わたしの更年期⑩ 最終回まとめ
- 命に関わる病気ではなく、必ず終わりがくる症状だと知っていたから。
- 私の回りに生き生きとした素敵な60代の女性(更年期障害を卒業した)がたくさんいらっしゃるから。
- 自分の中で起こっていることだから、必要以上に怖がる事もなければ不安になる必要もないと思っていたから。
- 更年期障害についての勉強だけ行い、ネットであれこれ検索したりはしなかったから。
- 不都合な状況を何か(他人、時間、年齢、お金、運命など)のせいにしない。起きた事は全て受け止めると決めていたから。
皆様こんにちは。新宿御苑アロマ&リフレクソロジーねむの木の竹本まさえです。
更年期障害が発症し卒業するまでの45歳から51歳までの6年間を綴ります。
私の更年期障害の経験が、更年期真っ只中の皆様、これから更年期を迎える皆様、ご家族や親しい方に更年期障害で悩んでいる方など多くの皆様のお役に立てたら嬉しいです。
前回の日記
漢方薬局へ通い始め半年が経つと汗疱は激減し、ところどころにポツポツと出来る程度になりました。
ここから完治するまでは、更に約1年ほどかかりました。
本当にあの痒さは地獄でしたし、見た目も酷すぎたので、以前は月に一度は通っていたマッサージもこの頃は躊躇していました。
鬱っぽい症状と倦怠感は日に日に回復し、漢方薬局へ通い始めてから約1年でほぼ感じなくなりました。
この頃には仕事が終わった後や、お出かけ後ぐったり疲れ果ててしまう事もほとんどなくなっていました。
それでも、まだ自分の体調に自信が持てず探り探りの日々でした。
「またあの感情がいつ襲ってくるかわからない。」
「あまり動きすぎるとまたぐったりしちゃうかもしれない。」
「友達と会う元気はあるけれど、長い時間は無理かもしれない。」
いつもそんな思いが頭をよぎっていました。
不安なうちはまだまだゆったり過ごそう。
今は病後のリハビリ期間のような時期。
6年近くも自分の心と身体と向き合ってきたんだから、今さら慌てない!焦らない!
そう自分に言い聞かせて過ごしました。
元気になり始めてから更に注意したことは、予定を詰めすぎないことでした。
身体も気持ちも大分軽くなったのが嬉しくて、ついつい予定をすし詰めにしたくなってしまいがちでしたが、約束事は一日ひとつ、頑張れば3つこなせそうな予定でも2つに留めるようにしていました。
その範囲内で活動的に動くようにしました。
あれもこれもではなく、ひとつひとつの予定を丁寧に大切に行うように心がけました。
更年期障害前は当たり前に行っていた習慣も、少しずつ復活させました。
例えば月に1度のマッサージや、朝のウォーキング、軽い筋トレ、自炊など…
以前の習慣を復活させ、そのひとつひとつをしっかり楽しめたり、充実感を味わえると、自分自身を信頼出来るようになり自信に繋がりました。
当たり前の事を当たり前に行える悦び。
一日が終わるころ
「私、今日は一日愉しめた」
こう思えるのが、とっても嬉しくて、嬉しくて仕方がありませんでした。
そして「今日も愉しめた」を繰り返すうちに、更年期障害の間に封印していた事にチャレンジしたくなってきました。
チャレンジといっても特別なことではないのです。
先延ばしにしていた仕事に取りかかるとか、調べものをするとか、友達の集まりに参加するとかその程度の事です。
それがひとつひとつ、きちんとこなせると
「そうよ!私、これくらいの事当たり前に行っていたのよ!これくらいの事は普通に出来る人間なのよ!」
こんな感情が沸き上がり、自分を誇らしくさえ思えるようになっていました。
そんなある日、仕事終わりに会おうと友人からのお誘い。
仕事前後に人と会うのはしばらく行っていなかった事なので、一瞬躊躇しましたが勇気を出して約束しました。
でも、怖かった。
「仕事が終わったら会う元気がなくなってしまうのではないか?」
「会ってもすぐに帰りたくなってしまうのではないか?」
「家に帰ったらぐったりしてしまうのではないか?」
そんな不安を抱えながら友人に会いました。
でも、そんな不安を抱えていたことを忘れてしまう位に、楽しい時間を過ごせて、帰宅後も楽しい気持ちを抱えながら眠りにつくことができ、翌朝も爽快だったのです。
自分に対し疑り深い私は、たまたまあの日は調子が良かっただけなのかどうかを検証したくなり、すぐにまた仕事終わりに違う友人と約束をしました。
そこには前回と同様に、終始楽しく過ごし、帰宅後も幸福感で満たされている自分がいました。
私、もう更年期障害から卒業した!と確信に変わった瞬間でした。
51歳の春(52歳目前)の事でした。
これからはもう思い煩うことなく愉しく生きていこう。
そんな言葉が心の奥から浮かび上がってきました。
更年期障害と向き合って約6年。
今までになかった感情や体調と付き合うのはチョッピリ大変ではありましたが、更年期障害と向き合うことに対しては、苦しいとか辛いという思いは不思議と起こりませんでした。
振り返ってみると、約6年間の更年期障害生活は長かったといえば長かったけれど、そんな時期があっても悪くなかったと今は思えます。
私にとっては必要な時間だったと思っています。
漢方薬を約2年飲み続けられた事も、体質改善に大きく役立ったと思います。
今は以前のように通ってはいませんが、常備薬をいくつか常にキープしてあります。
毎日ではなく不調が起きそうなときなど、どの時の体調に合わせて必要と感じたら飲むようにしています。
漢方薬で体質改善や体調管理をお考えの皆様は、最初だけはネットやドラックストアで自己診断で購入するのではなく、漢方医がいる漢方薬局か病院で診断してもらう事をお勧めします。
私のように主観でみる自分の体質と本来の体質とは違う場合もあります。
漢方医に処方していただいた薬でも合わない事もあります。
そんな時でも、すぐ漢方医にプロの目線で対処してもらえたので安心でした。
季節に併せたお薬もあるので、掛かり付けの漢方医がいるとより良いかと思います。
次の日記は「わたしの更年期」最終回です。
わたしの更年期49歳後半~51歳足の湿疹
皆様こんにちは。新宿御苑アロマ&リフレクソロジーねむの木の竹本まさえです。
更年期障害が発症し卒業するまでの45歳から51歳までの6年間を綴ります。
私の更年期障害の経験が、更年期真っ只中の皆様、これから更年期を迎える皆様、ご家族や親しい方に更年期障害で悩んでいる方など多くの皆様のお役に立てたら嬉しいです。
前回の日記
鬱っぽい症状が始まってから半年が過ぎると、頻度が減り症状も和らぎ少しだけ心のゆとりを取り戻しまた。
アロマテラピーをもっと活用しようと思い出しました。
プロなのに全く恥ずかしい限りですが、それまでは朝香りを焚く以外にアロマテラピーを活用する気力さえなかったのです。
その時思いついたのは
「セント・ジョンズワートオイルを使ってみたらどうだろう?」でした。
(※セント・ジョンズワートオイル詳細は文末をご覧下さい)
ためしに、鬱っぽい症状が襲ってきた時に、セント・ジョンズワートオイルを1~2滴指先に、とりこめかみから頭皮、首へ刷り込むようにしました。
すると徐々に症状が治まり、気分の落ち込みは最低限で治まりました。
この頃になると、鬱っぽい症状が起こる前兆がわかる事も時々あったので、前兆が起こった時にセント・ジョンズワートを塗ると未然に防げる事もありました。
そしてふと生活を振り返ってみると、更年期障害の症状が始まってからずさん過ぎる食生活に気づきました。
とはいえ日常的倦怠感は続いていたので、栄養管理しながら自炊する気力もなければ自信もない。
そこで、まずは、せめてマルチミネラルマルチビタミンのサプリメントを摂る事を再開しました。
以前は栄養サポート目的で毎日摂っていましたが、サプリメントを摂り始めてから体調が良くなったことを思い出したんです。
更年期障害が始まるまでは、それなりに栄養の事を考えて食事をしていましたが、それだけでは補えない面も多かったのでマルチミネラルとマルチビタミンを摂っていたのです。
(なぜマルチビタミン、マルチミネラルかはこちらの日記を https://nemunoki.ti-da.net/e7054882.html )
やはり身体も心も食べ物から成り立っているんですね。
出来る限り栄養面を気をつけて、サプリメントも摂り始めたら鬱っぽい症状の頻度が格段に減り始めました。
倦怠感も少し和らぎました。
倦怠感と発作的な鬱っぽい症状のピーク時から、約1年をかけ本当に少しずつですが、体調が回復していることを感じました。
ですがホッとする間もなく、新たな症状が起こりました。
次回へ続く
※セントジョーンズワートオイルとは
西洋オトギリソウというハーブの花や葉を植物油に浸けてハーブ成分を侵出させたオイルです。
主に下記の効果があるとされています。
皮膚軟化作用、抗菌作用、創傷治癒作用、消炎作用、抗うつ作用、安眠作用、鎮静作用、殺菌作用、鎮痛作用、利尿作用など
皆様こんにちは。新宿御苑アロマ&リフレクソロジーねむの木の竹本まさえです。
①何の前触れも理由もなく突然虚無感に襲われる。
私の更年期障害の経験が、更年期真っ只中の皆様、これから更年期を迎える皆様、ご家族や親しい方に更年期障害で悩んでいる方など多くの皆様のお役に立てたら嬉しいです。
こうする事で約束を破る事がなくなり、心が軽くなりました。
皆様こんにちは。新宿御苑アロマ&リフレクソロジーねむの木の竹本まさえです。
更年期障害が発症し卒業するまでの45歳から51歳までの6年間を綴ります。
私の更年期障害の経験が、更年期真っ只中の皆様、これから更年期を迎える皆様、ご家族や親しい方に更年期障害で悩んでいる方など多くの皆様のお役に立てたら嬉しいです。
3月中旬を過ぎた頃、首から肩にかけて激しく突っ張るような凝りの症状が現れました。
普段は肩凝りが生じる事はほとんどない私です。
「去年と一昨年、眩暈が起きた時の症状と同じだ!」そう思いました。
そしてこの年は少し耳も聞こえづらく(耳閉感)、大きな音に過剰に反応する感じもありました。
今年こそは眩暈が起こる前に病院へ行こうと思いました。
耳鼻科へ行き症状を話し検査を終えると、メニエール病の初期症状だと診断されました。
血流をよくする薬と、もう1種類(何の薬か忘れました)を2週間分処方され2週間後に再受診の予約を取りました。
初診の際に医師からはこのようなお話を頂きました。
「更年期障害でも耳鳴りや眩暈が起こる事もあるけれど、メニエール病や難聴の場合も多いのでまずは耳鼻科を受診して正解です。メニエール病の原因として、ストレス、睡眠不足、血行不良、疲労などがあげられるので睡眠をタップリとってゆったり過ごすよう心がけてください。肩凝りなども良くないので、ストレッチ、ヨガ、マッサージ、入浴なども良いですね。」
私の場合は強いて言えば、無意識の中のストレスと精神的疲労だと思いました。
祖父母、父の他界、3年連続で不幸があり、知らず知らずに心身ともにかなり疲れていたのだろうと。
父が他界した事で母との距離感が変わったのも、無意識の中でストレスとなっていたのかもしれません。
睡眠はまあまあとっているし、血流は誰よりも注意しているし…。
でも更年期に入り血流も低下したり体質も変わってきているのかなぁとも思いました。
とりあえず2週間は処方されたお薬もきちんと飲み、少し予定を削ったりマッサージへ行ったりしてゆっくり過ごしました。
そして耳鼻科で確認の再検査をしていただくと、数値は正常に戻っていました。
医師からは、
「一旦、薬をやめて様子をみますか?でも心配でしたら薬を処方しますけど。」
との事だったので薬はもらわず、生活改善を心がける事にしました。
春先に具合が悪くなりがちという事がわかったので、今も年明けから春にかけてだけは予定を最低限にし体調には気を付け過ごしています。
その成果か、それ以降一度も眩暈や耳の違和感は起こっていません。
ただ…その後48歳の秋頃から更年期障害が発症し症状がひどくなり生活改善どころではなくなったのです。
次回に続く
皆様こんにちは。新宿御苑アロマ&リフレクソロジーねむの木の竹本まさえです。
更年期障害が発症し卒業するまでの45歳から51歳までの6年間を綴ります。
私の更年期障害の経験が、更年期真っ只中の皆様、これから更年期を迎える皆様、ご家族や親しい方に更年期障害で悩んでいる方など多くの皆様のお役に立てたら嬉しいです。
大きなめまいからちょうど1年後、去年と同じような足元がすくわれるようなめまいが起こりました。
今回はその小さな眩暈が起こり始め1週間経たないうちに、昨年同様の大きな眩暈に襲われました。
そして今回も翌日には治まりました。
春は体調管理に気を付けなくちゃとその時は軽く考えていました。
そしてそれから数ヵ月後
手の指の関節に違和感を覚えるようになりました。
朝、起き抜けに両手中指の関節がカクンカクンする感覚。
バネ指のような症状です。
中指以外もひどく強ばり、指をうまく動かせません。
決まって起き抜けの約15分間位だけの事です。
最初の2、3日は疲労のせいか❓️と思いましたが、3日以上も同じ症状が続くとさすがに、一瞬震えるほど恐怖を感じました。
そして約1週間が経った頃、「更年期障害の症状」だと気づきました。
一般的にはあまり知られていませんが、更年期障害の初期症状として手指の関節の強ばりを感じるというのはよくある症状です。
私は仕事柄更年期障害の症状について、ある程度知識があったのと、多くのお客様の更年期障害の始まりから卒業まで関わってきていたのであまり慌てずに済んだんだと思います。
私の行った対処法は目覚めてから起き上がるまでの間、お布団の中で指の側面をしごくようにマッサージし指1本1本をストレッチ、手のひらから手首までをストレッチ。
15分位行うと何事もなかったように手が動くようになりました。
そして日々の習慣として仕事前に怪我予防のための全身のストレッチと、手のストレッチを行ってきましたが、手のストレッチは更に時間をかけるようにしました。
この症状は約1年弱続きました。徐々に症状が軽くなり、いつの日からか、この症状は全く起こらなくなりました。
仕事柄、手指を酷使することもあり症状が治まった今も、手の入念なセルフマッサージやストレッチを続けています。
続きは次の日記を
皆様こんにちは。新宿御苑アロマ&リフレクソロジーねむの木の竹本まさえです。
更年期障害が発症し卒業するまでの45歳から51歳までの6年間を綴ります。
私の更年期障害の経験が、更年期真っ只中の皆様、これから更年期を迎える皆様、ご家族や親しい方に更年期障害で悩んでいる方など多くの皆様のお役に立てたら嬉しいです。
振り返ると46歳になる春が更年期障害の始まりだったと思います。
46歳になる年の3月、今まで感じた事のない感覚の眩暈が時々、起こるようになりました。
なんとなく耳もぼんやりする感じもありました。
子供の頃から貧血気味で三半規管が過敏の私は、ストレスが重なると音を過敏に感じたり、軽い眩暈が起こるのは珍しい事ではありませんでした。
でも今までのそれとは種類が違い足元をすくわれるような、縦揺れの地震のようなドスンと地面が抜けるような感覚の眩暈です。
ただ、一瞬だけで治まります。
クラクラ…はしないのですが、つまづいた時のように凄くドキッとします。
約1ヶ月が経ちそろそろ病院へ行こうかと思っていた矢先、立っていられない位の大きな眩暈に襲われました。
自分がクラクラするのではなく、自分の周りが高速回転する感覚の眩暈です。
目をつぶっても横になっても、治まらず自分の周りがクルクル回転する感覚。
ですが一晩たつと何事もなかったかのように大きな眩暈が治まり、その後足元がすくわれるような眩暈も一切起こらなくなりました。
大きな眩暈の後からむしろ体調が良くなったので、「きっと疲れが溜まっていたんだろう」と考え病院へも行きませんでした。
それから1年、何事もなく過ごしまた春がやって来ました。
次回に続く
ねむの木のキャンペーンや予約情報はSNSでご確認ください。
皆様こんにちは。新宿御苑アロマ&リフレクソロジーねむの木の竹本まさえです。
更年期障害が発症し卒業するまでの45歳から51歳までの6年間を綴ります。
更年期障害の症状があることを長い間、ごくごく親しい友人以外には隠していました。
セラピストという職業柄、お客様へ余計な心配をかけたくなかったからです。
だって…体調不良のセラピストに施術を受けたくないですよね。
ですが更年期障害を卒業した今この経験はきっと、どなたかのお役に立てると思い公開することに致しました。
私の更年期障害の経験が、更年期真っ只中の皆様、これから更年期を迎える皆様、ご家族や親しい方に更年期障害で悩んでいる方など多くの皆様のお役に立てたら嬉しいです。
更年期障害の症状として一般的に知られているほてりやホットフラッシュなどがありますがその他にも、あまり知られていない症状がたくさんあります。
また自覚はないけれども更年期障害だったりその症状の重さも人それぞれです。
いずれにせよ更年期という年代は身体の変わり目。
全てを自分の思い通りにコントロールするのは難しい時期。
この時期をどんな風に過ごすかで更年期以降の生活が変わってくると肌で感じました。
私はホットフラッシュやほてりは一切なく耳鳴り眩暈から始まり倦怠感、虚無感、鬱っぽい感情、関節痛、湿疹などがありました。
発症してから5年間はホルモン療法やお薬などの力には頼らず過ごしました。
最後の1年間は漢方薬局に通い身体を整えました。
ホルモン療法を行わなかった理由は決して医療に頼りたくないという思いがあったわけではありません。
仕事に支障が出るほどの症状であればホルモン療法を行うという視野も入れていました。
52歳になった今は更年期障害が発症する前45歳の時よりも元気で、体力、気力共に毎日絶好調で公私共に活動的に過ごしています。
職業柄誰よりも自身の身体と心に向き合ってきた自負はありました。それでも更年期障害になった事に少しショックを感じたこともありました。
でも、そんな考えはすぐに捨てて、向き合ってきたからこの程度で済んでいるし、この症状は受け取りきれなかった身体からのサインだと❗トコトン自分の身体と向き合ってやろうじゃないか❗思い直しました。
更年期に起こる障害の症状は、
「これから体が変わるために必要なこと」
「これまでの自分の生活習慣によって起こったこと」
「これからの自分の体自分の人生に向けて休息を取るべき時期」
「生活習慣立て直すために自分自身と向き合う時期」
そう思い、できる限り生活の中で対応をできるように過ごしました。
まずは更年期障害が起きるまでの私の生理の事について簡単にお話します。
私が生理が上がったのは早期閉経で40歳の時でした。
私は30歳の頃から高プロラクチン血症、多嚢胞性卵巣症候群の為、自力で月経が起こる事が難しく、薬で月経が起こるようにしていました。
結婚していた頃は不妊治療にも通っていた時期がありました。
その後紆余曲折あり独身に戻りましたが、まだ30代でしたし子供を生めるかもしれないという可能性を考え月経だけは来るようにしていました。
40歳になる歳に「私の身体ではもう妊娠は難しい歳になっちゃったなぁ、もうお薬嫌だな」と思い、月経を来させるためのお薬をやめました。
40歳という年齢で月経を止めることで、身体にリスクが生じる可能性も考えましたが、一旦お薬をやめて様子をみることにしました。
たまたま私は骨密度が低くなる事もなく、更年期障害の症状もしばらく全くなかったのかもしれません。
この選択が正しかったかどうかはわかりませんが、私にとっては良かったと思っています。
自力で月経が起こらないことに、女性としてコンプレックスを感じていて、妊娠に対しても諦めきれずにいた事もあり、婦人科へ通うことが苦痛で仕方なかったのです。
肉体的に自然妊娠・出産はもう難しいと思ったら全てから開放され、目に見えない何かから許されたような気持ちになり、とても楽になりました。
ただ年に一度の婦人科検診だけは必ず受診しました。
そんな私が、更年期障害らしき症状が現れ始めたのは46歳になる春でした。
次回に続く