもとある動画で老妹儿が「戸田清章さんとは全て日本語でやり取りしている」という話をしている。映し出されるメールの文章からも上級者感が伝わってくる。bilibili@白鲨JAWSSNSでも流暢な日本語が出てくる。もともと彼は有名なレコード会社のサウンドエンジニアでもあり、「青春有你3」にもレコーディングスタッフとして参加していた。老妹儿は熊猫堂ProducePandasの日本語曲「The ONE」のレコーディングにも参加している。下の動画の1分45秒あたりから・・・日本語で「戸田さんの声も聞こえるように~」って話してる人、老妹儿じゃないかな? どうだろう? もしそうだとしたら、かなりペラペラですよ。これだけ日本と関わりがあるなら、日本向けの活動も期待できるかもしれません。いずれ音楽フェスか何かに呼んでもらえるといいですね。音楽配信Amazon Music(白鲨JAWS)Amazon Music(白鯊JAWS)Apple Music(BaishaJAWS)Spotify(白鲨JAWS)YouTube Music(白鲨JAWS)ほかSNSbilibiliInstagramTwitterYouTubeチャンネル過去ブログ白鯊JAWSの記事一覧