
「永遠なんぞ」
眠りの浅い、夜と朝の境界線を行き来している、
見上げる真上に雨の鳥がふわり舞い去る、
虚空に螺旋、滑空してゆく渡り鳥、
地に這いつくばる魂たちは、今日も呼吸を揺らして惑う、
地を這う以外に進む術を知らぬ私は、
溢れ落ちゆくため息を、知らぬ間に踵に擦り潰してた、
永遠なんぞを知ってしまった私たちの魂は、
手にはできぬと知っていながらどうにかそれを掴み取ろうと手を伸ばす、
陽炎、火花、運ばれゆく雲、
無言の水にさざめく波紋、静かな雨にて雫の垂れる青い葉よ、
どうやら今日も不器用ながらに足掻く候、
たった一粒、光を手繰る手には雨粒、
風に乗る鐘、南からは海の匂い、
泳ぎ疲れた飛沫を跳ねる、トビウオの背に映る虹、
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