淡海国の野洲めぐり④ ~三上山~ | NAVI彦 ~つつがなき神さまめぐり~

NAVI彦 ~つつがなき神さまめぐり~

神社めぐりをしています。
その土地ならではのお話も、
さくっとまとめてます。

それでは、

三上山(みかみやま)に

登ってゆきます!

 

 

三上山は、

標高432メートルの

低山ですが、

 

お椀を返したような

美しい形をしていて

 

近江富士(おうみふじ)の

別名をもっています。

 

 

御上(みかみ)神社

ご神体山であり

 

頂上には

御上神社の奥宮が

あるといいます。

 

 

山中には

巨石・奇岩がおおく

 

山頂付近には

巨大な磐座があるそうです。

 

 

片道1時間程度で

登れるような山ですが、

 

神体山ということもあり

山のなかは、

神気にあふれているようでした。

 

 

登山道もおおく、

さまざまなルートが

あるようですが、

 

今回は

黒揚羽蝶にさそわれて、

 

裏登山道を

行くことにしました。

 

 

すぐに磐が

ごろごろとしはじめます。

 

 

参道のわきにも、

磐座らしき巨岩が

見られます。

 

 

古代の世界に

迷い込んだような

景観です。

 

 

参道の磐にも

小石が積んでありました。

 

 

昇る太陽にむかって

進んでいるようです。

 

 

きれいな虹が

写りました!

 

 

登るにつれて

磐の数も増えてゆき、

 

形も次第に

大きくなってゆきます。

 

 

六角形の花壇?

のあるところが

分岐点になっています。

 

三上山は、

もっとも高い男山と、

すこし低い女山に

わかれています。

 

ここから、

どちらにも

行くことができます。

 

 

まずは、

女山のほうへ

行ってみました。

 

 

標高270メートルと

ありますね。

 

すごくこじんまりと

したところです。

 

でもなにか、

密やかな雰囲気があり

すこし心が躍りました。

 

 

六角形までもどって

男山のほうへと

向かいます。

 

それにしても、

あの六角形は

いったい何の

ポータルだったのでしょう?

 

 

磐もずいぶん

大きくなってきました。

 

山は硬い岩盤に

覆われているのか、

 

木の根が

地表を這っています。

 

 

鞍馬山(くらまやま)にも

似たような景色が

ありましたね。

 

 

とはいえ、

こちらのほうがより

荒々しいかもしれません。

 

 

この

巨岩奇岩の感じは、

 

大神(おおみわ)神社のある

三輪山(みわやま)とも

そっくりです。

 

 

そもそも、

御上神社と

大神神社、

 

三上山と

三輪山とならべてみると、

 

関係ないわけがないですよね。

 

 

あ~キラキラ

この磐と樹と苔のかんじ、

たまりません!

 

最高です照れ

 

と、

こうして何枚も

写真を撮っていると、

 

こんな不思議写真まで

撮れてしまいます。

 

 

不思議といえば、

ここ三上山は

 

人工の

ピラミッドといわれたり、

 

UFOの

発着基地といわれたり、

 

古墳だといわれたり、

 

そんな聖地でも

あるようです。

 

 

たしかに、

この山中をながめれば

わかる気がします。

 

 

山頂が

近づいてきたようです。

 

これまでにない、

巨大な磐たちが

姿を見せはじめました。

 

 

なかでも見どころは、

姥の懐(うばのふところ)という

巨大な磐に穿たれた

洞穴です。

 

 

近江天保一揆

(おうみてんぽういっき)では、

 

見分役人の

市野茂三郎(いちのもさぶろう)が

 

この洞穴に隠れたという

言い伝えもあるといいます。

 

 

この磐と磐の

隙間のようなところに、

 

 

小さな穴が

開いていました。

 

奥行きもほとんどなく、

ひとが2、3人も入れば

いっぱいになってしまいます。

 

 

奥はこうなっており、

なにか象徴的なものを

感じます。

 

これは

人工的に掘られたものでしょうか?

天然なのでしょうか?

 

もしかすると、

古代においては

祭祀場だったのではないでしょうか?

 

 

この姥の懐には、

大ムカデが住んでいた

という伝説もあるそうです。

 

 

伝説といえば、

 

琵琶湖は

巨人・だいだらぼっちが

掘った穴であり、

 

掘った土で

富士山をつくって、

 

そのときに

こぼれた土から

三上山ができた、

 

という話もあるといいます。

 

 

それはどこか、

琵琶湖西岸の

ルートを開いたという

 

ホツマツタヱ

猿田彦(さるたひこ)の業績にも

通じるものがありますね。

 

 

さて、

そうこうしているうちに、

頂上へ着きました。

 

 

これが頂上にある、

御上神社の奥宮です。

 

 

三上山というだけあって、

3つの祠がならんでいました。

 

 

天之御影神(あめのみかげ)

祀るだけではなく、

 

山中に水を蓄えているので、

竜王(りゅうおう)の信仰も

あると書かれています。

 

 

登頂記念の写真です爆  笑

 

奥宮正面の

磐座ちかくには、

展望台もありました。

 

 

平野にぽっこりと

突き出た山ですから、

眺めもとても良いですね。

 

南に流れる

野洲川(やすがわ)も

はっきりとみえます。

 

 

ああ、

うつくしい……

 

 

光の筋が、

まるで龍のように、

空に浮かんでいます。

 

 

ここからは

比叡山をはじめ、

 

さまざまな山を

一望できるようです。

 

 

振り返れば山頂には、

日の丸も

掲げられていました。

 

皇尊弥栄!

 

すっかり堪能です。

 

 

さて、

それでは降りてゆきます。

 

下山ルートは、

表登山道をゆきました。

 

 

すこし下れば、

琵琶湖側も

観ることができました!

 

 

こちらにも、

たくさんの磐が

あるようです。

 

 

割岩(われいわ)は、

磐が真っ二つに

割れているといいます。

 

 

この隙間、

人が通れるのだそうです。

 

 

磐に鎖がついていて、

よじ登ってゆくようです。

 

 

おおおおお、

磐に抱かれる感覚です。

 

なんて素敵なんでしょうキラキラ

 

 

下ってゆく途中、

道をまちがえたのか

 

妙見堂(みょうけんどう)跡地へと

来てしまいました。

 

 

この地に栄えた

遠藤氏は、

 

房総半島からやってきた

千葉氏の一族であり、

 

妙見信仰を持ち込んだ

といわれているようです。

 

 

そんな氏族の古墳が、

参道にあるようでした。

 

道なりに、

妙見堂への旧参道を

くだってゆきます。

 

入口付近には

魚釣岩(うおつりいわ)が

ありました。

 

 

太古のむかし、

琵琶湖の高かったころは

ここが海岸だったとありました。

 

となると、

かつてはいまよりもさらに

広かったのかもしれませんね。

 

 

ようやく

地上に降りてきました。

 

 

妙見宮はいまでも

あるのですね。

 

とはいえ、

さすがに疲れたので

 

ちかくの

小川珈琲さんで

一服いたしました。

 

 

はあ、

堪能ですキラキラ照れキラキラ

 

 

淡海国の野洲めぐり⑤ へ つづく

 

 

↓よければクリック

↓お願いします。


神社・お寺巡りランキング

 

 

☆野洲めぐり全記事リスト☆

淡海国の野洲めぐり① ~御上神社~
淡海国の野洲めぐり② ~悠紀斎田~
淡海国の野洲めぐり③ ~近江天保一揆~
淡海国の野洲めぐり④ ~三上山~
淡海国の野洲めぐり⑤ ~新川神社~