(後編)リーガル・ハイ スペシャル第一弾2時間ドラマ感想 いじめの正体とは… | 夢想ゴン太のイマジンブログ

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(1〜6話までの感想)リーガル・ハイ(ファースト・シーズン 第1期)




(11話感想) リーガル・ハイ(ファースト・シーズン 第1期最終話)


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前回までの記事


監置を取り消してもらう為に、

広末涼子演じる別府裁判長に土下座で、

謝罪してからのトイレでの

古美門先生の別府裁判長に対しての

暴言を言ったあと、

トイレで水と共に暴言も流して、

スッキリして、

トイレを出たあとの何事もなかった感じの、

さあ、行こうと言って

髪型整えるあたりとかも

わりと好きなシーン




最終口頭弁論でのワンシーン。


古美門研介

『以前共同代理人の黛先生が

こんなことを言っていたのを思い出します』


『この社会から

いじめをなくしたい』


『この裁判を

第一歩にするのだ』


『私はあざ笑いました』


『不可能だと思ったからです』


『勅使河原先生は和彦君に

いじめに立ち向かうべきだったと

おっしゃいました』


『果たして立ち向かえる

相手なのでしょうか』


『そもそもいじめの正体とは

いったい何でしょう?』


『加害者生徒?教師?学校?』


『いえそのどれもが本質ではありません』


『正体はもっと

恐ろしいものです』


『それは教室だけでなく

職員室にも会社にも

家庭にもー』


『この国のあらゆるところに存在します』


『われわれは常に周りの顔色をうかがい』


『流れに乗ることを強いられる』


『多数派は常に

正義であり

異を唱える者は排除される』


『いじめの

正体とは

空気ですー』


『特に右から左

左から右へと

全員で移動するこの国では

空気という魔物の

持つ力は実に強大です!』


『この敵の前では法ですら

無力かもしれません!』


『全てをのみ込み

巨大化する恐ろしい怪物』


『立ち向かうどころか逃げることさえ

困難な相手です!』


『あるいは藤井先生も

いや加害者である青山君たちでさえ

この怪物にのみ込まれた

犠牲者なのでしょう』


『しかし今回私は奇跡を見ましたー』


『のみ込まれていた者たちが

怪物の腹を切り裂き

敢然と立ち上がったのです』


『和彦君藤井先生

そして2C34名の生徒たちー』


『どれほどの勇気が

どれほどの覚悟が

必要だったことでしょうー』


『しかし彼らは確かに目覚め

自分たちの意思で空気を打ち破った』


『私は彼らの姿に希望を見

そして自らを恥じました』


『世界は常に前へ

進んでいるのだと

気付かされたのですー』


『あえて申し上げます』


『この世界から

いじめをなくすことは

できます』


『この裁判を

その第一歩にしましょう』




最後に学校を去ることにした、

藤井みなみ先生に生徒が

駆け寄って来て、

先生最後にみんなで

合唱がしたいんです!みたいに

タクトを渡された藤井先生が、

そのタクトを使って植え込みを

切るようにシュッとなぎ払うシーンは、

古沢良太脚本ならではの

が出ている。良いシーン。


普通の脚本家なら、

ココは置きに行って、

良い感じのシーンにしそうだけど、

そこをあえて裏切る。



古美門先生タネ明かしシーンにて、

古美門

『つまりあの

がきどもは空気を

打ち破るどころか

またしても周りの空気に

乗っただけなのだよ』



人間とは本当に

オセロゲームのように

白から黒、

黒から白へと

同調圧力によって、

自分の考えなどなく

変えて行く。


偉そうな人の意見や、

ニュースやマスコミが

伝えるモノに流されて

意見をコロコロ、

コロコロ変えちゃう

情け無い生き物だと

私もモノ凄く思ってるので、

めちゃくちゃ賛同します。




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この記事の中では、

ある女性が、

Twitter上での誹謗中傷から、

自殺してしまったんですけど

で、

その件もあって、

ある格闘家がTwitter上で、

誹謗中傷やめよう!

と呼びかけたら、

それに対して

有象無象のファンなのか、

フォロワーなのかが、

一斉に短文で、

Twitter上で共感の

オンパレードしてたので、

こういう事で

イネ!みたいに、

簡単に共感しちゃうのも、

裏を返せば簡単に

誹謗中傷しちゃう人間と

表裏一体だと

思っただけなんです。




イイネ!も悪いね!も

絶賛の賛辞も、

誹謗中傷も、

表裏一体でしかありません。


古美門

『あのクラスに初めっから

リーダーなんていなかったのだー』


『誰がつくり出した

空気であろうが構わない』


『ただその場にある

空気に従う

腐った羊の群れ

希望なんてあるものか

しょせんこれが現実だ』


『おとぎの国と違って

現実世界はそう簡単には

変わらないのだよ』





今回のリーガル・ハイは、

2時間スペシャルなので、

若干テンポが悪い。


それでも今回のテーマは、

いじめ問題なので、

わりと大変価値がある

アプローチの

お話だったように思います。


この辺が作り手の自由には、

いかないところなんですけど


どうしてもTV番組用だと、

尺の長さを受注通りに合わせて、

作品を仕上げないといけない。






TV放映版ではカットされた

シーンなどがDVD版では

収録されているらしい。



で、

コメンタリーがついてて、

一応途中まで聴いてたんですけど


多分、

脚本家の古沢さんと監督の石川さんと

プロデューサーの稲田さんが、

語り合ってるんですけど


声の判別がつきにくいから、

字幕欲しい。


で、

もう1人プロデューサーの成川さんが、

進行役みたいな感じで、

制作裏話を語ってます。




途中まで聴いて

誰が喋ってるのかわからない為に

聴くのやめたんですけど



里見浩太朗さん演じる服部さんが、

古美門先生の股間を

盆で隠すシーンはどうやら、

里見浩太朗さんのアイデアらしいし。


演者やみなさんのアイデア、

一人一人がいいモノを作ろうと

してる様子が伝わって来ます。


古美門先生役の堺雅人さんの

金八先生のモノマネなども、

あそこまで綺麗に

モノマネしてくれるとは、

思ってなかったらしい。


そのモノマネシーンが、

堺雅人さんが1番緊張してたらしい。






リーガルハイ2期への感想へ続く

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(第1話前編)リーガルハイ(2ndシーズン 第2期) 冤罪事件