25日経過。 | とあるインテリア・家具デザイナーのブログ

25日経過。

中国滞在25日経過。

さまざまな商品を開発中。

某ブランドとの高価格帯ソファがやっと完成。

また某ネットショップブランドの新商品もぞくぞく完成。

友人が常務を務める某小売店のブランド設立に関わる商品開発も順調。

来週月曜日に日本帰国。

日本帰国後はジョギング、仕事、野菜生活、ジムの健全な生活に戻れる。

美味しい物も食べたい。

またアメリカのクライアントであるホテルデザインコンサル企業の案件も

やらないといけない。

今年になってから、いくつか知人の紹介等などで中国での商品開発のアドバイザー的な

連絡をいただくが、すべてお断りしている。

人間という生き物はそれぞれどこかしらの国家に帰属している。

我々は義務を果たして権利を主張できる。

社会人なら勤労の度合いはそれぞれ異なるが、所得に対する納税をして、

言論の自由なりを享受できるのである。

こういった依頼もなんとなく知人のつながりで、よのうな依頼が多いが、

先に自分が欲しいもの、そしてその代わりに相手に支払うべき対価、

を提案するべきではないかな?

私はサラリーマンではない。だからひとつひとつの仕事が報酬に直結しないと

生活していくことはできない。

毎月決まった報酬を給与としてもらう方にはそれはあまり理解されないようで...

大抵の家具企業は企画、商品開発が弱い、もしくは企画、商品開発すらない部署もある、

そして企画、商品開発という部署はあるが、家具とはどうやってできているのか?

すら知らない人が多い。メーカーにある商品を買い付けるだけになってしまっている。

日本の家具業界の現状はそのほとんどが安い商材でありながら、オリジナリティがある

商品でないと売れる商品にすることは難しい。

また彼らは中国出張の際、エージェントを帯同させることが多い。

中国語が話せない、貿易業務ができない、といった理由からである。

難しい問題なのだが、要は意思決定に関わる人間が川下までくだっていき、

その流れを理解しないと、消費者に賛同される(売れる)商品は生み出せないということ。

こういったクライアントと仕事をしてもマネージャークラスと開発をして、

中国に数回しか行ったことのない、そしてトレンドや消費者の趣向、店舗のつくり、

見せたかすら分からない役員に意味の無い会議の末、これまら意味の無いデザイン作業を

延々と繰り返させられるかばりの悪循環となってしまう。

だからできない部分は人に頼ろうとする。

ここまではよいのだが...

私も今は忙しく別のクライアントを取る予定はないので、

こういった話はすべて断っています。

今は太く付き合っている信用できるクライアントやより多くの作品を生み出せる

インフラを持っているクライアント様との付き合いに注力しています。

月曜日は一ヶ月振りの日本帰国です。