「誰でも契約に強くなれる」契約の教科書づくり
ただいま原稿書きを進めております。銀行のお客様向けの月刊誌です。読んで下さった企業従業員のみなさまが「必ず」自信がつくような文章に仕上げたいと思います。 金融機関の合併失敗や外資による不良債権の瑕疵担保条項でコテンパンにやられた件など、こういう事例を見ると、国内の契約スキルの底上げをする必要を強く感じます。専門家ではなく、個人レベルでのスキルアップが必要です。私はどちらも直接は関係ありませんが、たいへん悔しく、歯がゆい思いをしております。 残念ながら、現在の教育過程の中では契約に強くなるような仕組みは見受けられないので、「誰でも契約に強くなれる」ようなノウハウを開発したいと思っています。少なくとも、「あんな難しいもの、とても読むものではない」という空気は変えていきたいですね。研修では少しできていますが、まだまだ理想とするインパクトは与えられていません。 契約、契約書がなぜ嫌がられるかという問題を整理して、体系立ったノウハウにできればと思います。「誰でも」という要素を考えているので、分厚い教科書みたいなものはダメです。思い切ってコンテンツを「捨てる」ことをしなければ実現しません。 最終的には、現在11年目となった契約学習ネットワークの対象である消費者向けに(悪質商法被害者予備軍を減らすために!)応用できればと考えています。 縁あって銀行時代の上司に契約書と接する機会をいただいたので、「起業支援」と同様、「契約書」も私の人生のミッションの一つに据えておきたいと思っています。契約書というのは終わりのない分野ですが、これもまたご縁。声をかけていただくことが多いので、力を発揮できたらと思います。そして、明日は今日よりも良い仕事ができるように研鑽していきます。