人間が甘いものを求める理由 3 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

人は成分論で考え、脳には甘い「糖分」が必要と勘違い、サトウキビなど質・ベクトルの異なる糖分を代用、さらに果物の栽培法を間違え異物で肥大させ本来のエネルギーを失わせた、これが甘いもの依存症の主因だ。

 

正常な果肉エネルギーが摂れていれば、少々砂糖製品を食べようが体調には問題なく、むしろ砂糖の摂取量は減少するはず。

甘さは完熟の目安であり、植物が動物に種を運ばせる為の食べ時を知らせる信号だ。

種が完成するまではアクや酸味や渋味や辛味で牽制、種が出来てから動物に必要なエネルギーと共に「甘味」を仕込んでいる。

 

動物性プランクトンは植物の祖先である植物性プランクトンから海で誕生。

繁殖は単純な細胞分裂に始まり、構造が複雑になるほど時間を要し卵生へ、陸に進出してから胎生へと進化。

単独での繁殖は困難になり、動植物共に雌雄に分けて役割分担が必要となった。

 

これはエネルギーの分担であり、生命誕生にはそれだけ大きなエネルギーを要した。

静と動、陰陽一体となって繁殖・繁栄を成し遂げ陸へ進出、同様に地上に「表土と森」という海と同じ仕組みを築き上げた。

 

海の食物連鎖は植物性プランクトンから始まり、これがあるから動物性プランクトンが繁殖、小魚から大魚までの食物連鎖が成り立っている。

植物族は動物族の生みの親であり、動物の仕組み、何が必要かを熟知している。

 

水陸の食物連鎖は狩るもの狩られるもの、どちらも狩られたくなく必死の攻防が繰り返され、逃げる体力と技術、狩る体力と技術を切磋琢磨、進化の原動力となり知性が磨かれて行った。

 

狩られたくないと願うのは動物だけでなく植物も同じで食べられたくない。

植物族は致命傷を負わない程度に動物に住処と食を与え、共存協生の道を歩き続けた。

海では植物性プランクトンを海底から海面まで撒き散らすだけで済んだが、地上ではそうは行かず、本来無毒の体にアクや毒を仕込んで調整するようになった。

 

だから植物の大半は動物に食べ尽くされないように消化不能構造だけでなくアクや毒を有している。

植物の3割以上は食べ過ぎれば毒と思って構わない。

 

しかし唯一「果肉」だけはその逆であり、「是非食べて音譜」をアピール、動物族が好み・必要とするエネルギーが仕込まれた。

果実の前の花も同じであり、受粉させる昆虫を呼び寄せる為に自身は必要としない「花蜜」を作り、派手な色の花や巧妙な仕掛けを作った。

 

植物種・個々の知恵無くして出来るものではなく、神様も手伝うほど暇ではない。

脳があろうがなかろうが生物には意識があり植物も同じ生物。

意識なくして知恵が生まれるはずもない。

 

学問は糖を成分で分類、使い分けしているが結果は不明瞭。

動物への食べ頃合図の為にわざわざ作られた糖が果糖であり、必要なのは果糖ではなく細胞に人為的な異物を含まない完全な果肉エネルギー

アボガドやオリーブや梅、草の実がそうであるように甘さはさほど関係がない。

他の糖は動物の為ではなく植物自身の為に作った糖、分類・違いは単純だな。

 

人間の味覚、旨味、甘味、酸味、渋味、辛味、苦味。

主食に必要な味覚は旨味だけであり、残りは果肉を見分ける為の味覚

これは主食でもない果肉が人間にとってそれだけ重要だと言うことであり、肉と果肉のエネルギーは目的が異なる。

 

甘味は食べ時、酸味や渋味や辛味は未熟、苦味は果肉の毒を見分ける為の味覚。

その果肉と契約した動物のみが食べられる。葉の毒も同じだが葉を食べる契約をしていない人間に葉の毒は見分けられず、草食では自然界で生きられない。

 

植物無くして動物は生きて行けない。

その植物族が唯一、動物族だけの為に与えてくれる食べ物が果肉であり、果肉は地球上の水陸合わせて誰も困ることのない「完全食品」と言えるだろう。

 

熱帯から寒帯、山岳地帯まで植物がある地で生まれる季節が短い果肉は動物の主食になることが困難だが、草食・肉食を問わず好まれ必要とされる。

その役割は何だろうか。

 

動物が動物として生きる上で必要な意識エネルギー。

野人はそのように考え断定した。

完全な解明にはまだ時間が必要だが、体細胞を更新し続ける多くの動物の主食になり得ないなら残りは意識しかない。

 

木の実は意識の実・知恵の実であり、共に進化・協生して生きようとする植物族の意識と情報が組み込まれている。

古代の人類はそれを感じていたのではないだろうか。

 

地球全体を支配し、大地や森から植物動物を追いやり、欲と科学の力で肉・野菜・果物を早く大きく大量に作ろうとした人間・・

 

環境破壊を続け修復も出来ず、自らの心身まで病んでしまった人間・・

進化するほど植物の意思とは遠ざかり、破滅の道を進んでいる。

 

 

この流れを止め、必ず反転させる、植物族の力を借りて。

あと何十年かかるかな・・

 

 

 

ピンポン玉サイズ 山に自生する柿  完熟まで渋い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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