海水を完全に煮詰めた「むー塩」の成分の78%は塩化ナトリウム。
21%はマグネシウム、カリウム類、残りの1%にほぼすべての物質、金属が含まれている。
この比率ですべての元素を含む海水が生命の元になった。
ミネラルの健康効果効能ばかりが言葉で先行しているが、何故この比率から生命が誕生したのかすら人知は及ばない。
成分養分などは生命の本質からあまりにもかけ離れ、病とは何か、その道理すら理解されていないから当然治せない。
岩塩だけでなく、人の都合で生まれた粗塩もにがり健康法も、減塩法?も食の本質と道理から外れ、血圧すら元に戻せない。
「原因わからないし とりあえず控えましょうね」と言っているようなもの。
人の間違いを認めず塩に罪を着せるようなものではないか。
理を正せば簡単に戻るのだが・・
過剰に海水を摂っても問題がない海獣や海鳥をお手本にして、塩が悪いのか人が悪いのかを考えてみるといい。
塩化ナトリウム以外のものを「にがり」と称し、すべて取り除いたものが精製塩だ。
にがりは豆腐の凝固などに使われ、海水も最後まで詰めれば凝固して岩塩になる。
液体が固体になるまで空炊きすれば数百度の高温になり、鍋釜はダメージを受ける。
熱いだけでなく、相当な労力も燃費もかかり、大量の塩の凝固を止めることは出来ない。
つまり、海の成分をそのまま有する完全な塩を量産することは不可能に近かった。
日本古来の製塩法は、砂浜などに繰り返し海水を撒いて濃縮、その濃縮海水を煮詰め、塩化ナトリウムが沈殿したところで火を止め、にがりを濾して天日干しにしていた。
どれだけ煮詰めるかで、にがりの含有量が決まる。
煮詰めるほど含有量は増えるが、品質も味も不安定になる。
海水の完全なミネラルバランスを持つ塩は生モノであり、雨天時は湿気を吸う。
湿気ない塩のバランスは不完全、湿気を吸えば甘味旨味成分は苦味に変わる。
それが「にがり」の語源だ。
ドクダミやウドなどのアクや苦味も、天ぷらにして水分を飛ばせば「甘味旨味」に変る。
むー塩も、完全に湿気を飛ばした状態で美味しく、苦味を感じたら水分を飛ばして使う。
これが塩の見分け方の一つであり、雨天時にひとつまみを皿に乗せて放置、湿気を吸わなければ完全な海の塩ではないと言える。
ただ、にがりが多ければ水分は吸うが、完全かどうかまではわからない。
にがりを出来るだけ残そうが限りなく残そうが、バランスは完全ではない。
完全なバランスを求めず、成分重視ならミネラルの含有量で選べばよいし、サプリで補っても大差ないが、結果は既に出ている。
現実の判断は・・言葉ではなく仕組み、つまり製法や岩塩生成の過程、生命の仕組みがわからなければ出来ない。
言葉だけで判断出来るなら数学物理も簡単、誰もが理解出来て難問も解ける。
この記事はむー塩の宣伝ではなく、大事な判断を常識任せ、人任せ、本任せにせず、自ら判断出来るようになっていただきたいから書いている。
海水はいくらでもあるのだから時間があるなら自分で作ればよい。
二日酔いも胃もたれもしない塩
http://ameblo.jp/muu8/entry-11034492316.html
喉が渇く塩 乾かない塩
http://ameblo.jp/muu8/entry-10291689030.html
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