樹上完熟メスレー 柔らかく流通・発送は無理
今年のマリンビレッジのスモモは稀に見る不作だった。
画像は昨年のものだが、今年は昨年の半分以下。
スモモはバラ科サクラ族の落葉小高木。
同じバラ科サクラ族の梅はかってないほどの不作。
結実が毎年安定した同属のユスラウメは1割以下の超不作。
果実の大半は隔年結果で、年によってムラがあり、実を付けない年もある。 隔年結果とは1年おきということではなく、その年の状況で左右される。
翌年の結実は前年の影響が大きく、エネルギーの蓄積次第。
沖縄では桑の木は周年落葉せず年に2回実を付ける。
自然任せでは果樹栽培は不安定、肥料やボカシなどで隔年結果を避けざるを得ない。
それら肥料などの異物が入れば植物は排出・土壌浄化の目的で実を大量に付け、細胞が完全な果実とはならず腐敗は早まる。
ミカンで比較すれば違いは明らかで、異物を含めばすぐに青カビ・腐敗、正常は長持ち・しなびてカンピンタン・味は変わらず。 食べた後の体調も異なる。
慣行肥料栽培でも今年の梅は天候の影響を受けて不作だったようだ。
マリンビレッジのスモモ、品種はメスレーだが、不作と言っても食べるには十分。
今週末の講習会に来た人は食べられるだろう。
流通は不可能な「樹上完熟メスレー」の美味しさは抜群だな。
上の画像を見ればわかるが、流通する赤いスモモではなく紫色、落下寸前だ。
柔らかい草の上に落ちて無傷なものが最も美味しい。
食うか食われちゃうか・・
「食ってもいい?」 「絶対いやじゃ」・・という食物連鎖・弱肉強食の地球上で唯一動物の為だけに作られ、
「是非食べて」と鳥や動物に主張するのがこの果肉であり、甘さは種が完成した時のOKサイン。酸味渋味は待機。
花蜜や蜂蜜は昆虫の為の唐であり、ショ糖は動物に食べさせる為ではなくサトウキビが自身の為に備蓄した糖、他の糖類もそのように考えればよい。
それが常識と異なる野人の糖の分類だ。
鳥や動物も人間もそうだが、古代から引き継がれた甘味を求める本能は「完熟果肉」の甘さであり「砂糖」や他の糖の甘さではない。それらで糖依存症は治まらない。
文明が生み出した砂糖は本能外であり、いくら食べても心身が砂糖で満たされないのはそれが理由だ。
人間が関与した細胞が不完全な果物も同じで心身の維持は不可能。だから流通する果物で健康になれる人はいない。
完熟紫メスレー食べたい人 クリック