【ドラクエ7リイマジンド】クリア後感想|見事に再構築された名作RPG
こんばんは♪︎今回は『ドラゴンクエストVII Reimagined』の感想です。クリアするまでのプレイ時間は90時間以上、総プレイ時間は100時間を超え、ラッキーパネル限定アイテムもすべて入手するなど、じっくり遊んだ上での感想になります。発売から少し時間は経っていますが、ゆっくり遊んで気づいたことや感じたことを中心にまとめています。これからプレイする方や、気になっている方の参考になれば嬉しいです。ジオラマのような世界を快適に探索フィールドや町、モンスターの質感が非常に良く、思わず足を止めてしまうほど。ドールルックのキャラクターは愛らしく、町はジオラマ風、建物はドールハウス調。まとめられた世界観は見事な仕上がりでした。カメラを回転させながら隅々まで探索する楽しさは、オリジナル版から変わりません。さらに本作ではダッシュ移動が可能となり、基本的にどこでもルーラが使えるため、移動のストレスが大きく軽減されています。ダーマの水晶でいつでも転職できる点や、便利ボタンに登録できる「くちぶえ」(その場ですぐ戦闘可能)、ボス戦前などに設置された女神像など、細かな部分まで快適な作りとなっています。ドラクエ7Rの世界をじっくりと味わえる環境が整っていると感じました。ダークな側面も持つシナリオ不条理な出来事やダークな展開もところどころありますが、そのぶん世界観に深みがあり、物語に引き込まれます。物語の進行に合わせてNPCの会話内容が変化したり、後から町に戻ってみると、救いを感じられる瞬間もあります。オリジナル版の良さを残しつつ、丁寧に再構築されたシナリオは本作の大きな魅力です。一部例を挙げるとすれば、フォロッド周辺のエリーやリゼットに関するエピソード、アイラが仲間になった後のグランエスタード城のイベント、グリンフレークのリンダに関わる物語など。こうした印象的なエピソードが、細かな部分まで丁寧に再構築されていると感じました。また、随所に組み込まれたムービーやボイスの実装も、世界観への没入感をさらに高めています。戦闘がとにかく楽しい主人公たちやモンスターの動き、技のエフェクトはいずれも細かく作り込まれているので、たまにバトルスピードを「普通」にして、演出をじっくり味わってみるのもおすすめです。女神像の存在により道中でMPを過度に気にする必要がなくなり、戦闘そのものを純粋に楽しめるようになりました。作戦は基本的に「バッチリがんばれ」に任せていますが、打撃・特技・呪文を状況に応じて使い分けてくれるため、大きく困る場面はありません。ただ、冒険を進めていく中で「この呪文や特技も使ってほしい」と感じる場面があったのも事実です。呪文や特技の使用を細かく設定できるAI調整があれば、さらに戦闘の自由度が高まったのではないかとも感じました。それでもボイスの実装による臨場感や、テンポよく進められる戦闘バランスのおかげで、最後まで飽きることなく戦闘を楽しめました。ラッキーパネルの面白さ寄り道要素となるラッキーパネルでは、その時点では手に入らない、豪華な装備や道具が入手できるチャンスがあります。ボーナスの宝箱からは、見たことのない装備や道具が手に入ることがあり、どんなアイテムが出るのかワクワクしながら楽しむことができます。冒険を忘れてしまうほど、ラッキーパネルには引き付ける要素が詰まっています。細かな設定が生む快適さ敵の強さや経験値量などを細かく調整できる点も嬉しいところです。通常戦闘ではバトルスピードを「超はやい」にしてテンポよく進め、ボス戦では「普通」に戻して命令を出しながら戦うなど、状況に応じて使い分けられるのも魅力です。自分のプレイスタイルに合わせて調整できる柔軟さは、本作の完成度の高さを感じさせます。一部シナリオの再編と新規エピソード発売前から言及されていた通り、シナリオの取捨選択により一部シナリオが削除や再編されています。PS版からプレイしている身としては多少の変化も気になるところでしたが、正直、違和感を覚えることはほとんどありませんでした。それよりも、オリジナルの物語に沿いつつ、プレイヤーの選択によって過去作品では見られなかった新しい結末が用意されていたり、新規エピソードが追加されている点は、「Reimagined」というタイトルにふさわしい調整だと感じました。特に印象が残っているのは、主人公とマリベルの幼少期を描く新規エピソードです。マーレとの会話、マリベルとの約束、アミット家とのやり取り、そして旅立ちのシーンまで、どれも語り尽くせないほどの満足感がありました。旅立ちの時、かつてキーファが背中を押してくれたように、マリベルが主人公の背中を押してくれる演出も印象的で、改めて仲間たちの存在の大きさを感じさせてくれます。また、各地を巡ることになるエンディングや、名曲とともに流れるグランエスタードの様子も必見です。長い冒険を終えたあとだからこそ感じられる、素晴らしい締めくくりでした。おわりにPS版から大好きな作品の一つですが、「ドラクエだから面白い」のではなく、ひとつのRPGとして純粋に完成度が高い作品だと改めて感じました。これだけの作品を再構築するのは、簡単なことではありません。オリジナル版の魅力を大切にしながら、現代のプレイ環境に合わせて丁寧に再構築された本作は、『ドラゴンクエストVII』を知っている人にも、初めて触れる人にも自信をもっておすすめできる作品です。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!