わたしの更年期~更年期障害の発症から卒業まで
皆様こんにちは。新宿御苑アロマ&リフレクソロジーねむの木の竹本まさえです。
更年期障害が発症し卒業するまでの45歳から51歳までの6年間を綴ります。
更年期障害の症状があることを長い間、ごくごく親しい友人以外には隠していました。
セラピストという職業柄、お客様へ余計な心配をかけたくなかったからです。
だって…体調不良のセラピストに施術を受けたくないですよね。
ですが更年期障害を卒業した今この経験はきっと、どなたかのお役に立てると思い公開することに致しました。
私の更年期障害の経験が、更年期真っ只中の皆様、これから更年期を迎える皆様、ご家族や親しい方に更年期障害で悩んでいる方など多くの皆様のお役に立てたら嬉しいです。
更年期障害の症状として一般的に知られているほてりやホットフラッシュなどがありますがその他にも、あまり知られていない症状がたくさんあります。
また自覚はないけれども更年期障害だったりその症状の重さも人それぞれです。
いずれにせよ更年期という年代は身体の変わり目。
全てを自分の思い通りにコントロールするのは難しい時期。
この時期をどんな風に過ごすかで更年期以降の生活が変わってくると肌で感じました。
私はホットフラッシュやほてりは一切なく耳鳴り眩暈から始まり倦怠感、虚無感、鬱っぽい感情、関節痛、湿疹などがありました。
発症してから5年間はホルモン療法やお薬などの力には頼らず過ごしました。
最後の1年間は漢方薬局に通い身体を整えました。
ホルモン療法を行わなかった理由は決して医療に頼りたくないという思いがあったわけではありません。
仕事に支障が出るほどの症状であればホルモン療法を行うという視野も入れていました。
52歳になった今は更年期障害が発症する前45歳の時よりも元気で、体力、気力共に毎日絶好調で公私共に活動的に過ごしています。
職業柄誰よりも自身の身体と心に向き合ってきた自負はありました。それでも更年期障害になった事に少しショックを感じたこともありました。
でも、そんな考えはすぐに捨てて、向き合ってきたからこの程度で済んでいるし、この症状は受け取りきれなかった身体からのサインだと❗トコトン自分の身体と向き合ってやろうじゃないか❗思い直しました。
更年期に起こる障害の症状は、
「これから体が変わるために必要なこと」
「これまでの自分の生活習慣によって起こったこと」
「これからの自分の体自分の人生に向けて休息を取るべき時期」
「生活習慣立て直すために自分自身と向き合う時期」
そう思い、できる限り生活の中で対応をできるように過ごしました。
まずは更年期障害が起きるまでの私の生理の事について簡単にお話します。
私が生理が上がったのは早期閉経で40歳の時でした。
私は30歳の頃から高プロラクチン血症、多嚢胞性卵巣症候群の為、自力で月経が起こる事が難しく、薬で月経が起こるようにしていました。
結婚していた頃は不妊治療にも通っていた時期がありました。
その後紆余曲折あり独身に戻りましたが、まだ30代でしたし子供を生めるかもしれないという可能性を考え月経だけは来るようにしていました。
40歳になる歳に「私の身体ではもう妊娠は難しい歳になっちゃったなぁ、もうお薬嫌だな」と思い、月経を来させるためのお薬をやめました。
40歳という年齢で月経を止めることで、身体にリスクが生じる可能性も考えましたが、一旦お薬をやめて様子をみることにしました。
たまたま私は骨密度が低くなる事もなく、更年期障害の症状もしばらく全くなかったのかもしれません。
この選択が正しかったかどうかはわかりませんが、私にとっては良かったと思っています。
自力で月経が起こらないことに、女性としてコンプレックスを感じていて、妊娠に対しても諦めきれずにいた事もあり、婦人科へ通うことが苦痛で仕方なかったのです。
肉体的に自然妊娠・出産はもう難しいと思ったら全てから開放され、目に見えない何かから許されたような気持ちになり、とても楽になりました。
ただ年に一度の婦人科検診だけは必ず受診しました。
そんな私が、更年期障害らしき症状が現れ始めたのは46歳になる春でした。
次回に続く