フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記 -44ページ目

実際に使う人の視点

インターンの子の企画を実行してみた。
(ただし、だいぶ直した後で)

で、

「どですか、自分の企画が投入されて、
 フィードバックが世の中から帰ってくる、というのは?」

と聞いた。

そしたら、次のように言っていた。

「自分の中で勝手に作っている前提とかがあるんだなと一番感じます。」
「実際に使う人の視点が必要ですね。」

ということです。

任天堂の宮本さんの記事 を事前に渡していたので、このことを言っている模様。


カスタマーサポートとマーケティング部門を一緒にした理由

普通の会社は、カスタマーサポートとマーケティング部門は分離している。

でもうちでは、その部門を一緒にした
カスタマーサポート&マーケティング、略称CS&マーケ、だ。

今まで色々やってきて、マーケティングで重要なのは二つの要素だと思った。
・お客さんを徹底的に理解できているかどうか
・企画に失敗はつきものなので、仮説検証を高速でぐるぐる回し、すごい勢いで進化していけるか

うちの会社で、これらが一番できるポジションは、カスタマーサポート。
お客さんとダイレクトに接触する場所にいるので、
仮説が得やすく、検証もすぐできる。

カスタマーサポートの現場には、宝石が落ちているのだ。
(だから、僕自身も、今でもカスタマーサポートに時々入っています)

レアジョブは、仮説検証を高速で回す会社
エキスパートの意見よりも、学問的な理論よりも、お客さんの反応を重視する会社でありたいと思っている。

レアジョブが大きくなったときも
担当マーケティング業務を分離する、
たとえば、AcquisitionとConversionを分離させるとかはあっても、
カスタマーサポートとマーケティング自体を分離させることはないだろう。


ZARAやGAP、ユニクロなど、最近成功しているアパレル企業は皆SPAという形態をとっている。
通常のアパレル会社は、売るだけ、とか、つくるだけ、とかも多いが、
このSPAというのは、つまり製造から小売りまでを一貫してやっている。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
顧客ニーズを本当につかんで自分自身で企画し、商品開発を行い、タイムリーなマーケティングとともにお客様に商品の良さを伝えて、自分自身の手で売っていく。SPAであれば、このワンサイクルを回しているなかで、商品の背景を立体的にお客様に説明することができるのである。
しかし、それがメーカーであれば、小売店に商品を渡すだけで、どんな宣伝をして、どこの売り場でどういう状況で売られているのかをよく知らない。我々のようなSPAであれば、自信があってつくった商品やお客さまにとってメリットのある商品、ニーズを満たせると考える商品に関して、それぞれの特徴を価値ある情報として発信することが可能だ。
・・・
ほんとうによく市場を見ていて、お客様の心理を読み、我々の能力を考えながら、ピンポイントにここが売れる要素だというところを突くことができれば、常に売れる商品がつくれるかもしれない。しかし現実には、そういう売れるスイートスポットのようなものがどこにあるかというのは、発見する法則もないし、したがって教えることもできない。だから毎日のように周到に、MDやR&Dやマーケティングの人たちといろんな問答を繰り返しているのだ。たいへんな努力、改良につぐ改良や試行錯誤を繰り返さなければ売れる商品はつくれない。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
柳井正「成功は一日で捨て去れ」 P126
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

お客様の意見を企画部門にどう反映させるか、というのは非常に重要で、
レアジョブがまだそれを十分にできていないことは百も承知だが、
CS&マーケ部門 で、少しでも、そういうことができるようになりたい

起業でガラリと変わる

高校の後輩と、1年ぶりに会った。
彼は半年ちょっと前に起業した人で、
前回あったのは起業する前。

で、今回、起業した後に会って、その変貌っぷりに驚いた!

まだ25ちょっとすぎたくらいだから、
年相応にイケイケな感じがしたのだが、
なんていうか、ガラリと変わっていた。

起業後、相当苦労をして、
自分のできることと、できないことが、正確にわかってきた模様。

彼は、うちのめされることはたくさんあったらしいが、
でもいまだファイティングポーズは崩さない。
崩すつもりなんて、まったくない。

その姿勢は、すごく好きで、将来絶対コイツは成功すると思った。

彼のブログ はこちらです。
富裕層相手のビジネスをやっているので、お金に余裕のある方が読むといろいろ面白い情報があります。

時間をかけないと人は伸びない

最近フィリピンにいる期間を短くしていたので、今回は長めにしてみた。

で、長くして何やっていたかというと、こっちのスタッフのCapability buildingをやっていた。
新しいスタッフと、ミドルマネジメントに集中して、仕事を一緒にやった。

こっち来る前は、こっちのスタッフのスキルレベルが実はちょっと不満だったのだけれど、
原因はスタッフにあるんじゃなくて、やっぱり僕にあるんだと再認識させられた。

僕がこっちにいない → 僕がいろいろ教えられない → 現地スタッフの成長が(僕の期待よりかは)遅い

ということだった模様。。。


やっぱ時間かけないと、人って伸びないナ、

と思った瞬間だった。

もっとも、こっちのスタッフを伸ばすことと、日本側のプロジェクトを推進していくことと、
両方を天秤にかけないといけないわけですが。

全部飲む

フィリピンにいるのですが、ここ1週間ほどはずっと風邪・・・
日本は祝日だし、ホテルで寝ていればいいものも、今日は大事な日だったのでそうも行かず出勤。

しかし、風邪ひいていると、大丈夫なつもりでも、自分の英語が支離滅裂になっているのがわかる。。。
今日はスタッフの全体ミーティングがあったが、なんとも締まらないスピーチだった・・・

で、1日中、熱と咳と鼻水で実にダルそうにしていると、スタッフがわらわらと色々なものをくれた。

戦略コンサル辞めて起業している日記-kaze

左下はリンゴのすりおろし汁で、それ以外に何かが浮かんでいるが、詳細は不明。
右上もリンゴのすりおろし汁が入っていたが、これは飲み干した。
左上は、ゲータレード。緑色したスポーツドリンク。
右下は「ルパ」という、風邪に良く効くと言われる黒い粉(詳細不明)を、青い色のゲータレードに混ぜたもの。ちょっと味見するとすごく苦い。

それ以外にも、バナナとかヤクルトとかももらった。

「俺、風邪では薬は飲まない主義なんだよな」 と一瞬迷ったが、
「従業員に出されたものは全部食べる・飲む主義でもあるな」 と思い、 
良く分からないものがたくさんあったが、片端から飲んでいった。


今は・・・ というと、なんだか体がホカホカする。

たまには従業員の前で風邪をひいてみせるのも悪くはないネ、と思った1日だった。

日本テレビ系列「スッキリ」と読売新聞に掲載いただきました

現在フィリピンにおり、詳細が確認できないのですが、
今朝の読売新聞でレアジョブをご紹介いただいた模様です。

ありがとうございます。

また、その記事が本日の日本テレビ系列「スッキリ」にて紹介された模様です。

こちらもありがとうございます。

読売新聞は帰ってから見れるとして、
「スッキリ」はけっこう好きな番組で、見たかったなぁ。。。

泣くな

1年前にグズグズ泣いていたスタッフ が、大きく成長 した。


今日ミーティングをして、

「近々昇進の対象に入れるかもしれないけれど、
そうなると僕とのインタラクションが増えるんだけれど、
くれぐれも、あのときみたいに泣かないでね」

と念押ししといた。

そのスタッフは、一瞬きょとんとした後、笑って 「はい」 と言って、
明らかにあの件を引きずっていたのは、
泣いたスタッフじゃなくて、泣かした僕なんだとわかった。

問題解決トレーニング

フィリピンで、新人社員プラスαに、問題解決トレーニングを実施中。
4テーマまでは同時にFacilitateできる。

しかし、問題解決というのは、
情報をどのようにConvertしていくか、という手法の問題なのかな、
という気がしてきた。

トップイシュー
. ↓
最適な打ち手の特定

これをいきなり期待するのは無理がある。 

だが、下記を順を追ってやってもらうのは、
フォーマットを用意し、きちんとフォローすれば、
新卒社員でもぜんぜん可能だと、自信がついてきた。

トップイシュー
. ↓
調査やインタビュー用の質問項目 ← 自分の問題意識
. ↓
調査やインタビューで得られたコメント
. ↓
ファインディングを箇条書きに羅列
. ↓
ロジックツリー
. ↓
イシューツリー
. ↓
イシュー/インパクト、イニシアチブ/実現可能性の表
. ↓
打ち手の特定 (=実行してみる仮説として最も適当なものの特定)


回を重ねるごとに、みんなのアウトプットの水準が上がっている気がする。

これは、トレーニング参加者が優秀になったせいなのか、
それとも、僕のトレーニングのしかたがうまくなったからなのか、
どっちなのかはわからないが。


もちろん、コンサルとかと比べると、比べるのもおこがましい水準のものであるが、
背後に仮説→検証を控えた事業会社で必要なレベルとしては、これで十分だと思っている。

TOEICを実質無料にします

本日、レアジョブでTOEICを実質無料にする企画 を開始いたしました。

レアジョブを続けていくなか、自分の英語力がどれだけ伸びたか知りたい生徒様は大勢いらっしゃいます。また、英語力の伸びを測るためにTOEICを過去受験されたことのある生徒様は大勢いらっしゃるかと思います。
そのような方のために、日頃の感謝の意を込めまして、TOEIC受験料全額(6000円相当)をレアジョブが実質負担する形で、TOEIC受験を応援させていただきたいと考えております。
これによって、生徒様皆さまがご自身の英語力の伸びを実感し、英語学習にさらなるモチベーションが感じられましたら幸いです。



「レアジョブを、どうしたら日本でもっと広めることができるんだろう」
経営者として、日夜、そのことを僕は考えています。

ある人はこう言いました。
「メディアにもっとお金をかけて、露出をもっと増やすんだ」
ある人はこう言いました。
「セグメント別にメッセージを特定して訴求していくんだ」
ある人はこう言いました。
「社会起業を切り口に、英会話プラスαで売っていくんだ」

それらの話は、筋はみな通っているし正しいのですが、
「最優先でとりくめと言われるとな・・」
と違和感を感じていました。



で、あるときに気付きました。

「レアジョブをもっと受け入れてもらうためには、
 まずレアジョブを、今よりももっと世の中のためになるものにすべきなんだ」

レアジョブが、日本の役に立てることは何か。
答えは簡単です。
日本人の英語力を伸ばすこと、です。

日本人の英語力が伸びない原因は何か。
これの答えも簡単です。
中高で習った基本的な文法・単語力はあるのに、それを実際に使う機会が極端に限られているから、です。

だから、25分129円~でマンツーマン英会話レッスンを提供する。
安価で良質な英会話レッスンを大量に供給する
これがレアジョブのミッションです。

安いと、続く。
楽しいと、続く。
継続できる英会話、レアジョブ。

でも、あるときこう気づきました。
続けてもらうこと自体は、手段であって、目的ではありません。
続けることじゃなくて、結果を出すことが大事なんだよな、
生徒様が結果を出すことに、もっと執着すべきなんだよな、と。

今日出した、TOEIC実質無料企画 は、その一環です。

英会話を続けようというモチベーションを維持するときに大事なのが、どれだけ伸びたか、です。

そういう打ち出し方をしましたが、僕個人としては、
生徒様がどれだけ結果を出されたのか、非常に興味があります。

・どのように受講されている生徒様が、どのような結果を出しているのか。
・そのような伸びを実現するために、レアジョブとしては何ができるのか。

もちろん、これは会社からの持ち出しを伴う企画です。
格安英会話の会社にとって、これがどれだけリスキーなことか、存分に議論しました。

ですが、うちはTrial and Error、仮説検証を高速で回していく会社 です。
いろいろ試算した結果、この企画が失敗しても経営に大きなダメージは与えないと判断し、
やってみることにしました。

うちのCTOは、自分のパッションについてこう言いました。

「僕は、レアジョブを、携帯電話やパソコンみたいに、
 誰もがやっていなかったものから、
 誰もが当たり前のようにやる、
 そういうサービスにしたい」

レアジョブは、
「安い英会話」でもなく、
「続く英会話」でもなく、
「英語力が本当に伸びる英会話サービス」、
そう認知されたときが、
レアジョブが当たり前のように使っていただけるときなのだと思っています。

レアジョブでは、TOEICが実質無料 です。
レアジョブがまだの方も、無料体験をぜひお試しいただければ と思います。

Lesson for results

本日、2教材をUPしました。

TOEFLスピーキング用教材
英語面接用教材

(TOEFL教材のは、以前うちをつかっていた生徒様のアイデアがもとになっています。
 大手商社の方で、MBA受験にうちを活用いただき、
 無事米国の超有名MBAで現在勉強されていらっしゃいます。
 この場を借りて御礼申し上げます)


UPしたところ、ある生徒様から、さっそく次のようなおほめの言葉をいただきました。

TOEFLのスピーキングの教材ありがとうございました!
すばらしいです。私は、英検1級のスピーチの練習をしているので、近いうちにやってみたいと思います。ちなみに、いつか、英検1級用の教材も作って下さるとうれしいのですが。。。本当にありがとうございました。



昨日フィリピンに来たのですが、日本からの飛行機の中で、
さて2周年、レアジョブを今後どうしようか、色々考えていました。

  安いから、楽しいから続けやすい。
  続けられるから、英語力が伸びる

こういうところは訴求出来てきたと思うのですが、
はたして、じゃぁ具体的にどういう成果が出るのかについては、
不明確なままだったんじゃないかな、と思いました。

今日UPした2教材は、結果を出すためにレアジョブが何ができるか、を考えた結果です。

  プロセスだけじゃなくて、結果を出すことにこだわる

この思いを、"Lesson for results" というキーワードに凝縮して考えています。
レアジョブは、皆さまの英語力が本当に伸ばせるサービスでありたいと考えております。
よろしくお願いいたします。