春の学校公開の見学に行ってきました。
ダウン症の娘はおそらく来春から地域の小学校の支援学級に進むことになります。
我が家から徒歩で通える範囲にある小学校は2つあり、どちらも支援学級の設置校です。
今日はそのうちの1つA小学校の見学に行ってきました。
実は、昨年も学校公開の日に見学に訪れてはいたのですが、まだ年中だったこともあり、どのポイントを見ればよいのか?よくわからないまま見学してしまいました。
そこで、今回はきちんと事前準備。
まず、1年生の算数と国語の授業を見学したいと思い、事前に電話で問い合わせをしたところ、時間割を教えてもらうことができました。
(昨年はたまたま行ったタイミングが、演劇鑑賞だったり、生活単元の授業だったりして、授業のレベルを見ることができなかった)
支援学級(1年生)での国語と算数の授業は下記のような感じでした。
国語・・・「あっちゃんあがつく」の絵本の読み聞かせをしながらひらがなの発生練習
「ろ」の文字をなぞり書き練習
かるた遊びを通じてひらがな遊び
算数・・・ 1〜10までの数字を読み上げ
車5台をいっせーので走らせて、どれが一番か二番か?当てっこ
とこんな感じで、割と「遊び」の要素を取り入れつつ、な感じでした。
一年生は4人いて、うち2人はおしゃべりもしっかりしており、知的レベルもそう低くない感じでしたが、うち2人はダウン症の男の子さんで、1人は先生がなにか質問をしてもほとんど答えられず、若干遅れ気味かな?という感じでした。
担任の先生が1人、学習サポートの先生が1人、生活面のサポートをしてくれる支援員の方が1人と4人に対して大人が3人ついており、先生はとても優しい感じで、子供たちも落ち着いているように見えました。
で、ついでに普通学級のほうも見学してみました。
国語・・・「おはながきれいです」「かわにめだかがいます」くらいの2語文のひらがなの書き取りをやっていました。
算数・・・10は1と9 10は2と8 など、足し算の前段階の授業をやっていました。こちらも、先生3人が1クラス30人に対してついており、付いていけてない子がいないか?見回っています。
最近の1年生は学級崩壊するほど、落ち着きのない子が多い、という噂も聞きますが、どの子もきちんと椅子に座って授業を受けていました。
必ず男の子と女の子がペアでお隣同士に座っているのも興味深かった。
見学してみた感想。
よく、学校見学は早めに行ったほうが良い、と聞きますが、実際に我が子がこのクラスの雰囲気や授業のレベルに付いていけそうか?を見るにはやはり年長になってからのほうが良いなと感じました。(去年は全然ピンと来ず、見学してもちんぷんかんぷんだった)
我が子が実際来年からあの学校に入るとなると、正直支援学級では物足りず、普通学級では難しすぎる、という中途半端な感じだなと思いました。
(今の段階でもう1〜10の数字の読み上げなどはやってるので)
学校によって、支援学級のレベルも様々と聞くので、今度はB学校の見学に行ってきます。
あ、そうそう、学校見学の初日に行ったら受付に校長先生が立っていたので、いろいろとお話を聞くことができてラッキーでした。
・交流授業について・・・その子のレベルによっては、普通学級での取り出し授業を行うこともある
・通学について・・・◯年生になったら、という区切りではなく校長先生が見て、一人で通学可能と判断したら付き添い無し通学に切り替える
・兄弟児について・・・A学校では積極的交流の機会を設けており、兄弟児へのいじめはない
・通学域について・・・我が家は本来ならB学校が通学指定域になるのですが、話し合い次第で越境も可能とのこと
などのお話を直接お伺いすることができました。
この学校の一番好感が持てる点は、支援学級が玄関入ってすぐ隣の、校内で一番目立つ場所にあることです。
B小学校は以前見学したとき、支援学級は別棟の完全隔離された場所にあったので・・・。(あとから新設されたので仕方ないそうですが)
いろんな子供たちが支援学級の前をしょっちゅう行き交うので、子供たちがすんなり学校全体に溶け込んでいるのかなと感じました。
またB学校の見学に行ったら感想をアップしたいと思います。