いよいよ就学相談 始まる | ダウン症長女(11歳)と健常児の息子(9歳)を働きながら育てるママのブログ「ダウン症児は天使じゃありません」

ダウン症長女(11歳)と健常児の息子(9歳)を働きながら育てるママのブログ「ダウン症児は天使じゃありません」

ダウン症児は天使じゃありません。これは、よくダウン症の子は天使、という方がいますが私個人的には「子どもはみんな天使」と思っていて、実際、天使なときもあれば悪魔なときもある、ごく普通の可愛いと子どもです。

東京の江東区では、5月14日から就学相談の申込がスタートしました。

我が家は、近所の小学校の支援学級が第一希望です。

 

でも、例年なかなかダウン症のお子さんで「支援学級判定」をもらえる子は少なく、これまで勉強会に参加したり、先輩お母さん方からのお話を聞いたりして、就学相談に向けてはそれなりに準備もしてきました。

おかげで、良いスタートが切れたと思います。

 

就学相談に向けて発達検査や知能検査の数値をあらかじめとっておく、というのが1つ。

就学相談では、一次面接の時に子どもの知能検査を行うのですが、やはり初めての場所で初めて会う人に検査される、となると正しい数値がとれない可能性があります。なづはの場合は初対面の人への警戒心が強いので、そこを1番心配しました。

 

なので、うちの場合は1年前から月に2度、民間のことばの相談室に通い、そこの言語聴覚士の先生に田中ビネーの検査をしていただきました。いつも会っている先生なので、子どもも慣れているし、先生もこれまでの経験からどの問題が苦手でどの問題が得意かを良く理解してくださっているので、スムーズに検査を受けることができました。

週に1度通っている療育教室でも月1度、ことばの指導を受ける時間があり、そこでも検査をしていただくことは可能だったのですが、なぜかそこではいつもほとんど発語がない、という様子を聞いていたので、検査者との相性はやはり大事だなと感じます。

こどばの相談室ではよくおしゃべりをしているので・・・

 

そして、毎年定期検診で通っている大学病院のほうで来月K式の検査もしていただくのですが、こちらは母子同席で受けられるので、毎年子どももリラックスして受けているので、まあ大丈夫かなと。(就学相談の知能検査は母子分離で行います)

優しい女の先生なのもありがたいです。

 

というわけで、田中ビネーとK式、2つの検査結果を持って一次面接に臨めむことになりました。

万が一、就学相談の時の知能検査で、いつもの実力を出しきれなくても、他2つの結果を参考にしてもらえるということで、安心感があります。

 

そして、電話受付ですが、みんなが初日に一斉にかけるのでなかなかつながらないよ、と聞いていました。

電話受付が遅れてしまうと、一次面接の日程が遅い時期になってしまい、その後の流れもどんどん後ろ倒しになってしまうので、

もし就学先でもめた場合に、就学先決定がギリギリになってしまうリスクがある、ということでした。

 

一方で、少しでも一次面接の日程を遅くして、子どもが少しでも成長するのを待ってから面接に臨む、という戦略をとる人もいるようです。

うちの場合、電話は割とあっさりつながったので(何度もリダイヤルして開始から1時間後くらいにはつながった)、1番早ければ5月中に面接できます、と言われましたが6月末に大学病院でK式の検査を受けることもあり、その結果を持っていきたいので7月に一次面接を予約させてもらいました。

時期的にはちょうど良いかなと思います。

5月6月に、学校公開があるので、見学して授業のレベルなど事前に把握した上で、就学相談の際に希望を伝えることもできます。

7月まではあと2ヶ月あるので、そのわずかな間に少しでも成長してもらえたらな・・・笑。

 

電話で事前にいろいろ聞かれるのですが、聞かれた内容はざっくり下記のようなこと。

 

・大人の指示を理解して行動できるか?

・集団のときに先生の指示が通るか?

・信号を理解して、待てるか?勝手に飛び出したりしないか?

・身辺自立はできているか?

・お友達と一緒に遊べるか?

・鬼ごっこなどの遊びのルールを理解して参加できるか?

・知能検査の結果(数値)について

・今、心配していることはあるか?

・希望している就学先はあるか?

 

K式と田中ビネー、2つの検査結果を持っていくので、一次面接での知能検査は無しにしてもらえないか?聞いてみたところ、一応WISKか幼児用のWPPSI(ウィプシー)だったら受けられるので、試しにやってみて、集中力が続かないようだったら途中で検査はやめて、他の2つの検査結果を参考にしましょう、とのことでした。

 

知能検査や発達検査は、1度受けると間を1年空けないと同じ種類の検査を受けられないという決まりがあります。

(何度も受けると問題を子どもが覚えてしまい正しく検査できなくなるので)

 

K式や田中ビネーは他の機関で実施するので、就学相談のときは別の種類の検査を・・・ということです。

でも、上記のように、割と融通はきかせてもらえるようで安心しました。

(就学相談での知能検査結果を優先されたらどうしよう、という心配があったので)

 

我が家は第一希望として、近所の学校の支援学級を希望しており、就学相談で支援学級判定をもらうには「身辺自立ができていること」「指示が通ること」「知能検査の結果」が判断基準になってきます。

 

身辺自立は、保育園で大のほうをトイレでできずもらしてしまうこと以外はほぼ自立できており、指示も良く通るので、あとは知能検査の結果や、二次面接での行動観察がハードルになります。

田中ビネーでの結果を見ると、支援学級でも十分やっていけそうな数字が出ていたので、あとは大をトイレでできるようになってくれれば…!

 

あと、保育園での様子や習い事(くもんやピアノ)での様子を資料にして持参したほうが良いか?と聞いてみたところ、必須ではないがあればありがたい、とのことだったので、それぞれの機関に資料の作成をお願いしようかと思っています。

くもんでもピアノでも、ちゃんとイスに座ってレッスンに取り組んでいるし、保育園での集団生活もスムーズに過ごせているので、そのあたりの様子をアピールできればな、と。

 

また、進捗あればブログに書きます。