香港空港。
香港空港到着、そしてチェックイン。
現在空港内のイタリアンで食事。
久しぶりのイタリアンなので美味しく感じる。
そこそこの味のパスタが178HKD、コーヒーが58HKDと価格は空港価格だが...
さてさて、日本帰国です。
現在空港内のイタリアンで食事。
久しぶりのイタリアンなので美味しく感じる。
そこそこの味のパスタが178HKD、コーヒーが58HKDと価格は空港価格だが...
さてさて、日本帰国です。
明日帰国。
明日は3週間強ぶりの日本帰国。
明日以降開発部は私とは打合せができないので、今日は開発部と細かい打合せ。
原寸の図面を見ながら、以後開発予定の商品の形状とつくりを再確認。
今回も結構お酒を飲まされるハメに。
お酒とタバコは一切やらない私にとっては、中国男性の酒タバコ文化は
人生の浪費以外に何物でもない。
ただ付き合いというものがあるため、時間を共有しているにすぎない。
そしてお酒が飲めない私に52度の白酒の一気を強要する中国人。
まあ限度があるんですよね...
そんな事もありながら、明日は帰国ですが。
2ヶ月ほどほとんど休んでないので、ちょっとゆっくりしたいなと思う。
明日以降開発部は私とは打合せができないので、今日は開発部と細かい打合せ。
原寸の図面を見ながら、以後開発予定の商品の形状とつくりを再確認。
今回も結構お酒を飲まされるハメに。
お酒とタバコは一切やらない私にとっては、中国男性の酒タバコ文化は
人生の浪費以外に何物でもない。
ただ付き合いというものがあるため、時間を共有しているにすぎない。
そしてお酒が飲めない私に52度の白酒の一気を強要する中国人。
まあ限度があるんですよね...
そんな事もありながら、明日は帰国ですが。
2ヶ月ほどほとんど休んでないので、ちょっとゆっくりしたいなと思う。
電話。
たった今、昨日の供应商老板から電話が。
「◯桥! 昨天好玩了吗? 今晚在干吗? 有空一起去别的地方吧!
我今晚帮你开房间喝酒唱歌后带小姐去!」
........。
かまってくれる気持ちはありがたいんですが........。
どう対応しようか考え中........。
「◯桥! 昨天好玩了吗? 今晚在干吗? 有空一起去别的地方吧!
我今晚帮你开房间喝酒唱歌后带小姐去!」
........。
かまってくれる気持ちはありがたいんですが........。
どう対応しようか考え中........。
カラオケ。
昨夜も供应商老板(材料屋の社長)とカラオケ。
ここ1週間で4回目。
私はお酒が少ししか飲めない、普段は全く飲まない、
そして飲みたくも無い人間で、むしろこの世からお酒とタバコは無くなって
ほしいと思っている人間である。
だが中国のカラオケ付き合いは飲まないといけない、しかも一気で...
昨日は万江の桑佰利酒店の中の第五大道という高級クラブ。
内装がえらい高級そうだが、デザインは洗練されていないという
中国のお決まりの内装。
小姐(嬢)も300人くらいいそうな規模の大きいお店。
私は仕事のため、ちょっと遅れていったので、時間が遅く面倒だったので、
女の子は選ばなかった。というか1週間で4回も連れ回されれば、
早くホテルに戻って休みたいというのが私の本心。
しかし供应商老板のメンツもあるので、表面的に盛り上げて酒を一気して、
その後気持ち悪くなってソファで寝てしまった。
本当に何の生産性も無く、ただの浪費に他ならないのだが、
中国人はこうすることで自分をアピールするのだろう。
そして今日の出来事。
昨日工場に入った若い子がいた、歳は20くらいだろうか。
部署は梱包部門の1ワーカー。
今日は彼にとって初仕事である。仕事は8時からである。
当然私も社長も8時から仕事をしている。
しかし彼は10時になっても、出勤してこないとの報告が。
宿舎に見に行かせると、まだ寝ているとのこと。
叩き起こされ荷物をまとめて、追い出されたのは言うまでもありません。
中国はこういう国。まあ教育の問題なのかな。
面接になぜか友人が来たり、普通の社会常識すら無い国。
中国人旅行者の海外での素行の悪さなのが問題になっているが、
この国で生活していると、その理由が理解できる。
ただうちの社長のようなそうでない、常識人まで中国人というひとくくりで
見られてしまうのはいささか可哀想である。
うちの社長の奥さんは日本はら中国に戻りたく無く、日本人に国籍を変更した。
知識人、富裕層の諸外国への移民はもう始まっている。
習近平のアメリカでのオバマとの会談。
オバマに対してアジア諸国との問題をジャイアン的思考で高圧的に語り、
牽制されただけで、同意を得られるわけもなく、実質上会談に何の意味も
もたらさなかったが、中国国内での報道は、
「オバマとの会談は大成功、中国の革新的利益をオバマが理解、
中国とアメリカは関係を深め、日本は孤立する危険にさらされている」
と中国らしい勝手な解釈。
中国国内の一部のSNSでは事実が語られ、一般国民に拡散されているのは
言うまでもないが。国民の潜在的な不満は溜まる一方である。
仮に共産党一党独裁は継続させて彼らのメンツは保ったとしても、
将来的には選挙によって政治を託すべき人間を選ぶ体制を構築しないと、
ゆくゆくは打倒される運命にある。
そういう意味では公務員(党員)の待遇を見直しすことも必要であろう。
ゆがみきったこの国ではそう変容することはないだろうが...
結局は共産党が自分から国民の自由や人権を許容、尊重し変容していくか、
共産党が打倒されるかのどちらかである。
中国国内の一般国民の所得の増加は企業の恩恵を受けたものではなく、
企業や政府との戦いによって勝ち得た増加である。
ゆがんだ構造での経済成長が継続できるはずがないわけで。
私個人的にはこのままの政治統治状態が続けば、経済の内需構造疲弊、
地方官僚に食い物にされた不良債権の表面化、その他もろもろの原因で
深刻な不況に陥り、潜在的な不満がピークに達したところで
軍でも抑えきれないくらいの大きな暴動が起こるであろう。
そしてそれは5年から10年の間に起こると思っている。
そこでやっと毛沢東の呪縛から逃れることができる。
まあ、要するに中国共産党というのは経営者及び幹部の個人的利益に大きく
左右され、そして経営される株式非上場超大企業といったところであろうか。
そんなわけで睡眠不足で仕事です...
ここ1週間で4回目。
私はお酒が少ししか飲めない、普段は全く飲まない、
そして飲みたくも無い人間で、むしろこの世からお酒とタバコは無くなって
ほしいと思っている人間である。
だが中国のカラオケ付き合いは飲まないといけない、しかも一気で...
昨日は万江の桑佰利酒店の中の第五大道という高級クラブ。
内装がえらい高級そうだが、デザインは洗練されていないという
中国のお決まりの内装。
小姐(嬢)も300人くらいいそうな規模の大きいお店。
私は仕事のため、ちょっと遅れていったので、時間が遅く面倒だったので、
女の子は選ばなかった。というか1週間で4回も連れ回されれば、
早くホテルに戻って休みたいというのが私の本心。
しかし供应商老板のメンツもあるので、表面的に盛り上げて酒を一気して、
その後気持ち悪くなってソファで寝てしまった。
本当に何の生産性も無く、ただの浪費に他ならないのだが、
中国人はこうすることで自分をアピールするのだろう。
そして今日の出来事。
昨日工場に入った若い子がいた、歳は20くらいだろうか。
部署は梱包部門の1ワーカー。
今日は彼にとって初仕事である。仕事は8時からである。
当然私も社長も8時から仕事をしている。
しかし彼は10時になっても、出勤してこないとの報告が。
宿舎に見に行かせると、まだ寝ているとのこと。
叩き起こされ荷物をまとめて、追い出されたのは言うまでもありません。
中国はこういう国。まあ教育の問題なのかな。
面接になぜか友人が来たり、普通の社会常識すら無い国。
中国人旅行者の海外での素行の悪さなのが問題になっているが、
この国で生活していると、その理由が理解できる。
ただうちの社長のようなそうでない、常識人まで中国人というひとくくりで
見られてしまうのはいささか可哀想である。
うちの社長の奥さんは日本はら中国に戻りたく無く、日本人に国籍を変更した。
知識人、富裕層の諸外国への移民はもう始まっている。
習近平のアメリカでのオバマとの会談。
オバマに対してアジア諸国との問題をジャイアン的思考で高圧的に語り、
牽制されただけで、同意を得られるわけもなく、実質上会談に何の意味も
もたらさなかったが、中国国内での報道は、
「オバマとの会談は大成功、中国の革新的利益をオバマが理解、
中国とアメリカは関係を深め、日本は孤立する危険にさらされている」
と中国らしい勝手な解釈。
中国国内の一部のSNSでは事実が語られ、一般国民に拡散されているのは
言うまでもないが。国民の潜在的な不満は溜まる一方である。
仮に共産党一党独裁は継続させて彼らのメンツは保ったとしても、
将来的には選挙によって政治を託すべき人間を選ぶ体制を構築しないと、
ゆくゆくは打倒される運命にある。
そういう意味では公務員(党員)の待遇を見直しすことも必要であろう。
ゆがみきったこの国ではそう変容することはないだろうが...
結局は共産党が自分から国民の自由や人権を許容、尊重し変容していくか、
共産党が打倒されるかのどちらかである。
中国国内の一般国民の所得の増加は企業の恩恵を受けたものではなく、
企業や政府との戦いによって勝ち得た増加である。
ゆがんだ構造での経済成長が継続できるはずがないわけで。
私個人的にはこのままの政治統治状態が続けば、経済の内需構造疲弊、
地方官僚に食い物にされた不良債権の表面化、その他もろもろの原因で
深刻な不況に陥り、潜在的な不満がピークに達したところで
軍でも抑えきれないくらいの大きな暴動が起こるであろう。
そしてそれは5年から10年の間に起こると思っている。
そこでやっと毛沢東の呪縛から逃れることができる。
まあ、要するに中国共産党というのは経営者及び幹部の個人的利益に大きく
左右され、そして経営される株式非上場超大企業といったところであろうか。
そんなわけで睡眠不足で仕事です...
効率。
仕事の成果に効率が関係することは誰でも知っているであろう。
しかし効率とか有形無形の言葉であり、具体的に何が効率なのか?
ということを考えることはあまり無いだろう。
昨日、工場近くの日本料理屋で食事していた時のこと。
隣のテーブルにいた日本人がせわしなく取引先、仕入先に電話をしている。
校正、色といった言葉を連発していたので、近くにある工場(日系大手印刷企業)に
関わる人間なのだろう。歳は35くらいかな?私とそう変わらない。
せわしなく各方面の電話をする理由は
「お客様に聞いてみます」「工場に聞いてみないとできるか分かりません」
効率、悪いですよね...
「お客様に聞いてみます」=クライアントとの打合せを理解していないから、
そこで自分で決定できず、また自分の決定に
責任が取れないため、クライアントとの伝言ゲーム
になってしまう。
「工場に聞いてみないとできるか分かりません」=自分が関わる領域の実務の経験、
そして工場でどう製造しているのか、の知識が欠落
しているため、工場との伝言ゲームとなってしまう。
正直、これでは彼がその仕事をする必然性が無い。
日本の企業にはこのような人間が多く散見されるが、これが日本の大企業が
国際的に競争力を失った原因の1つになっていると思う。
これは労働環境づくりであったり、社員の育成方針の問題であったりする。
ただ、日本企業には技術など誇れる部分が多々ある。
しかし、人材的問題も含めて国際的に広域展開し、シェアを広げるという営業戦略という
部分では比較的内向的で奥手な人種という部分からか、絶対的に劣ってしまう。
そしてその日本人だが、40分ほどかかって段取りを終えたようだ。
しかし、話を聞いていると(隣なのでどうしても聞こえてしまう)、
クライアント、工場共に1回ずつの電話で簡単に終わる電話。
おそらく彼は毎日残業しているんだろう。
密度を上げる、ということは重要なことである。
結局何が目的か?ということを噛み砕いて対処することも需要である。
そうすれば、効率は上がる。
頭の中でいくつかのレイヤ、フローチャートを思い描くことができればそれも可能。
そこにこんなミスがあるかも、
といった非効率的要素もインプットしておけば万が一の時の対処も可能かと。
何気なく時間が経過してしまう生活と、
その意味を深く考察し、意味を考える生活は絶対的に違うなと。
日々考えますね。
しかし効率とか有形無形の言葉であり、具体的に何が効率なのか?
ということを考えることはあまり無いだろう。
昨日、工場近くの日本料理屋で食事していた時のこと。
隣のテーブルにいた日本人がせわしなく取引先、仕入先に電話をしている。
校正、色といった言葉を連発していたので、近くにある工場(日系大手印刷企業)に
関わる人間なのだろう。歳は35くらいかな?私とそう変わらない。
せわしなく各方面の電話をする理由は
「お客様に聞いてみます」「工場に聞いてみないとできるか分かりません」
効率、悪いですよね...
「お客様に聞いてみます」=クライアントとの打合せを理解していないから、
そこで自分で決定できず、また自分の決定に
責任が取れないため、クライアントとの伝言ゲーム
になってしまう。
「工場に聞いてみないとできるか分かりません」=自分が関わる領域の実務の経験、
そして工場でどう製造しているのか、の知識が欠落
しているため、工場との伝言ゲームとなってしまう。
正直、これでは彼がその仕事をする必然性が無い。
日本の企業にはこのような人間が多く散見されるが、これが日本の大企業が
国際的に競争力を失った原因の1つになっていると思う。
これは労働環境づくりであったり、社員の育成方針の問題であったりする。
ただ、日本企業には技術など誇れる部分が多々ある。
しかし、人材的問題も含めて国際的に広域展開し、シェアを広げるという営業戦略という
部分では比較的内向的で奥手な人種という部分からか、絶対的に劣ってしまう。
そしてその日本人だが、40分ほどかかって段取りを終えたようだ。
しかし、話を聞いていると(隣なのでどうしても聞こえてしまう)、
クライアント、工場共に1回ずつの電話で簡単に終わる電話。
おそらく彼は毎日残業しているんだろう。
密度を上げる、ということは重要なことである。
結局何が目的か?ということを噛み砕いて対処することも需要である。
そうすれば、効率は上がる。
頭の中でいくつかのレイヤ、フローチャートを思い描くことができればそれも可能。
そこにこんなミスがあるかも、
といった非効率的要素もインプットしておけば万が一の時の対処も可能かと。
何気なく時間が経過してしまう生活と、
その意味を深く考察し、意味を考える生活は絶対的に違うなと。
日々考えますね。
連日。
おとといは供应商の老板との会食。彼は香港人。
香港人はほとんどが親日であるため、会話も弾む。
なんとなく中国語と英語で会話。
それからカラオケへ。ウイスキーの炭酸割りを飲まされる。
昨日は我々3工場とクライアント企業対抗のレクリエーション大会。
バスケットボールと卓球。
我々は惨敗。やはりチーム競技は練習していないと話にならない。
そ夜は当然宴会。私は2軒目で逃げるようにホテルに戻る。
今日は中国の休日のため休み。お昼からマッサージへ。
そして工場に戻る、クライアントは今夜こちらに来る予定で迎えに行こうかと
思っているのだが、連絡がない...
もう夕方なんだが...
というわけで連絡待ちです。
香港人はほとんどが親日であるため、会話も弾む。
なんとなく中国語と英語で会話。
それからカラオケへ。ウイスキーの炭酸割りを飲まされる。
昨日は我々3工場とクライアント企業対抗のレクリエーション大会。
バスケットボールと卓球。
我々は惨敗。やはりチーム競技は練習していないと話にならない。
そ夜は当然宴会。私は2軒目で逃げるようにホテルに戻る。
今日は中国の休日のため休み。お昼からマッサージへ。
そして工場に戻る、クライアントは今夜こちらに来る予定で迎えに行こうかと
思っているのだが、連絡がない...
もう夕方なんだが...
というわけで連絡待ちです。
昨今のデザイナーの傾向。
私が現在関わっている3工場のクライアントの8割は日系企業である。
そして私は工場再度の人間として、クライアント側のデザイナーと仕事を
する機会が多々ある。私は特定の企業の担当等はやらないので、
あくまで打合せに同席して商品開発に関してアドバイスを行う立場である。
最近特に思うことは、経験が無いデザイナーがあまりにも多すぎて
打合せから商品開発の過程でうまく行かないことが多々ある。
日本企業との商品開発においては、まず「低価格」というのが大前提である。
なのでコスト(商品のつくりや材料)を考慮しながら商品を開発する必要がある。
コストというのは具体的に言うと、手間のかかる形状だったり、材料だったりである。
しかしそれを理解していないデザイナーがあまりにも多い。
もちろん中国の材料等の事情はあまり理解していないわけだから、
そういった特殊な事情での理解不足はこちらも理解できる。
しかし、根本的な部分を理解していない人達が最近あまりにも多い。
オーダーが少量しかないのに、型を起こすだとか、モールドウレタン使用だとか...
そしてデザインの根本的な部分である形状に関しても、
3面でしか立体を捉えることができないデザイナーが多く、
多面的に立体を捉えられないデザイナーが多い。
わけの分からない図面も多い。
例えばソファのデザインなんていうのは基本的な形状は出尽くしている。
だからそこからさらに立体的に形状を捉え、設計していくしかない。
細かいふくらみだったり、パイピングのラインだったり、
生地の張り替えだったり考え方はさまざま。
私はデザインとは消去法だと思っている。
というのは100思考した中での10の形状がデザインだということ。
分かりやすい言葉で言えば、アイデア、経験、そして引出しの多さかな。
経験不足の人は大体が足し算になってしまう。
だから細部を突かれた時に、その理由が説明できない。
そしてデザインの資質は段階的に上がってのだと私は思っている。
Aのデザインが出来た人間はBのデザインを行わずにCのデザインにはたどり着けない。
つまりデザインとは飛躍的に能力が上がるようなものではなく、
段階的なものである。それにかかる時間は個人の努力や能力次第だが。

例えば、こういう風にパッチワーク風とし、
角部をすべてRを取るだけで大分イメージは変わってくるわけで。
そして形状に普遍性を持たせれば日本の市場で売れるソファの開発ができる。
日本では奇抜な形状のソファは売れない。

これは木をスリットのような意匠とし、
その一部が回転して小さなテーブルになるというデザイン。
海外向けにこういったソファの開発もしているが...
私はアートとして捉えられる様な崇高なデザイナーではない。
あくまで商業デザイナーである。
まあ落ちぶれてアート的デザイナーになれなかったというのもあるのかも知れないが...
商業デザイナーという意味は
「関わる企業(小売店、工場)の特性を理解し、そこから売れる商品を開発する」
デザイナーである。自分の理想の家具をデザインしようと思えば、
もっと複雑な形状で凝った手間のかかる商品をデザインすることだろう。
しかし現在日本の市場においての家具開発は商品のボリュームとや機能を考慮し、
他社と商品の競争力を比較したうえで、まず上代を設定しそこから工場から
仕入れるFOB価格を算定し、商品を開発する。
そして我々はその制約の中で最大限の商品を開発しなければならない。
だから商業的な意味合いをしっかりと認識し、切り捨てる部分はばっさりと切り捨て、
割り切って商品を開発する必要があるのである。
そしてその評価を下すのは市場(エンドユーザー)である。
玄人の評価が高くても、全く売れなければ仕事で有用性を示せないのと同義。
そのためには商品がどう作られているか?を知らなければならない。
最近は机の上でしか仕事をしないデザイナーより、経験豊富な家具のバイヤー
の方が家具の構造や中身を良く知っているという現象になってしまっている。
謙虚ならまだいいが、そうでない人も多いですね、この業界は。
現在の日本市場においての家具のほとんどは海外で生産される時代。
自分はデザイナーだからどうこう、という考えは人それぞれだが、
そこから先の仕事(ソファがどうつくられているか)を真剣に考え
突き詰めて行くと、その会社を退職した時に別の会社から声がかかる
デザイナーになるんじゃないのかなと思う。
所詮組織に社員として所属するデザイナーの収入なんてのはたかが知れてる。
だから多くの人達(社内、仕入先や取引先等の社外)に評価され、
収入を少しでも多くしたいなら、必然的に通る道ではあると思う。
その生産国の言葉が話せる、材料等の事情を良く理解し商品開発ができる等。
まあ色々と書いたんだけども...
家具も含めデザイナーは机の上で仕事をしているだけでは、
平均以下の収入から増えることは無い時代になってしまった時代。
そこからは自分がどう考えるかという個人の裁量に大きく関わる。
新しい経験はしといた方がいいですね。
そして私は工場再度の人間として、クライアント側のデザイナーと仕事を
する機会が多々ある。私は特定の企業の担当等はやらないので、
あくまで打合せに同席して商品開発に関してアドバイスを行う立場である。
最近特に思うことは、経験が無いデザイナーがあまりにも多すぎて
打合せから商品開発の過程でうまく行かないことが多々ある。
日本企業との商品開発においては、まず「低価格」というのが大前提である。
なのでコスト(商品のつくりや材料)を考慮しながら商品を開発する必要がある。
コストというのは具体的に言うと、手間のかかる形状だったり、材料だったりである。
しかしそれを理解していないデザイナーがあまりにも多い。
もちろん中国の材料等の事情はあまり理解していないわけだから、
そういった特殊な事情での理解不足はこちらも理解できる。
しかし、根本的な部分を理解していない人達が最近あまりにも多い。
オーダーが少量しかないのに、型を起こすだとか、モールドウレタン使用だとか...
そしてデザインの根本的な部分である形状に関しても、
3面でしか立体を捉えることができないデザイナーが多く、
多面的に立体を捉えられないデザイナーが多い。
わけの分からない図面も多い。
例えばソファのデザインなんていうのは基本的な形状は出尽くしている。
だからそこからさらに立体的に形状を捉え、設計していくしかない。
細かいふくらみだったり、パイピングのラインだったり、
生地の張り替えだったり考え方はさまざま。
私はデザインとは消去法だと思っている。
というのは100思考した中での10の形状がデザインだということ。
分かりやすい言葉で言えば、アイデア、経験、そして引出しの多さかな。
経験不足の人は大体が足し算になってしまう。
だから細部を突かれた時に、その理由が説明できない。
そしてデザインの資質は段階的に上がってのだと私は思っている。
Aのデザインが出来た人間はBのデザインを行わずにCのデザインにはたどり着けない。
つまりデザインとは飛躍的に能力が上がるようなものではなく、
段階的なものである。それにかかる時間は個人の努力や能力次第だが。

例えば、こういう風にパッチワーク風とし、
角部をすべてRを取るだけで大分イメージは変わってくるわけで。
そして形状に普遍性を持たせれば日本の市場で売れるソファの開発ができる。
日本では奇抜な形状のソファは売れない。

これは木をスリットのような意匠とし、
その一部が回転して小さなテーブルになるというデザイン。
海外向けにこういったソファの開発もしているが...
私はアートとして捉えられる様な崇高なデザイナーではない。
あくまで商業デザイナーである。
まあ落ちぶれてアート的デザイナーになれなかったというのもあるのかも知れないが...
商業デザイナーという意味は
「関わる企業(小売店、工場)の特性を理解し、そこから売れる商品を開発する」
デザイナーである。自分の理想の家具をデザインしようと思えば、
もっと複雑な形状で凝った手間のかかる商品をデザインすることだろう。
しかし現在日本の市場においての家具開発は商品のボリュームとや機能を考慮し、
他社と商品の競争力を比較したうえで、まず上代を設定しそこから工場から
仕入れるFOB価格を算定し、商品を開発する。
そして我々はその制約の中で最大限の商品を開発しなければならない。
だから商業的な意味合いをしっかりと認識し、切り捨てる部分はばっさりと切り捨て、
割り切って商品を開発する必要があるのである。
そしてその評価を下すのは市場(エンドユーザー)である。
玄人の評価が高くても、全く売れなければ仕事で有用性を示せないのと同義。
そのためには商品がどう作られているか?を知らなければならない。
最近は机の上でしか仕事をしないデザイナーより、経験豊富な家具のバイヤー
の方が家具の構造や中身を良く知っているという現象になってしまっている。
謙虚ならまだいいが、そうでない人も多いですね、この業界は。
現在の日本市場においての家具のほとんどは海外で生産される時代。
自分はデザイナーだからどうこう、という考えは人それぞれだが、
そこから先の仕事(ソファがどうつくられているか)を真剣に考え
突き詰めて行くと、その会社を退職した時に別の会社から声がかかる
デザイナーになるんじゃないのかなと思う。
所詮組織に社員として所属するデザイナーの収入なんてのはたかが知れてる。
だから多くの人達(社内、仕入先や取引先等の社外)に評価され、
収入を少しでも多くしたいなら、必然的に通る道ではあると思う。
その生産国の言葉が話せる、材料等の事情を良く理解し商品開発ができる等。
まあ色々と書いたんだけども...
家具も含めデザイナーは机の上で仕事をしているだけでは、
平均以下の収入から増えることは無い時代になってしまった時代。
そこからは自分がどう考えるかという個人の裁量に大きく関わる。
新しい経験はしといた方がいいですね。
週末。
金曜日の夜から「客戸」「供应商」の人達と小旅行。
工場から大体2時間の距離かな?
自然の中で散策、なんだかいい旅行だなと思っていたが、
案の定夜は宴会。53度の白酒がものすごい勢いで空になる。
そして食事後は朝3時までカラオケ。
私は食事の時、すでに泥酔しており、
カラオケでは隅で就寝、たまに歌を歌う。
2日連続でこんな生活。
今回旅行の音頭を取ったウレタン工場の社長さんは、
2日で合計50万くらい使ったんじゃないかな。
中国では「割り勘」という文化は無いですからね。
昨日は工場に戻って来て、夕方から泳ぎに。
随分飲まされたため、身体が重い...
中国での付き合いは寿命が縮まります...
工場から大体2時間の距離かな?
自然の中で散策、なんだかいい旅行だなと思っていたが、
案の定夜は宴会。53度の白酒がものすごい勢いで空になる。
そして食事後は朝3時までカラオケ。
私は食事の時、すでに泥酔しており、
カラオケでは隅で就寝、たまに歌を歌う。
2日連続でこんな生活。
今回旅行の音頭を取ったウレタン工場の社長さんは、
2日で合計50万くらい使ったんじゃないかな。
中国では「割り勘」という文化は無いですからね。
昨日は工場に戻って来て、夕方から泳ぎに。
随分飲まされたため、身体が重い...
中国での付き合いは寿命が縮まります...










