本日の総幹部会も広宣流布の大情熱がみなぎり大感動を抑え難きものであります。
顕正会第二の原点という大事な節を刻んだ本年の最終法戦、先ほど発表のごとく誓願の三万を大きく突破する実に44,102名の大法弘通が成し遂げられました。
この大折伏により、年初に掲げた初期の目標270万を見事に突破する事が叶い、感激でいっぱいであります。まことに御苦労様でした。
本年の大前進により、一昨年の7月に先生が「あと5年以内に為すべし」と密かに御決意された2028年(令和10年)までの三百万達成はいよいよ大地を的とするところとなりました。
今朝私は先生の御霊前において全顕正会員の涙の出るような熱誠を謹んで御報告申し上げました。
先生は霊山において我等弟子一同の御奉公を莞爾と笑みを湛えおうなずき下さっておられるに違いありません。
何より、10月16日に奉修させて頂いた浅井先生の三回忌法要をもって、先生の御願業成就へ向けた全幹部の決意と情熱が様変わりした事が先生への御報恩の為この上なく有難く思った次第であります。
かくて今、顕正会は先生の御意思のままに広宣流布の一大生命体として御遺命成就へ向けて一段と力強く前進しております。
その源こそ大聖人様の大悲願力であり、先生の大聖人様に対し奉る大忠誠心、広宣流布への大道心によるものであります。
大聖人様は、原動力が強ければその影響力が大きい例えについて『報恩抄』にこのように仰せ給うておられる。
「例せば風に従って波の大小有り、薪によって火の高下有り、池に従って蓮の大小あり、雨の大小は龍による、根深ければ枝しげし、源遠ければ流れ長しと云う是なり。
周の世の七百年は文王の礼孝による、秦の世程もなし始皇の左道なり」と。
「例えば、風の強さによって波の高さの大小がある。薪の量によって炎の高下が決まる。
池の大小によってそこに咲く蓮の大小がある。雨の大小というのは竜による。すなわち、低気圧が大きいか小さいかによって雨の大小も決まる。
木の根が深く張っていれば枝葉は豊かに茂る。川の源流が遠く奥深ければその流れは尽きる事なく長く続く。
まだ、古代中国の周の世は周を作った文王が非常に礼儀に篤く、孝養心の強い人であったため、その礼孝によって社会の秩序が保たれ、700年も続いた。
一方、始皇帝が築いた秦の世は中国全土を初めて統一し、一時は繁栄したものの始皇帝の暴政により民衆が苦しみ、始皇帝の死後わずか3年余りで滅んでしまった」と。
その上でかく仰せ給う。
「日蓮が慈悲曠大ならば、南無妙法蓮華経は万年の外未来までも流るべし」と。
「日蓮大聖人の慈悲曠大によって南無妙法蓮華経の唱えは万年の外未来までも流れる。
全ては大聖人様の大慈悲の曠大さ、その強さ、絶大威徳によるのである」という事を仰せになっておられる。
この仰せを拝する度に、大聖人様の大慈大悲にただひれ伏すと共に、広布前夜に第六天の魔王に誑かされた正系門家において命かけて戦われた先生の御存在こそまさしく大聖人様の大悲願力によるもの、順縁広布をあそばす大聖人様の御化導そのものと確信せずにはいられません。
そして、先生が御逝去された後もかかる先生の強き大忠誠心、広布の大道心により700年続いた周の世のごとく、顕正会はますます力強さを増しているのであります。
方や、御遺命に背いた学会は公明党という政治権力を有し、かつて八百万を誇るとも池田大作の死亡からわずか2年で瞬く間に存亡の危機に瀕しており、この姿は、始皇帝の没後わずか3年で滅んだ秦の世を彷彿とします。
されば先生が命を焦がして熱願された御遺命成就の戦いの御跡を慕ってそのお手伝いをさせて頂ける私達の宿縁を噛み締め、大事の御奉公を貫いてまいろうではありませんか。