おはようございます。


昨日は朝から晩までドタバタと、心地よい疲労感を感じる一日となりました。


製品リスクの対策会議は、やはり実施して良かった。私の場合、「○○という恐れがあるので、契約書にそれを書いておきたい」とまず相談がやってきます。でもその相談の背景を伺うと、もっと本質的な、大きな課題が潜んでいることがあります。そういった課題を上手に引き出せるようにしたいものです。


時系列で契約当事者ごとにどんなリスクが存在しているか、現在どんな問題が起こっているかをヒアリングして、これを一覧にまとめました。


もちろんリスクをすべて誰かに放り投げたら商売は成立しません。どこでリスクテイクするか、企業の経営判断となるでしょう。


しかし、下請取引などでは、元請が負わされているリスクをそのまま、ひどい場合はそれに輪をかけて悪い条件で背負うことになりかねません。元請の取引条件など分からないことも多いのですが、日頃の情報のアンテナを高くして、少しだけでもつかんでおくことが必要です。なぜ瑕疵担保期間2年にこだわっているか、それは公共の仕事で元請が交わしている標準約款に「瑕疵担保期間は2年」とあるから、などです。


全体像の把握は製造物責任PLの考え方をベースにしました。PLをPLPとPLD、Dはディフェンスで、事故が起こった後のことを考えた対策です。どちらかというとこちらに目線がいってしまいますが、肝心なのは何より製品やサービスの安全性です。


言葉の表面だけ聞くのではなく、物事の本質を見失わないようにしたい、そのためにためらわずに問いかけをしたいと、改めて思いました。