雨と土の仕組み | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

雨と土の仕組みをよく観察して的確に捉えたブログがあった。彼女は自転車を通して耕した土壌の不自然さを痛感している。耕してすぐに大雨が来ようものなら悲惨な結果が待っている。そのような土壌は自然界にはない。人間は明確な目的を持って、それが常識だと信じて毎回土壌を耕すが、野人にしてみれば、最初に畑を作る時は仕方ないが、毎年何度も耕すのはどの角度から見てもおかしい。自然の仕組みからも物理学から見てもまったく道理に合わないのだ。せっかく自然が築き上げたものを破壊し続けているとしか見えない。

それによって潤うのは農機会社、肥料会社、薬剤会社、種苗会社くらいだろう。農家が衰退するのも当然と言えば当然だ。近代農業は世界で通用しない。乾燥地帯、貧しい地域でやれば自然破壊以外の何者でもない。日本のように水に恵まれた国、米国のように強引に地下水を汲み上げる財を持った国にしか出来ない「荒業」だ。自然はその地域に合った土壌を上手く作り上げてくれる。一方的な農業書からではなく自然から学び自らの頭で考えるべきだろう。集中豪雨で困るのは人が作った畑と植林の山で、自然林と草原はたいして困らない。人は草の持つ力をまったく理解していないようだ。野人農園の土壌は最低限のことをしていれば永久に柔らかく、管理は耕運機どころかクワさえも必要としない。何反であろうが草刈り機と100円ショップのスコップ一個で間に合う。草を生やせば土壌は柔らかくも硬くもなる。この道理が理解出来るのはいつのことか。


オトさんはベランダのプランター栽培でも肥料を上手く使い分けている

オトのブログ 雨と土

http://ameblo.jp/ottori-oto/entry-10287511602.html


土の仕組みについては テーマ「大地の仕組み」に書いてあるが

その中から 

永久に柔らかい表土の仕組み

http://ameblo.jp/muu8/entry-10245158807.html

土は生きている

http://ameblo.jp/muu8/entry-10236844457.html