「不完全」食品の簡単な見分け方 2 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

 

肉類、魚介類、植物類の見分け方で共通していることは、人が「エサ」を与えたかどうかだ。 肥料も同じで植物には「エサ」に当たる。

 

エサよりもっと大事なことは、環境・生態系の破壊だ。

生命を生み、生命を育み続けた海。

海の生物が進出して築き上げた生命を育む陸の表土。

海と陸、どちらも生物が生きて行ける環境・生態系が不可欠。

 

藻類や、プランクトンを食べる貝類の養殖は問題ないが、魚類を大量に囲えば環境・生態系の破壊となり自力では生きてはいけない。

生きて行けるようエサを与えるのが「養殖」だと考えればよい。

 

陸もまったく同じで「海」に当たる「表土」の仕組みを「耕す」という人間の都合で破壊すれば、植物は自力でエネルギーを摂れず正常な生長が出来ない。

生長出来るよう肥料というエサを与えるのが陸の「養殖」だが、これは生長ではなく不要異物を土中から排出する為の細胞肥大だ。

 

どちらも環境・生態系破壊、エサ・肥料という異物投入、そして生物多様性ではなく「単様性」、つまり単一栽培・養殖だ。

 

表土破壊と汚染と単一大量養殖、自然界ではあり得ない環境から様々なウィルスが生まれる。

これは生命の異常繁殖を抑える自然界の必然の理だろう。

汚水からはペスト、コレラなどの伝染病、近年は鳥インフルに牛の口蹄疫、豚コレラに今回のコロナ・・

人間は自ら生み出したこれらの対策に毎年のように追われている。

 

塩もまた同じ人間の都合で調味料として誕生した。

生産効率、流通効率を重視したのが現在の塩化ナトリウムや粗塩だ。

海水をそのまま使えばよいのだが、海水と同じ完全なミネラルバランスの塩は、作るのも流通させるのも困難を極める。

労力、燃料、器物の耐用性、品質保全などを考え人は塩を作り続けた。

最後には多少でも「にがり」を抜かなければ今の粗塩は出来ない。

日本古来の製法もこれに当たり、少しでも抜けば完全な海の潮とは程遠い。

 

食料とする以外に健康、完全を求めるなら農産物も塩の製造も本来のものではないのだから開始期から間違っている。

 

塩の判別は単純、それまで生物が暮らしていた海の潮以外はすべて不完全。 海水で高血圧になることなどない。

重要なのはミネラル・成分効能ではなくミネラルバランスであり、生命誕生ともいえるそのバランスの理解は人知には不可能。

 

地球は溶岩であり高温と低温冷却を繰り返している。

海の潮もまたそれを繰り返し、低温天日乾燥だろうが、加熱しようが焼こうが本質とは関係がない

高熱で酸化しようがどう変わろうが元の海水に戻ることを数億年繰り返して来た。それが海水の復元力だ。

 

完全かどうかの判断は湿度が高い時に一つまみ皿にのせておけばわかる。  水分を吸って海に戻ろうとすればほぼ完全、変わらなければ不完全だ。

流通する粗塩で魚が住める完全な海の潮はないと考えてよい。

そうしなければ安定した製品として販売出来ないからだ。

 

出来るだけミネラルを残すことと完全とは天地の差があり、不完全には違いない。

多少湿気を吸う塩は、その程度がわからなければ次のことを試してみればよい。

1カ月から2カ月ほど、辛くない程度に日に5回から10回舐め続ければ高血圧も低血圧もほぼ正常に戻るはずだが、変化がなければその塩は不完全。

血圧 降下剤などの薬物や血圧以外の不調など、他に事情があれば簡単には戻らない。

 

岩塩は取り残された海水が干上がる過程で均等には混じらず重金属から先に沈殿、最初から不完全な上に表土に出てからも風雨に晒される。  バランスは不完全だが嗜好品としては美味しい。

 

むー塩は完全だが、湿気で保存が困難、密封保存の必要がある。

密封せずに湿らず長期使える塩はすべて不完全だな。

 

むー塩作りを止めて通常の粗塩にするなら、同じ労力と費用で今の何倍もの塩が出来るだろうし、釜やかまども数百度に及ぶ高温で壊れることなく長持ちするはずだ。

 

続く・・・ 次回最終  砂糖 蜂蜜 その他の糖

 

 

 

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