支援学級 3つの学校見学まとめ | ダウン症長女(11歳)と健常児の息子(9歳)を働きながら育てるママのブログ「ダウン症児は天使じゃありません」

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ダウン症児は天使じゃありません。これは、よくダウン症の子は天使、という方がいますが私個人的には「子どもはみんな天使」と思っていて、実際、天使なときもあれば悪魔なときもある、ごく普通の可愛いと子どもです。

我が家のダウン症の娘は来年から1年生。

親としては近くの学校の支援級を希望しているため、学校公開に合わせて見学に行ってきました。

 

今回見学したのは3つの学校。

それぞれ

A学校(通学域指定校 家から900m)

B学校(家から1.3キロ)

C学校(家から1.8キロ)

の距離にあります。

 

一番近所のA学校で、子供の足だと20〜30分ほどでしょうか。

支援級の場合、最初は親の付き添い登校になります。

通勤がてら付き添い登校するのであればA学校よりもB学校のほうが駅方向のため便利ではあります。

(A学校だと駅とは真逆方向)

 

それぞれ見学してみての特徴をまとめます。

見学したのは各学校の国語と算数の授業です。

 

■A学校

特別支援級の1年生は男女2人ずつの計4人。

見学した際は、1年生と2年生が一緒に国語の授業を受けていました。

ぱっと見どこに障害があるかわからない子達ばかりでダウン症のお子さんはいませんでした。

おしゃべりも達者で、おそらく発達障害のグレーゾーンの子達かな?という印象。

 

みんなちゃんと机に落ち着いて座って、積極的に授業に参加していました。

授業内容は、「の」がつく単語をみんなで挙げていようゲームで、

「のり」「のりもの」など一人ずつ単語を挙げて、最後に一人3票ずつ投票用紙にひらがなで好きな単語を選んで投票→生徒自身が開票作業を行い、どれに何票入っているか数えて1位を決める 

みたいな感じ。

 

う〜ん、これが支援級か。

全く予備知識なしに見学したら普通級の授業と言われても気づかないかも。。。と思ったほどレベルが高かったです。

この学校は去年見学した際にも、「これが支援級」と思った記憶があるので総体的にレベルが高いような気がします。

 

■B学校

支援級の1年生は男の子3人、女の子1人の計4人。

見学した際は、国語の授業を1年生4人だけで受けていました。

ダウン症のお子さんは2人いて、そのうち1人はちょっと言葉もままならない感じ。

授業内容は、先生が「あっちゃんあがつく」の絵本の読み聞かせをやってり、かるた遊びをやったり、みんなでおもちゃの車を走らせて、どれが一番か二番か当てっこゲームなどをやっていました。

 

A学校に比べるとだいぶん授業のレベルは低く感じました。

おそらくひらがなの書き取りもまだ難しいレベルでした。

 

■C学校

支援級の一年生は4人で、見学した際には算数の授業を1〜3年生が一緒に受けていました。

先生お手製の教材を使って1〜10の数の概念の授業をやっていました。

1〜10のブロックを使って階段作り、など。

正直、この内容は3年生には物足りないのでは??と思いましたが、3年生は別プリントを配られて足し算などをやっていました。しかし、早々にプリントが終わっても先生たちは他の子にかかりきりになっているので、3年生は先生が来るまでぼーっとしている様子が気になりました。

聴覚過敏があるのか?ヘッドフォンを付けているお子さんはほとんど授業に参加できず、途中教室を出ていってしまう様子もありました。

 

3つの学校を見学してみて、学校によってこんなにも支援級のレベルが違うのか、ということにまず驚きました。

私の予想ですが、B学校の周辺には情緒学級設置校が多いのでグレーゾーンの子たちはそちらの学校に流れているのだろうと思いました。(A学校の周辺は情緒級設置校が無い)

 

正直うちの子はA学校だと付いていくのが難しいのではと思います。

グレーゾーンの子たちはIQも60~70と高めです。うちはIQでいうと55。

なので、B学校を第一志望にしようと思っています。

 

IQの数字だけ見ると、支援学校か支援学級か?ちょうど判定ギリギリくらいになりそうなラインなので、あとは身辺自立やコミュニケーション力、社会性などを見て総合的に判断されるのだと思います。

実際去年IQ50で、コミュニケーション力と社会性があるから、と支援級判定が出たお子さんがいます。

 

先輩ママの助言があり、就学相談に持って行く用の「我が子の家庭での様子」を資料にまとめました。

7月19日が就学相談の一次面接なので、またその様子などまとめたいと思います。