夏は半袖短パンでレジャーを楽しむことが多くなる季節。
川や浜辺では アブに追われ悲鳴をあげて大勢で逃げ回る光景をよく見かける。
アブは水辺なら何処にでもいて、ハエや蚊よりもはるかに厚かましく、追い払っても人が動いていようがすぐに肌にとまる。
アブにやられると蚊の比ではなく、硬く腫れていつまでも痒くて辛い。
ハチと違い、毒針で刺すのではないから痛くはなく、蚊と同じように太い口を突き刺して血を吸う。
一見ハチに見えるのでやられるほうは恐怖を感じるが見分けはすぐにつく。
ハチの動きは緩慢でゆっくり寄って来る。
ハチはこちらが何もしていないのに単独で向かってきていきなり刺すことはないので、あわてずに無視すれば害はない。
アブの動きはハチと違い見えないくらい素早くていきなり肌にとまる。 しかもとまったことを気付かせない。
見分け方は、ハチはお尻がコブ状に膨らんでいるが、アブは細長くずん胴。
アブからは逃げて逃げ切れるものではなく戦うしか逃れる術はない。 そうかと言ってその動きは素早く、飛んでいるアブを叩き落すのは不可能。
海岸や河原でアブに狙われたら血を吸うまであきらめず何度でもやって来る。
子供の頃から、海や川で泳いでいて数え切れないほどやられて閉口。 しかしよく観察するとアブにも弱点があり、その厚かましさが命取り。
一度肌にとまると必ず血を吸うまで飛び立たない。
人がそのまま少々歩こうがおかまいなし。
それがアブの唯一の弱点。
それを逆手にとってとまらせてあげればよいのだ。
そして手の平か紙などで叩き落せばよい。
ハエのように逃げることなく容易く「撃墜」出来る。
撃退ではなく「撃墜」だな。
退散したほうがアブの為なのだが・・仕方ない。
5匹でも10匹でもいなくなるまで・・簡単だ。
アブは盟友が撃墜されるのを見ても学習しない。
ポイントは、アブがとまったら5秒待つ。
それより早ければアブは用心中で必ず素早く逃げる。
5秒してから・・狙い済ましてパチン
そうすれば刺されずに何ともないが、10秒後は刺されて血を吸われている。
問題は恐怖心だな、動かずにとまってからの時間を見極めることが重要。
アブに狙われるとパニックになり払い落とそうとするが 払っても叩いてもアブは絶対にあきらめない。
家や車に逃げ込めればよいが、水辺のレジャーではそんなわけにもいかない。
腹を据えて戦闘体制に入るしかない。
この方法は誰がやっても子供でもほぼ百発百中。
アブはご馳走を前にして逃げる習性がなく、また血を吸うのまでじっくりかまえる。
何度も来るのがまたアブの弱点、落ち着いて頭を使いチームワークを駆使すればよい。
是非一度、お父さんを実験台、エサにして試してみるとよい。
皆はアブがとまれないよう体を揺すり続け、お父さんは動かず肌を出して直立不動。
そうすればアブは必ずお父さんにとまる。 まあ・・エサの代表だな。
何処にアブがとまるか、周囲で観察。
お父さんは男で一家の大黒柱・・逃げずに子供達に見本を見せてくれるはず。
バチン と・・アブを撃墜する度に熱い拍手
背中にとまったら、その時は交代でお父さんの背中をひっぱたく。
一度コツを覚えれば子供達にとっては一生役に立つ護身術だな。
野人が体をエサに自力で編み出した
あぶない お~野人スペシャル
お役に立てば幸いだ
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