エイリアンの頭みたいだな・・
カツオノエボシ、別名「電気クラゲ」が神奈川の海岸に大量に打ち上げられている。
このクラゲは初夏、はるか沖から黒潮に乗って北上して来る。
おかしな名だが、エボシは昔の帽子「烏帽子」から来ている。
江ノ島のエボシ岩もこの形だ。
水面を泳ぐカツオの上を、プカプカ帽子みたいに浮いているからそんな名前が付いた。
通常、岸に近づくことはあまりないが、長期にわたり南風が吹くと接岸して来る。
海中を漂う普通のクラゲと異なり、ピンポン玉を楕円形にした青い浮き袋で水面に浮いている。
風に吹かれて移動し、触手は長いもので10mを超えるので決して近づかないことだ。
浮き袋に触れても刺されないが、触手に触れると刺胞から細い毒針が飛び出す。
幼少より毎年夏はクラゲやウミシダや毒魚に刺され続けたお野人。
その中でも一番強烈な毒を持つのがこのカツオノエボシだった。
他のクラゲは痛いだけだが、これは時間を置いて毒が回る。
電気で痺れたように動けなくなるから電気クラゲだな。
浮袋も電球に見える。 傷跡はアザになり30年以上残っていた。
高1の夏休み、クラスメート全員でのキャンプはすぐ前が海の小学校舎。
皆が遊んでいる間に、40人分のサザエ80個の捕獲を期待され、前の海で潜っていた。
校庭のすぐ前にサザエがうじゃうじゃいる小学校はいいな。
野人の生まれ故郷の小学校もそうだった。
そこで刺されたのがカツオノエボシで、お野人悶絶
体中針で刺される痛みと痒みで動けず 脂汗・・
先生は町から医者を呼んだ。
野人命名・タマカイクラゲ
その由来は、この記事の続きを読めばわかる。
カツオのエボシを数匹集めて、消毒液のリバノールに漬け込んだ。
溶けて腐って臭くてたまらないが、これがよく効く。
ほとんどの志摩の漁船に一本積んでいる。
ムカデも同じで、毒をもって毒を制すだな。
解毒対策は、オクラホンマキクサーでも良いが、野人最新版の解毒スプレーで十分。
今ではハチ・ムカデ同様に電気クラゲの毒も克服、スプレー一発でどの毒も一瞬で消滅する。
毛虫・アブ・ブヨの解毒は今一つで効果半分、ベクトルの問題で探求中だ。
世界の医学でやれないことが、何故野人にやれるのか。
これらの解毒はエネルギー論であり医学の領域ではないからだ。
カツオノエボシの水中での形、打ちあがった形をよく記憶して、絶対に触れないことだな。
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