とあるインテリア・家具デザイナーのブログ -3ページ目

戦略。

中国はすでに不景気に突入している。

私は広東省の東莞市にいるが、広東省全体の製造業の不況は著しく、

ちょっと郊外を走れば廃墟になった控除がたくさんあり、

私の中国人の友人の話を聞いていても夜逃げは借入金未払いなどの

話をたくさん聞く。昨日入った喫茶店で隣の席から聞こえてきた話は

社員に払う給料がなく、友人にかたっぱしから電話をして金策に走る女性の姿だった。

私が関係している家具業界も当然こういった状況であり、

私がデザイン顧問をしている中国ソファメーカーも一部はオーダーが減少している。

昨日いったメーカーは経営者に解決策がなく、ただ社員のせいにして怒るだけ、

恒常的に不機嫌なので社員がよりつかなくなり、さらに悪い雰囲気となっていた。

私は月に平均8000元ほどもらっている私の下位のクライアントである。

私は正直に指摘をすると、納得はしていたが内心は指摘されることにも不満な様子。

私は品質管理不足(価格を上げているのにクレームは増えている)、

価格と品質があっていないこと、営業人員がいないこと、

サンプル職人の技術レベルが低いことを指摘したが、おそらく彼は理解していない

だろうし、自分で解決策を考えられず日本の不況のせいにしているのが現状。

既存の客のオーダーが減っているのだから、その分のオーダーは他社にいっている

はずである。それを分析し改善しないとオーダーは戻ってこない。

ちょっと心配である。

私も協力はできるが最終的な判断、組織を動かすのは経営者である。

引き続き気にしていかないといけない。

考える。

安保法案に関する議論がさかんにおこなわれている。

どちらの論法にもその片方を説得できる要素は持ち合わせていないように感じる。

政府からすれば言えない部分が大きいのであろう。

私の視点から考察してみる。

私は海外経験も多く、ここ数年は年の半分以上を中国で生活して仕事をしている。

なぜこういう事を書くかというと、法案が中国の昨今の言動、今後日本に対して

取りうる可能性を念頭にいれていることは間違いない。

私は中国での各種反日行動やテレビでのあらゆる反日プロパガンダをいたるところで

目にしている。そして彼らの黒歴史を隠すために日本を仮想敵国に利用していることも

明白である。尖閣諸島にしても、日本アメリカと同盟関係を結んでいなかったら、

中国に収奪されていただろうと私は思っている。

つまりは中国からの領土防衛と保護という観点からの法案なんだと。

またいつまでもアメリカに依存した関係からの脱却も考慮されているだろう。

誰しも戦争なんで望んでいないし、人命は尊重されるべきである。

日本は終戦以来、平和を尊重してたのは歴史が示している。

しかし時代は変わり周辺国のパワーバランスは変化した。

もし中国が尖閣諸島を収奪する動きをみせたら、もし国家間の摩擦から部分的な

軍事行為に発展すれば現在の法律では対処が遅れてしまう。

国民が危険にさらされた後で自衛隊が対処にはいるか、

その前に対処するかでは雲泥の差が生まれる。

またそういった行為の規模が拡大すれば国民の生命が危険にさらされた後での対処となり、

事態は悪化する。スイスのような中立国は周辺国との関係を良好に保ち、

戦争もしくは国家間の対立がないことを前提にしている。

日本は以前はそうだったが、現在は状況が変化しすぎている。

中国で1年ほど生活してみれば、あまりに日本に圧力をかけ、なにかあれば軍事行動も

辞さない中国の姿勢はああまりにも明確である。

私も多くの中国人(政府の人間)も含むを接してきているが、過去の歴史関係は

かならず聞かれる問題であり、私に攻撃的に過去の歴史を問うてくる人間も多い。

我々も日常生活において自身や家族がなんらかの危険にさらされたら防衛行動をとるだろう。

安保法案は日本国内だけの「単純な平和」の話ではない。

私は1年の半分を中国で生活しているが、日本に対しする潜在的な脅威は増している。

社会主義国家は常にプロパガンダ活動をしている。

また中国は歴史を都合のいいように書き換えている。常に悪者は日本だ。

社会主義国の常識は民主主義国の常識ではない。

また最近の経済の悪化も理由にあげられる。この国はいつ大規模な暴動が起こるかわからない。

そこから目をそらすために日本に対して軍事行動をとることも十分考えられる。

安保法案の本質はよく考察されるべきである。

私は安保法案の是非はわからない。

ただひとつ思うことはこの法案は専守防衛のための法案であるということ、

そしてその理由は中国の潜在的脅威からの領土保護、国民の安全という観点からの

対外的にも中国に圧力をかけられる法案なんだと思う。

自発的に戦争を仕掛けるなんてことは起こり得ない。

中国が攻め込んでくれば話は別だが...

平和という観点で安保法案に反対している人は一度中国に行って半年くらい生活

してみてほしい。対外的な圧力があれば適切な保護をもって平和が保守されることが

理解できると思う。これは本当に大きな話である。

平和とは戦争というキーワードを簡単に使える話ではない。

14億人の人口を持つ軍事大国、そして日本を悪とした好戦的な軍事国家からの

挑発に対する対処なのであるということなのである。

また。

5日間のみ日本滞在、それからまた中国。

1日だけ友人のお店へ、あとは仕事。









服買ったり。











中国色々











デザイン顧問をしている中国系メーカーでの商品開発、管理。











それからアメリカのクライアントとメールのやりとりをしながら空間デザインの仕事。





とにかく色々、休み無し。

最近は広東語の勉強もはじめたところ。

中国滞在時はほぼ东莞にいることと、広東人の友人も多いので勉強してみようかと。

北京語はほぼ問題なく話せるのだが広東語はまた別の発音で難しい。

家具関係の小売企業や貿易会社からいくつか中国での開発の話をいただいているのだが、

現在はすべてお断りしている状態。

時間がないのと、安く売りたいとかアイデアがまるで無いバイヤーとの仕事には

何も面白みがないし、なにより価値の無い仕事はあまりやりたくないので...

そんなわけで今日も忙しくしています。

健康。

「健康は大事である」ということは誰もが知っているであろう。

しかし具体的な知識を保有している人間は驚くほど少ない。

私は5年前に生活を改善した。

具体的には毎日ジョギングをする(現在は15キロ、日本滞在時のみ)、

そして毎日の筋トレ(2時間、日本滞在時のみ)、そして玄米と野菜中心の食事

(ただし週に2度ほど外で食べるときはカロリーを気にせずに好きなものを食べる)、

といった内容である。

それから眠りも深くなり、サラリーマン時代の悩みだった頻尿や昼間に眠くなる

ような現象も全くなくなった。そして5年間病院にも行ってないし、薬も飲んでいない。

私が思うに健康とはつまるところ「自制心」である。

運動といった肉体にかける負荷、美味しいと思う食事を我慢すること、

これはつまり自制心なんじゃないかと。

また分かったことは健康とは「引き算」である、「足し算」ではない。

これはどういうことかというと、薬やサプリメントでは根本的な効果には至らない

ということである。私の友人の医者曰くこういった物の効果はやらないよりやる

ほうがいくらか違う程度のものであり、むしろ過剰摂取による人体被害が大きいので

注意すべきとのこと。

サプリメント等に依存している人はカロリーの高い食べ物が好きな傾向にあり、

サプリメントがそれを中和してくれると思っている人間が多い傾向にあるが、

それでは全く効果は見込めない。またすぐ病院に行く人やすぐに薬を飲む人も注意

が必要である。私は薬や根本的にその症状を完治させる物ではないと思う。

つまり症状の進行を止める効果があるものを薬という。症状の完治は人間本来が

持っている免疫力そのものがおこなうという考え。

だから重度の症状ほど薬は常に携帯し、飲み続けなければならない。

そして重度の症状に対応する薬は別の免疫力を破壊し、副作用を発生させる。

現代の便利な食生活は人間の健全な肉体を破壊させる。

また人間が美味しいと思う食べもの、食材はカロリーが高く、栄養価が低い傾向にある。

そして我々は1日の8~10時間くらいは労働に時間を取られるわけだから、

生活の維持という観点から食事はあまり重要視されないのであろう。

1日ラーメンを食べたところで容姿や体調に変化はなく、数年、数十年かけて

病気は進行していくものであるから。

だから私の中では健康は引き算。体に悪い物を口に入れない、そして身体に負荷をかけて

体力と免疫力を維持することなのである。

また私個人の中では性格の変化もあげられる。

以前のように外食が多く、不規則な生活をしていたときな感情の起伏がはげしかった

ように思う。サラリーマン時代には部下に必要以上に怒ってしまったりしたことも

あると思う。しかし今現在こういう生活を続けていると、まず物事を冷静に考え

相手を怒る際も、諭すように話ができるようになった自分を感じる。

現代の情報社会では自分に適合した情報を得、必要ない情報は捨てる事、

その中で「自制」して毎日の生活を送ること、これが大事なんじゃないかと思う。

そうすれば物質欲にまみれた生活に憧れなんか抱かなくなる。

自尊心、虚栄心で着飾って人にすごいと思われる人生より、社会の役に経つ人生

のほうがずっと有意義だと自然と思うようになる。

私でいえば自分のデザインで人間の生活に彩りを与え、感性を豊かにすることかな。

「自制」から考えさせられることは多い。

いろいろ。

現在中国、8/5-27までの出張。

空間デザイン、家具デザイン、買い物、中国などなどいろいろ。

































海外のインテリアデザイン案件、シカゴのホテル家具物件、

日本の某クライアント家具小売店の新ブランド立ち上げ、

仲良くさせていだいている常務と本部長のクライアントの新ブランド立ち上げ、などなど。

時間が経つのが早い...

依頼。

昨日は箱物の外注工場へ。

某クライアント分のオリジナルブランド物件の打ち合わせ。

ここの中国人社長は中卒。中学をでて地元に戻って農民をやっていたが、

深圳にでてきて家具工場で単純作業のラインの1工員から始まり、

工場長まで出世して自分の工場を開いた苦労人、しかもまだ34歳。

打ち合わせをしていても常に前向きで、いろいろな事を提案してくれる。

サンプルも問題無いので、今後協力関係が続くんじゃないかな。

うち以外に日本のクライアントもいるので、いつか日本に来て

我々の店頭に並んでいる商品を見て欲しい。

彼からも自社ブランドの商品開発で私に依頼がきそうな感じ。

中国に行ったことのない人、出張等で行ったことがあっても表面的な面しか

理解していない日本人は中国人はいい加減、仕事をしないというが、

それは確率的な部分では間違っていないが、日本人より努力する中国人もまたいる。

どこの国に行っても人との出会いは大事。

暑い。

ここは中国広東省。気温が大体34度くらいかな。

毎日が暑い。

シャワーは水が丁度良い。

おとといから深圳に行き、これから一緒に仕事をするかもしれない

貿易、コンサル会社の社長と食事。

彼の湖南省の高校の同級生もきているらしく、一緒に食事をして

それぞれ一人ずつ一気して、最後にはトイレに篭るはめに...

酒を一気する文化は中国の東北地方だと思っていたが、

湖南省にもこういう文化があるとは...

そして日曜日は彼とスペイン人のデザイナー、彼のエージェントと交流。

メーカーに行って打ち合わせなどなど。

彼ともいろいろな話をしたが、英語は半分くらいしか理解できないし、

話をしたいことの半分くらいしか話せない...

英語はもっと勉強しないといけない。

また久しぶりに田舎の工場から深圳という都会に来たので、

商業施設でadidasのビーチサンダルを購入。288元だったかな。

以前履いていたものの鼻緒が切れたので新しいサンダルを購入したのだが、

前回のもadidasで木更津のアウトレットで1000円だった。

昨日購入したのは日本円で約5500円。物はそんなに変わらない。

中国の現在の物価は異常。

スタッフにご馳走したりしてると、大して高価な物を食べてるわけではないのに、

2000元くらいすぐ無くなる。

この国は景気減速に伴ってデフレ傾向に進むのは間違いないだろう。

ただ中国は日本と違う。

物価がデフレ傾向を示すと、商品の品質も落ちる。

工場の材料でもそうだが、以前と同じ材料を頼んでいるのに以前より粗悪な

材料が届く。これはもう材料の納入の段階での検品で防ぐしかない。

中国では人を信用してもいが、信頼してはいけない。これは私の持論。

さて、今夜は日本からお客様が。

某小売店の常務と取締役本部長。

両名とも私の良き友人で、これから新しいブランドを立ち上がるということで、

サンプル製作に伴う打ち合わせ。

できれば秋にはデリバリーしたい。こちらも楽しみ。

で金曜日に日本帰国。

帰国後はアメリカのクライアンとの仕事の★5ホテルの家具デザイン。

今年のお盆はなんとか休みたいのだが...

久しぶりに。

久しぶりの更新。

現在中国。

某クライアントの新商品開発など開発物件多数。

7/17に日本に戻るが、それから某アーティストの自宅の家具デザインの物件で

アメリカに行くかも。まあこれは決まるかどうかまだ分からない物件だが。

最近は少し寝不足気味。

健康おたくの私にはジョギングと筋トレができないのがまずストレス。

中国ではマンションの敷地内(1周880M)を10周ほど歩いたりしているが、

やはり走らないと...

中国で外をジョギングすればまず轢かれるし、車の運転手と喧嘩にもなるだろう。

最近は「怒路」という言葉がニュースで報道されているが、

日本の常識で考えると、中国の交通事情にはマナーが全くないので。

かといってジムでのルームランナーは味気ない。

なので定期的に日本に戻らないと...

こちらでは休みもなくひたすら仕事してます...

25日経過。

中国滞在25日経過。

さまざまな商品を開発中。

某ブランドとの高価格帯ソファがやっと完成。

また某ネットショップブランドの新商品もぞくぞく完成。

友人が常務を務める某小売店のブランド設立に関わる商品開発も順調。

来週月曜日に日本帰国。

日本帰国後はジョギング、仕事、野菜生活、ジムの健全な生活に戻れる。

美味しい物も食べたい。

またアメリカのクライアントであるホテルデザインコンサル企業の案件も

やらないといけない。

今年になってから、いくつか知人の紹介等などで中国での商品開発のアドバイザー的な

連絡をいただくが、すべてお断りしている。

人間という生き物はそれぞれどこかしらの国家に帰属している。

我々は義務を果たして権利を主張できる。

社会人なら勤労の度合いはそれぞれ異なるが、所得に対する納税をして、

言論の自由なりを享受できるのである。

こういった依頼もなんとなく知人のつながりで、よのうな依頼が多いが、

先に自分が欲しいもの、そしてその代わりに相手に支払うべき対価、

を提案するべきではないかな?

私はサラリーマンではない。だからひとつひとつの仕事が報酬に直結しないと

生活していくことはできない。

毎月決まった報酬を給与としてもらう方にはそれはあまり理解されないようで...

大抵の家具企業は企画、商品開発が弱い、もしくは企画、商品開発すらない部署もある、

そして企画、商品開発という部署はあるが、家具とはどうやってできているのか?

すら知らない人が多い。メーカーにある商品を買い付けるだけになってしまっている。

日本の家具業界の現状はそのほとんどが安い商材でありながら、オリジナリティがある

商品でないと売れる商品にすることは難しい。

また彼らは中国出張の際、エージェントを帯同させることが多い。

中国語が話せない、貿易業務ができない、といった理由からである。

難しい問題なのだが、要は意思決定に関わる人間が川下までくだっていき、

その流れを理解しないと、消費者に賛同される(売れる)商品は生み出せないということ。

こういったクライアントと仕事をしてもマネージャークラスと開発をして、

中国に数回しか行ったことのない、そしてトレンドや消費者の趣向、店舗のつくり、

見せたかすら分からない役員に意味の無い会議の末、これまら意味の無いデザイン作業を

延々と繰り返させられるかばりの悪循環となってしまう。

だからできない部分は人に頼ろうとする。

ここまではよいのだが...

私も今は忙しく別のクライアントを取る予定はないので、

こういった話はすべて断っています。

今は太く付き合っている信用できるクライアントやより多くの作品を生み出せる

インフラを持っているクライアント様との付き合いに注力しています。

月曜日は一ヶ月振りの日本帰国です。

ジプシー。

先週より中国。

4月は6日しか自宅にいなかった。

大川、福岡、大阪、名古屋、東京、そして広島。

前半は中国のソファメーカーの社長が日本に来て毎日クライアントを訪問。

私はレンタカーを運転したり、打合せでアドバイスをしたりと色々。

会食もあり夜ホテルに戻ってから2時、3時まで仕事する生活を13日続けていたので

ちょっと疲れ気味。

ですぐに中国。

毎日新商品の開発。

広東省はすでに暑い、日中は気温30度。

大量に汗をかいて、マンションに戻ってシャワーを浴びる瞬間が気持ち良い。

今年の後半は専属でデザイナーをしているアメリカのデザイン企業が

某有名DJの自宅の改装の仕事を取るらしい。

私がそこにからむかどうかは分からないが...

今年は数社のクライアントとソファ、箱物含めすでに50商品くらい開発したかな...

千葉中心に店舗を持つ某小売店ともブランドを立ち上げる企画が動いているので、

現在も色々と商品を開発中。

中国ではiPhone4Sから6に変えた。

100%の充電が数分使って30%くらいになるのでもう限界。

あとは日本でAKMのレザーシングルライダースを買ったり、

ALAIN MIKLIの新しい眼鏡を買ったり。

ひとまず今月下旬までは中国滞在です...