とあるインテリア・家具デザイナーのブログ -39ページ目

PC故障、そして帰国。

おとといよりMACが起動しなくなった。

昨日は午後から深圳に移動し、今朝香港から帰国。

早速MACの修理の予約を入れる。

ベンから月餅をたらふくもらい、持ち帰るのに一苦労。

日本人は月餅あまり好きじゃないのだが...

私は甘いものを一切食べないし...

ということで母親に預ける。

明日は中国にいっている間に車検が終わったのでS氏のところへ車を取りに、

それから赤羽の某ホルモン店で食事の予定です。

心。

今日とある中国人と話をする機会があった。

当然例の話となり、彼も熱くなる。

一般国民は間違った歴史を子供の頃刷り込まれているわけだから、

歴史の経緯を説明しても、理解してもらえるわけがない。

そこで私はまず民主主義と共産主義の定義を説明し、

共産主義国家が世界にわずかしかないこと。

そして民主主義の権利や義務について説明。

そして民主主義国家と中国の違いについて説明。

この部分は彼ら国民が抱いているであろう、国家への不満と密接に

話を結びつけ巧妙に話をする。

すると彼もだんだんと理解していき、色々な事を聞いてくるようになった。

話せば理解してもらえるのか、彼がたまたま理解できる資質を持っていたのかは

分からないが、こうしてキチンと話をして理解してもらえたのは初めての経験だった。

今、中国ではテレビで毎日のように軍事チャンネルでは反日報道がされ、

新聞では東京で中国国旗が燃やされているとか、嘘の報道が毎日されている。

そして内陸部に行くと、30Mくらいの「魚釣島は中国のものだ!」

「钓鱼岛是中国的!」という看板がいたるところにある。

そしてカラオケに行くと、歌の始まりに上記のテロップが流れる。

そしてこれは一般国民にとても大きい影響をあたえているのだが、

奇妙なのは、中国の知識層は驚く程、冷ややかに見ていることだ。

彼らは日本に数回出張もしたことがあり、ほとんどの人が日本に好印象を

持っているため、彼らの意見は「政府の茶番」と思っている人がほとんどである。

ただ怖いのは民度のかけらもない一般国民が意味も無く反日感情をもっているため、

街を歩いていて日本人であることを主張できなくなっているのが今の状況である。

国家に不満を持っている彼らが反日というはけ口を利用して、暴行行為に走る

可能性も否定できないし、田舎にいくほどそのリスクは高くなるであろう。

当分、中国への旅行は控えたほうがいいし、中国語を話せない人は

あまり中国にいかないほうがいいだろう。

欧米は去年あたりから中国への投資を減らしているが、日本は去年ベースでいうと

増えている。しかし今後は中国で大きな売上を上げている企業や、個人で起業

している人達を除いて、特に価値、存在感を見いだせない企業の投資は

一気に減るだろう。広東省だけでみても、潰れて廃墟になっている製造業の

工場は日増しに増えており、またマクドナルドやKFCの売上の伸びも鈍化している。

景気減退は誰が見てもあきらかであり、ハードランディングはしないだろうが、

景気減退からくる税収の低下により軍の予算がおさえられ、それに反発した軍の

暴発、この国特有の利権構造から生まれる社会構造のいびつさから起こる

一般国民の暴発、内需政策にうまくシフトできていないため、インフレであるが、

所得もあがらないといった現象がおこっており、また地方省の税収も以前は

土地の売買に頼っていた税収が見込めなくなり、その社会構造の不均衡から

さまざまな可能性が懸念される。また今後このような恫喝外交を続けていれば

国際的に孤立し、自国経済が危うくなったときに援助をうけることは

できないであろう。この結果はなるべくしてなったものであり、

またそれは予測していなかったシナリオであろう。

この国の人間はリスクヘッジができない傾向にある。

「とりあえず動いて、何かあったらその時考える」

そういう国である。政府からして民度がないわけだから、国民に民度がある

わけがない。今後我々がビジネスで海外との関わりを持とうとしたなら、

もう中国は可能性に入らないであろう、特別な理由がないかぎり。

我々が思っている常識なんて彼らにはない。

だから「彼らの常識」で物事を考え、十分にリスクヘッジをしていくべきである。

中国は世界最大の人口を抱える国家だが、今後間違いなくその莫大な人口と

極端な統治体制のために、自分の首を絞めることになるであろう。

一般国民が本当の自由を手に入れ、心からの幸せを感じるのはいつになるのだろうか...

遅くまで。

今日は午前中会議、そしてホテルに戻ってPC仕事。

夕方から厚街へいき、ソファ、椅子用の皮の販売店の代表、李荣と食事。

彼が良く行くという鉄板焼のお店。

日本人の客も数組いる、味はまあまあ。

食べ放題で1人158元だったかな。

それからマッサージへ。

服務員に「中国人じゃないでしょ?のこの国?(你不是中国人吧,哪里人?」

と聞かれシンガポール人、とこたえたのだが、

「顔が日本人ぽいよね(你好想是日本人吧)」といわれ、素性がばれる。

その後例のごとく服務員が日本と中国の例の国家間の問題の話をしてくる。

彼らは間違った教育、つまり洗脳されているので、

理論だてて話をしても、理解ができない。

なので面倒な話はむかついても反論しないことにした。

マッサージをしていると、银丰のママからメール。

ママといっても24歳なのだが...

かなり攻撃的に誘ってくるので、仕方無く遊びに行く、時間は11時半。

ママが取ってくれた部屋で、話をしたり、中国特有の全然面白くない

サイコロゲームをしたり。あれが面白い理由が全く分からないのだが、

中国人はとにかくこのゲームばかりしてる。

私はご飯を食べて板のだが、ボーイがフルーツや食事をどんどん運んでくる。

テーブルの上にはワイン、紹興酒、フルーツ盛り合せ、お粥、

チャーハン、焼そばなど。2人とも食べられるわけもなく、

ほとんどを残すことに。

隣の部屋は江南スタイルで盛り上がっている。

そして今ホテルに帰宅。

メールチェックもほどほどに寝ます...

叶总と。

昨日は午後の便で長沙黄花空港から広州白雲空港へもどる。

運転手がきてくれて、そこから东莞へ。

戻る途中に叶总から遊ぼうと電話。

ホテルにチェックインし、タクシーに乗って集合場所へ。

というかいつもの集合場所なのだが...

南城银城酒店の中のいつものお店。

叶总はPRO FURNITUREを経営する福建省の方。

クライアントには大手日系家具小売店企業の名前が並ぶ。

日本語もペラペラ。

そしていつものように叶总達とゲームをしてお酒を飲まされる。

私が飲めないのを知っているはずなんだが...

そしていつものように朝起きると頭が痛い。

さてと、今日も少しPC仕事します...

更新できず。

泊まったホテルのネットが遅すぎて数日更新できず。

長沙到着後、打合せラッシュ。

月曜日は長沙のシェラトンで会食。

パートナーの現地の友人と一緒に。

それからベンの彼女の友人達とカラオケ。

男女総勢10人ほど。

みんなで盛り上がり、最後にはなぜかみんなで江南スタイルを踊る。

火曜日は百貨店の視察。そしてスタバでコーヒー飲んでマッサージ。

夜は中国では有名なお店の「俏江南」に行きマーボードーフを食べてお腹を壊す。

水曜日は武漢へ。

現地の百貨店企業の幹部と会食、プレゼン。

そして昨日は同じく湖南省の仙桃へ。

武漢から西へ50キロほど行った人口150万の中堅都市。

しかし、ここまで来ると全く外国人はいない。

日本人含め外国人は私1人だけだろう。

ここでは「富迪」という百貨店企業と打合せ。

仙桃市で一番大きい百貨店企業だそう。

老板がとても気をつかってくれる方で、人間的にも中国人の金持ちに

ありがちな感じはなく好感が持てる。

富迪各店を視察で周り、本社に行き打合せ。

ベンがプレゼンし、私もつたない中国語でチェーンストアマーケットの

空間デザイン論を語り終了。

まさか話をするとは思ってなく、のほほんと聞いていたのだが、

急に話を振られたので、あることないこと喋ってしまった。

「首先、我们今天认识你们很高心,我们来这边的理由是你们公司的发展」

からはじまってデザイン論へ。

周りの人達はなんとか私のつたない中国を理解してくれたこと、

日本人がここまできて中国語で話をしてくれた事に感動してくれたようで、

その後の食事でみんながビールをつぎにきて、飲めない私としては正に悪夢。

なんとか頑張って対応。

食事後、富迪の老板がホテルをとってくれたのだが、どうしても長沙に

戻らなければいけないので、タクシーと交渉して長沙に戻る。

仙桃から長沙まで距離約330キロ。

ここで問題が起こる。

岳阳を通ったところで運転手2人(眠気対策のため2人用意させた)が

長沙まで行けないから、ここで降りてくれと言い出した。

金額は1100元で約束していたのだが、700元でいいと。

我々は彼らの舐めた態度と当初の約束が違うことににキレてしまい、

口喧嘩に発展。

運転手は3車線の道路の真ん中に車を止め、車を降りて口論。

いつのまにか周りに喧嘩を見に来たギャラリーが15人ほど集まってくる。

中国人はこういうのを見るのが好き。

我々は、ここで降りても良いけど100元しか払わない、と譲らなかったら

相手も折れて黙って運転しだした。

中国人は自分の都合しか考えない。

相手がお金を払う客であってもである。

だから譲歩したら負け。

ベンといつもいう言葉がある、TIC

THIS IS CHINA の略である。

台湾人は日本人に近い感情を持っているので理解が共通しているんだろう。

そして5時間かかって長沙のホテルに到着。

ホテルに着いたのは朝4時半。

ただ、こういうのも楽しめるようになると中国の見方が変わってくる。

今週は色々と疲れました...

最後に写真をアップ。

お洒落な外装、内装だが料理ななぜか湖南料理。味は普通。

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鉄板焼きスタイルの湖南料理。夜は満席らしい。

アメリカのロッキー青木のようなものか。

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今、ベンが手掛けているスーパー。

私も什器のデザインに関わっている。

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長沙の観光地。

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いつかの朝ご飯、価格は10元。味はなかなか。

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市場の風景。

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郊外のホテル。ヤギと鶏を飼っていた。

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市場周辺。

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長沙到着。

深圳から飛行機に乗り、夜7時に長沙到着。

やはり郊外はこんな感じ、いかにも中国。

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そして建築中のマンションもちらほら。

もう不況に突入してるのに、こんな豪快に建てて大丈夫なんだろうか?

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お腹がすいたので、それっぽいレストランを見つけて入店。

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中はヨーロッパ風を取り入れた店内。

だが内装は安っぽい。

料理はそこそこいける。

でもこんな内装でなぜかワインを出す中華のスタイル。

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そして中心地へ、中心地はひたすら渋滞。

ルールを守らない車の運転はいつも見ていてハラハラする。

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デモで破壊されたという平和堂の前も車で通った。

平和堂の周りの道がすべて修復のためか、掘り返しており、

ぐちゃぐちゃなっていた。

まだ開店できてないのかもしれない...

そして思ったより栄えてなかった長沙。

イメージは千葉市とか大宮市みたいなものかな?

さてと、明日はクライアントと会って打合せです。

3日目。

今夜は誘われ台湾人とプルマンホテルでカラオケ。

日本人は私だけ、あとは台湾人で男女総勢12人。

女性もいるので、カラオケといってもいわゆる量販式のカラオケです。

健全なカラオケね。

私はシャンパンを2グラス2杯飲まされかなり酔いました...

普段飲まないし、飲めないですから...

台湾人はほとんど日本好きなので、色々な事を聞かれ答えるのにも大変。

英語と中国語でなんとか答える。

今日は女性2人から電話番号を聞かれた...

そしてうちのベン君は真面目なので、我々は1時に先に挨拶をして退散。

さてと、明日は湖南省の长沙に出張です。

また色々な方とお会いして、宴会が開かれることでしょう。

毎日無事にホテルに戻れればいいのだが...

日本人として思う中国の今後。

中国においての日本人のビザ発給拒否がニュースになっている。

直接的には日本人への被害は大きいが、長期的視点で考えると

自国の経済的利益を損なうことは目に見えている。

自動車の不買運動にしても、日系自動車メーカーの部品を製造する

企業は中国企業である。さらにその車を販売するディーラーは

中国企業である。現代は商材の生産過程、販売過程において

さまざまな国の企業がグローバルにつながっている。

中国政府は自分達の「メンツ」のために自国の国民をも犠牲にする。

そしてそんな「メンツ」は自国の国民もあきれ果てる

官僚のプライドを満たすためだけの遺物になってしまっている。

先日行ったマッサージで服務員にデモのことを聞き、

そこから話の本質にはいっていったが、彼らも日本という国に悪意なんか

もっていない。あるのは政府への不満、それだけである。

そして彼らはこの話をマッサージの個室ではするが、

外ではしない、できない。これが中国の現在である。

この国で製造業を行う優位性はどんどん薄れてきている。

そしてカントリーリスクは大きく急な法改正、いやがらせともいえる

彼らの言動から受ける被害は不可避である。

日系の大企業はもっと中国の現状を理解すべきである。

出張ベースでこの国の本質なんか理解できない。

実際に住んで生活してみると、やはり基本的に外国人には向かない国である

ことが理解できる。盲目的に中国へ投資して、企業を拡大するなんていう

考えはもう古い。そしてその投資が失敗する可能性は高い。

もうこれは経営者が有能で投資場所を的確に精査する能力があれば

もう中国は選択肢に入らないであろう。

もっと今後期待できる東南アジアに目をむけるべきである。

そして儒教の国の人間と日本人の感覚は個人間の付き合いには向くが、

ビジネス環境には基本的に向かないと思う。

今後は私のような個人、もしくはそれに付随する組織、主体で中国と

関わればいいと思う。なぜかというと小さい組織であればリスクヘッジが

できるから。私はこれから台湾人と組んで仕事をすることになるであろう。

彼らが会社を組織し、私がその中の一部を監督、コントロールする。

ソフトの部分で日本人が貢献できる部分は多い。

しかしハードは十分にリスクをヘッジしておかないと受ける被害は大きい。

この国では外資企業は撤退するにも手続きが必要である。

だからメリットとデメリットを十分に天秤にかけ決定はされるべきである。

企業の経営者、そして中国でビジネスをしている、もしくはしようとしている

人間は、今後今までと違った視点で中国をとらえ解釈していく必要がある。

ここではすべて自己責任である。

以前は良く中国で商売して中国人に騙されて日本に戻ってきた、

などと言う日本人がよくいたが、これは中国という国のメンタリティを

よく理解できなかったがために失敗した例である。

まず外国に行って、相手を日本人と同じ感覚で見てしまうことがそもそもの

失敗である。こうなると騙されるのは当然の帰結である。

日本人はえてして、こういう感覚が足りない。

経済の上昇期がほぼ内需でまかなえていたことの影響であろうか。

かくいう私もこれは中国に来てみて、思ったことなのだが...

立場や責任、ポジションで関わり方は異なるとは思うが、

日本人が中国で不憫な思いをしてほしくないと最近つくづく思う。

2日目。

今日は午前中はミーティング、そして午後はPC作業。

プレゼン資料を色々と作成。

夕方ベンが迎えに来てくれ、彼の家で一族と一緒に夕食。

そして彼のお父さんに挨拶。

売上800億の上場企業である中国最大のキャンディメーカー「徐福记」を率いる

創業者の1人で、私も尊敬する方です。

夕食後、子供達に日本から買ってきたお菓子をあげて一緒に遊ぶ。

そしてベンと中国での仕事の話を一通りして、

ベン、ベンの彼女、ベンの台湾から来ている妹と4人で

スターバックスでコーヒーを飲んで、それからプルマンホテルのSPAへ。

オイルマッサージをしてもらう。

日本より多少ラフだが中国なんでこれは仕方が無い。

ホテルに戻りテレビをつけたら、プレミアリーグをやっている。

見ながらゆっくり寝ましょうかね...


1日目。

午前中は打合せ、順調に終了。

午後の予定が無くなったため、

海翔家具に遊びに行く。

社長のせがれは私を兄貴分と慕っているので、

久しぶりに会うのと、彼の父親の社長への挨拶も兼ねて。

ここは日本の大手家具小売店の家具を製造している工場。

午後、日本の商社がサンプルの検品に来たのだが、

なぜか私もかり出され、構造のアドバイス等をするはめに。

夜は彼らと、以前のクライアントの方達と夕食。

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場所は山東老家。山東の料理を出すレストランのようで。

味はなかなか。

そして若い面々でもう1件寄ってから、私はホテルに戻る。

現在メールチェックとブログ更新。

早めに寝ましょう。