表土の復元をどのように進めるのか。
原人と野人は地球全土の表土を復元しようとしている。
協生農法はその最も有効的な手段であり、協生理論の中でも大きな分野。 応用が及ぶ範囲も広い。
現学問には共生という言葉があり、生物学、生態学、環境学など確立されているが、物理論と呼べるようなものは存在しない。 これらは学問の為の学問であり、表土復元において実践の役には立たない。
分野の専門化が当たり前のように考えられているが、自然界は一体であり細部に至るまですべて関連している。
人知の手に負えないほど膨大な分野だが、分けて考えられることではなく明らかに間違っている。
それは人体も同じであり、自然界も人体もパーツで組み立てられる機械ではない。
分けて考えるから互いに繋がらず、各分野の中でも理論が確立されないのだ。
海も陸も同じ自然界であり、水陸に生息、行き来する動植物には境界もない。
魚を研究して海の仕組みはわからず、植物を見続けても陸の仕組みはわからない。
海洋学も生物学も植物学も、生態、環境、関係する分野の学問の再編成が不可欠。
地球すべての循環、生命を確固たる道理で繋げる「協生学」「地球物理学」を構築するしかなく、物理学者原人の役割は重要だ。
生命は海で誕生して海で繁栄した。
陸には水もなく生命体が生存出来なかった時代、海では既に繁栄していた。
海洋生物が陸に進出、生態系を築くまで気が遠くなるような時を要し、現在がある。
生命誕生の仕組み、海の食物連鎖の仕組み、それらをどのようにして陸に持ち込んだのか、その基盤は海にあるのだ。
無重力の海から重力の陸へ、液体の世界から気体の世界へ、見た目も環境も異なるが、彼らは見事な知性で同じような仕組みを構築した。
海の仕組みを凝縮したのが表土であり、表土が全ての生物の誕生と消滅を受け持っている。
彼らの知性は完全であり人間とは大違い。
陸地に当たり前のように存在する植物の祖先は、海と陸の境界生息していた緑藻類、つまりアオサや苔コッコ・・ 最も光合成に適した体であり、植物の葉が「緑」である由縁だ。
陸の誕生以来海の水は陸と海を循環していたが、その水を陸に留めたのは彼らと、彼らに続いて上陸した貝類、甲殻類、つまり草と虫が表土を築き陸に保水能力を持たせて硬骨魚類上陸の基盤を作った。
その草と虫達は今では人に嫌われ、耕起・植林という破壊と薬物・異物の猛攻を受けている。
砂漠は彼ら失くして復元出来ない。
表土復元の基盤は草と虫達なのだから。
毎年何度も耕し続けられ、土が剥きだしにされ、異物が投入される広大な田畑を見る度に野人は胸が痛む。
自然、生態系、生物多様性、植物、表土、これらの言葉は誰もが知っているが、その物理的な仕組みを正確に語れる人はいない。 理解とは程遠く、理解しなければ使いこなせるはずがない。
それが自然を相手にする農業の間違い、さらに食べ物の間違い、環境破壊を招き入れた。
野人は12年間、毎日のようにそれらの仕組みを書き続けた。 視点、角度を変え繰り返し書き続けたのだが、どれだけの人が正確に理解しているのだろうか。
講習会を通しても確かな手ごたえを感じることは少ない。「重要」の定義も異なるのだろうな。
エッセイと言う形で物理論を語り、その数は膨大で連立した球体理論。 「感性・自分なりの解釈」は野人の本意ではないが、どうにも出来ないのが現状であり心の中にまでは入れない。
「表土の仕組み」でブログ内検索すれば2009年の4月から40件の記事が出て来る。
それ以外にも表土。土壌の仕組みを説いた記事は無数にあり、表土だけでも本一冊では収まらないだろう。
テーマ「協生農法」とその前身である「環境修復の農業」の記事は300編。
農法に入る前の自然界の基本的な知識、「自然界の循環」「大地の仕組み」だけでも130編。
理論に手っ取り早い話、学習法などはなく地道に「理解」を進めるしかない。
2009年の12月、原人が初めて伊勢に来て体感、協生農法の研究に取り組むきっかとなったのがこの表土の仕組みと生命エネルギーの存在。
協生農法、自然界の復元を目指すなら、その基盤である表土の仕組みを完全に理解していただきたいと願っている。
表土の復元、この具体的手法は少しづつ紹介して行く。
2009年 12月 原人
永久に柔らかい表土の仕組み 2009年4月
https://ameblo.jp/muu8/entry-10245158807.html
土は生きている
https://ameblo.jp/muu8/entry-10236844457.html
雨と土の仕組み
https://ameblo.jp/muu8/entry-10287709611.html
有機物を土中に入れる「無理」
https://ameblo.jp/muu8/entry-10291014051.html
表土の役割 1
生命の海 1
https://ameblo.jp/muu8/entry-12045077855.html
大地は必ず森になる
https://ameblo.jp/muu8/entry-10830316831.html
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