「フジテレビ面接合格の秘訣」吉本アナウンサー・藤川奈々話し方オンライン講座19

フジテレビ面接合格の秘訣

私はずっと生CMをしたいと思っていました。モデルで商品を手に、ニコパチ（ニコッと笑ってパチッと撮影）よりも、手にした商品のどこが良いかを話したいと思っていました。

が、生CMをしたいと思っても情報がありません。

生CMをしたい事を忘れかけていた時、

「フジテレビの生CMのオーディションを受けてみないか」と、言ってくれる方に出会ったのです。

（強く願えば思いは通じる）

受けたオーディションは『タイム3』

司会は、フジテレビアナウンサーの須田哲夫さん。普段もニコニコされたとってもいい方でした。

須田哲夫さんがインタビューで「さまざまな番組に携われて、いろいろな方とお仕事をされてきたと思いますが、特に影響を受けたのはどなたですか?」と聞かれ、

「森光子さんですね。『3時のあなた』で8年間ご一緒し、学ぶ事が多かった」と答えていらっしゃいますが、

森光子さんは神様の様なお方でした

須田哲夫さんのインタビュー記事はこちら

さて、フジテレビ『タイム3』の生CМオーディション。

洗濯洗剤の生CМのオーディションで、

「こうして、キャップ１杯、洗濯機に入れます」

というデモンストレーションで、指が震えてキャップに洗剤が入らない！！

オーディションなのに、手がアップになっていると思うと、手が震える。

自分は緊張すると手が震えるという事を知りました。

緊張すると手が震えるというより、今、カメラで手だけを撮られていると思うと、震えるのです。

『タイム3』の生CМオーディションは！

最後の二人まで残りましたが落選。

手が震えた事もあるでしょうが、イメージが若すぎるとの事でした。

その時に合格した方は、生放送で、生卵の黄身をお箸でつかんでも黄身が割れないってデモンストレーションをきちんとされるのです！！

私なら黄身がぐちゃぐちゃに(笑)

生放送でも緊張せず、何でもできる人はいるのだなと思いました。

生CМのオーディションに落ちてショック

それから半年後、、、

知り合いのプロダクションの方から連絡を頂きました。

フジテレビのCМ部の方が私を探していると。

『タイム3』の生CМオーディションから半年、

今度は朝のワイドショー『おはよう！ナイスデイ！』の生CМのオーディションがあると！

『タイム3』の生CМオーディションで私の事を覚えて下さっていたのです。

人の記憶に残るのは大事ですね。

そして、生CМの任期は大体、5年なので、半年の間に、朝、昼のワイドショーで生CМのオーディションに出会えるタイミング！

今度は絶対に受かりたい。

カメラテストまで進み、

絶対に受かりたい私は事前にもらった原稿を100％暗記して挑みました。

忘れもしない、キッコーマン丸大豆醬油で作る美味しいお料理。

三菱電機霧ヶ峰、カルビーポテトチップス、花王アタックなど、人により渡された原稿は違っていました。

最終カメラテストの控室には、最終に残った女性10数人。

ここで、私は不思議な光景を見ます。

あれー？おかしいな、皆、原稿を広げてぶつぶつ練習している。

私は受かりたいから完璧に覚えてきたから、もう、原稿を広げなくても大丈夫。でも、他の人は皆、ぶつぶつ原稿を練習している。受かりくないのかな？そう思いました。

この光景が、私にとってはとても不思議な光景に映りました。

そして、

合格

当時は、本当に受かった事が嬉しくて嬉しくて。

当時、視聴率三冠王のフジテレビに毎日、全国ネットで出られる！！

本当に嬉しかった。。。

そして、合格した後、フジテレビの廊下を歩いていると、他のプロダクションのマネージャーさんから言われました。

「君、受かると思ったよ。原稿を見てなかったの君だけだったって話題になってたよ」

そうなのです、

オーディションの控室にも審査員がいたのです。

控室の様子も審査されていたのです。

生放送に対応できるかを見られていたのでしょう。

元宝塚（千琴ひめかさん）の、はいだしょうこさんも、NHK『おかあさんといっしょ』第19代目うたのおねえさんのオーディションで、

控室で、新譜の譜面が読めない人から聞かれ、他の方はごめんなさいと断っていたけれど、

はいだしょうこさんは聞かれたら教えてあげていて、自分の練習ができないままオーディションへ。

その控室での面倒見の良さが、子どもたちにどう対応できるかという点を見られていたそうです。

～教訓～
『試験、オーディションは控室から始まっている』

追伸。

お化粧すると派手になるので、抑えたお化粧で、口紅も薄くしたら、

最終協議で「不健康そう」となったそうで、演出ミスで危うくでした。

～教訓～
『過度な演出はせず、自然体で』