話は変わります。
13年前の3月11日、あの日本の観測史上最大を記録したマグニチュード9.0の東日本巨大地震が発生しました。
その際先生は
「巨大地震はこの1回だけでは終わらない。首都圏直下・南海トラフ、さらに、内陸部の各所でこれから連発するこの未曾有の大地動乱こそ日本国が他国に侵略され亡びんとする凶兆である。
同時にまた、この大地動乱は三大秘法広宣流布の大瑞である」
と叫ばれました。
今年に入り、元日には能登半島で震度7の大地震が発生し、またここ最近、日本列島全体の地震の数がにわかに増加しており、まことに不気味であります。
ことに本年2月末ごろから千葉県沖では震度1以上の地震が数十回も発生し、国土地理院によると、プレートの境界が2cmほど南東に動いたとの事です。
元東京大学地震研究所准教授の都司嘉宣氏は
「震源がさらに南東に移動したら注意が必要である。
首都圏直下型地震を起こす相模トラフを刺激する事になる」
と述べ、また、立命館大学環太平洋文明研究センター特任教授の高橋学氏は
「東日本大震災以降、南海トラフのあるフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界でもひずみがたまっており、巨大地震の危機が近づいているのは間違いない。
相模トラフで地震が起こればすぐ隣の南海トラフが刺激され、関東から九州、沖縄地方にかけて巨大な揺れが連動して発生するスーパー南海地震が起こる可能性がある。
被害は政府の想定にとどまらない。死者は50万人を超えてもおかしくない」
と述べております。
3月14日に土木学会が首都圏直下地震が発生した事を想定し、復興までにかかる被害推計額が1,001兆円にのぼる事を発表しました。
この数字は今から6年前の平成30年に発表した内容を見直したものであります。
当時の報告書では、首都圏直下地震の被害推計額は778兆円、南海トラフ地震の被害推計額は1,410兆円、この2つの地震を合わせると2,188兆円という衝撃的な数字を出しておりました。
それを今般より精密な推計を目指し最新のデータや知見等を用いて再推計したとの事です。
先ほど伝えた通り、首都圏直下地震の推計額を778兆円から1,001兆円に見直し、南海トラフ地震においては現在推計作業中でいずれ公表されるそうです。
首都圏直下地震の推計額の増加から勘案すると、6年前の1,410兆円を超す被害額となるものと思われます。
恐らくこの2つの巨大地震の被害金額の推計は2,500兆円をゆうに超すものではないでしょうか。
土木学会は今回の報告書において、今後発生する巨大地震の被害の深刻さについてこのように記しております。
「今その発生が科学的に予期されている首都圏直下地震や南海トラフ地震や三大都市圏における巨大高潮や巨大洪水は、我が国の国力・国政を著しく毀損し、国民生活の水準を長期に低迷させ得る力を秘めた巨大災害である。
結果、我が国はもう二度と経済大国や主要先進国と呼ばれ得ぬ状態に転落してしまう事すら危惧される。それは文字通り国難である」と。
もし世界でも類を見ない人口密集地帯の首都圏に巨大地震が起これば、日本の政治経済の中枢が麻痺し、三千万人が甚大な被害を受けます。
また、南海トラフ地震が発生すれば、まさに日本列島の西半分が壊滅的となります。これまさしく国難であります。
しかるに、このような国難が足下に迫っているにもかかわらず、スキャンダルまみれの自民党の政治家どもは誰一人として国家存亡の危機を見つめようとはしない。
支持率が低迷する岸田首相は政権維持を図る事しか頭になく、能登半島地震の対応や裏金議員への対応を見てもどれも口先だけで見え透いたパフォーマンスを繰り返すばかりであります。
彼らは国家・国民の事など一切考えてない、ただ己の利権と選挙の事だけを心配している。
大聖人様は
「賢人は易きにて危うきを思い、侫人は危うきにて易きを思ふ」
と仰せ給うておられますが、侫人ばかりの政治家には暗澹たる思いとなります。
安倍政権の悪政たる異次元金融緩和をこれまでだらだら11年も続けた結果、日銀の国債保有額は600兆円にも上り、今後金利が上がれば日銀は債務超過に陥ります。
方や政府は日銀に事実上の財政ファイナンスを行わせて放漫財政を続けた結果、財政赤字が昨年末時点で1,280兆円、GDP比にして世界最悪の258%という日本を大借金国家にしてしまいました。
ここに国難というべき首都圏直下地震と南海トラフ地震が発生し、2,500兆円を超す被害が出たら即座に財政破綻して日本は国家破産となるのであります。
その上に中国・ロシア・北朝鮮という修羅の軍事独裁国家に囲まれた日本は他国の責めを受けるのであります。
これ日本一同が未だに大慈大悲の日蓮大聖人を信ぜず背き続け、なかんずく正系門家が大聖人様の御遺命たる国立戒壇建立を擲ち、極限の大謗法・師敵対に陥るがゆえの仏法より事起こるの大罰であります。
ゆえに、いかなる政治・防衛・経済の力も及ばない。
また、いかなる仏・菩薩・神々に祈るとも空しい。
この大惨事をお救い下さるのは、宇宙的力用を有する諸天に申し付ける絶大威徳まします日蓮大聖人ただ御一人であられる。
そして、大聖人様はこの大罰を用いて全日本人を改悔せしめ、広宣流布をあそばすのであります。
そこに今、御本仏の順縁広布の御化導をお手伝いさせて頂くのは、解散処分を受けるとも御遺命を守り奉り、一筋の忠誠を貫かれた浅井先生が築き上げられた地涌の菩薩の大集団たる顕正会以外に断じてあるべくもない。
さあ、先生の百箇日法要の翌日に三万の誓願を立てて前進を開始した本年の初陣も残り一月、全組織が誓願を大きく突破してて、霊山よりお見守り下さる浅井先生に全員でお応えしてまいろうではありませんか。
令和6年 3月25日 3月度 総幹部会 浅井会長指導
- 説明
- 仏法のために身命を惜しまぬ者は必ず仏になる
- 浅井先生の御遺命守護の激闘
- 道念ある学会員が続々と集う
- 悪師池田大作の天魔その身に入る正体
- 臨終の大事を見失った池田大作一党
- 池田大作一党のデタラメな広宣流布の定義
- 「立正」「安国」の前には必ず「破邪」がある
- 宇宙的スケールで仏法を守護する諸天の働き
- 順縁広布は日蓮大聖人の絶大威徳で必ず成る
- 亡国の大難は刻々と迫る