かな文字も書けたらいいなあと思う文字の一つです。


古文書を読むことも好きなので、変体仮名の知識はある程度持っており

比較的入りやすかったです。


とりあえず、まずは百人一首を覚えつつ、すべて書いてみることに!

百人一首って、いつも頭から覚えようと思うんだけど、途中で挫折して、

結局うしろのほうの歌って分かんないままなんだよね。

ですので、うしろから!


100番 順徳院の歌です。


くじょう みやび日録-ももしきや


もゝしきや

ふ  き のきは

布る支乃幾者の

し  ふ にも なほ

志の婦耳毛那本あ

まり あ     り

万利愛る昔な里

介り



100  ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり

                                         順徳院


訳:皇居の、その古びた軒端に生えた草(しのぶぐさ)を見るにつけて、(皇居の権威が盛んだった時代は)いくらでも、しのびきれない昔の時代のことなのだなあ。


メモ:順徳院(順徳天皇 1197-1242)は後鳥羽天皇の皇子で、譲位後、父上皇の鎌倉幕府倒幕計画に参加するも失敗(承久の乱)、佐渡に配流。教科書にも載っている、有職故実の書に『禁秘抄』がある。才気煥発を父に愛された。この歌は、皇室の権威が低下していることを慨嘆したもので、承久の乱は5年後の出来事である。