中国の人気歌手である周深(ジョウ・シェン)と言えば、新曲発売のペースが異様に速いだけでなく、キティちゃん並みに仕事を選ばないイメージがあります(個人的に)
数日前にこのブログでこんなことを書きました。
“周深は中国内の人気ゲームやアニメの関連曲は言うに及ばず、ディズニー/ピクサー、ジブリ、そしてとうとう任天堂まで手中に収めました。
次はどこだろう?サンリオか?”
≫中国のポケモン25周年記念曲。周深が歌う「可夢」
そしたら、今度のコラボ相手は、まさかの人民検察院(日本の検察庁に相当)でした。
どういうこと???
我的答案(My Answer)
2022年3月1日配信
作詞:徐晴子
作曲:黄愚人
編曲/制作:黄一
≫网易云音乐
MV≫微博@最高人民检察院
この曲は「人民検察概念曲」と銘打たれた人民検察院のイメージソングのようです。
まずこんな企画があることに驚きました。どんな目的で誰をターゲットにしてるんだろう?
歌詞は検察院の理念みたいなものを壮大な比喩を駆使して歌っているようです。壮大すぎて犯罪者じゃなくRPGのラスボスと闘ってそうな雰囲気。
検察のイメージソングがこんな勇ましい感じに仕上がるのは中国っぽい気がして面白いと思うんですが、それだけに終盤はもっとミュージカルのクライマックスみたいに、過剰なくらい盛り上がってくれるとよかったなー。
人民検察院はこれまでにもオリジナル曲を出したり、抖音(TikTok)などでオリジナルアニメを公開したり、若者向けと思われる企画を色々行っているようです。
こういうのは何らかの効果を発揮してるのかな? それとも「たいして話題にもならないお役所キャンペーン」程度のものなんでしょうか?
ちなみに、周深は19日配信のポケモン曲「可夢」から今回の「我的答案」の間にさらに2曲、新曲を出してます(「在意」「夢想指路」)