ご訪問いただき、ありがとうございます。
「日本語を教える」といっても、学習者のニーズや属性もいろいろですし、
一言で言い表すことはできません。
今日はレッスン形態、
特にグループレッスンに絞って書きたいと思います。
さて、日本語を教えよう、となった時に、
クラスのサイズは様々だと思います。
国内で一番需要が高いのは、
日本語学校でクラスレッスンをすることでしょうか?
ただ、私のように個人塾をしていると、
15人から20人のレベルの会う学習者を独りで募ってレッスンするのはかなり困難です。
なので、個人塾は個人レッスンとグループレッスンを組み合わせて行っています。
中でも私は特にグループレッスンが好きです。
グループレッスンをうまくいかせるコツは、
私が思うところただ一つ、
「誰かの得意な点と誰かの不得意な点をうまく合わせて、
学習者同士で補い合えるようなムードを作ること」です。
プライベートレッスンの場合、常に
講師=教える人
学習者=学ぶ人
という図式ができてしまいます。
これは学ぶことに集中できるという長所はあるものの、
雰囲気に広がりが出ず、講師と学習者の相性が悪い場合、
互いにストレスを抱えます。
しかし、グループレッスンの場合、
講師=教えたり、促したり、見守ったりする人
学習者=学んだり、教えたり、促したりする人
というように役割に幅が出るのです。
このことによって、
会話に幅が出たり、
授業中に緊張感が減らせたり、
と様々な利点があります。
この雰囲気を作るには、
講師は教えることに集中しすぎないこと、
常に学習者のムードを観察し、
学習者同士で補えるところは彼らに任せてしまうことが必要です。
皆さんもグループレッスンをする際は、
教え過ぎず、学習者の力を信じて任せてみてください。
満足感と充実感を与えること。
これもレッスンのコツです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。