中学受験算数「やまもと算数・数学塾」山本尚武 -4ページ目

中学受験算数「やまもと算数・数学塾」山本尚武

完全マンツーマン指導。JR御茶ノ水駅前にある中学受験算数塾。

2021年から全面改訂された悪評高い「新・予習シリーズ」。

 

来年、また改訂されます。


また!?😭


ていねいな説明のついた部分改訂となるようです。


来年度のものを先取り学習しようと考えている方、いま買わないでください。

 

SAPIXやGnobleといった当時としては進度がはやい、難しいとされていたカリキュラムより、さらに「難しく」さらに「進度もはやい」テキストとして新予習シリーズが誕生。

 

現場の算数講師で、正常な感覚をもった先生なら違和感を感じなかった方はいないはず。

 

わたしも教えていてSAPIXテキストが良心的に感じるほど、難しいテキスト構成でした。


Sコース生しか、うまく使いこなせなかったでしょう。

 

顧客意識の強い早稲田アカデミーは補充教材をつかって上手く基礎固めをしていました。

 

改訂後、中身はどうなるのでしょうか。たぶん表紙デザインは変わらずに、数字設定を易しくして中堅校の生徒でもなんとかついていけるテキストになるのでしょうね。

 

「SAPIXよりも進度をはやく、問題を難しくすれば合格実績があがる」

多分こんな単純な動機からはじまった改訂。失敗だと思います。

被害者は算数が嫌いになった子ども達ですね。

テキストを難しくしても、進度をはやくしても、子どもたちは賢くならない。至極当たり前のことでした。

 

SAPIXの強みは「基礎問題と典型問題の徹底的な反復量」にあったのに。

 

いまは、第3次中学受験バブル真っ只中。

老舗だから良いとは限らない。

冷静に見極める大人の視線が必要です。

 

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@marsh0604

 

何、これ!

だれだ?と不思議なパピヨンくん。

 

 

 

 

 

 

 

 

(過去記事の大幅加筆修正版です)

ミドル層(ボリュームゾーン)の勉強方法は、

「過去問を解きまくること」ではありません。

 

子どもからすると憧れの学校の問題を解いて

「割とけっこうできたかも!」

「あと3か月あるなら大丈夫でしょ」なんて考えています。

 

過去問って、なんとなく「勉強した気になる」んですよね。

実力はついていないのに。

もっと厳しい言い方をすると、できる問題とできない問題の仕分け作業をしただけなのに。

 

あとは環境面。自宅のリラックスした雰囲気でやるなら当然、得点は実力以上のものがでます。

 

集団塾の講師にご家庭でやった過去問の結果を伝えて、そのまま真に受けるような人は新人講師くらいです。ベテランの先生は、だいたい数字をみて頭のなかで「自宅の得点×0.8」をしています。

 

では、どうすればいいの?

 

勿論、できなかった問題の分析が大切になります。

 

プロの個別指導講師や家庭教師に習えば「これは合否に関わる問題ではないからパス」「これは模試なら60%以上の正答率。絶対につぶそう」などとアドバイスをもらえますが、

 

でも、それ以上に大事なことは類型処理による弱点補強です。

 

↓こんな感じで生徒ごとにちがう単元別類題プリント150枚ほどオリジナルプリントとして作成しています。

徹底的に過去問で浮かびあがった弱点をつぶすことです。

 

特に、文章題の条件整理は大きく、差がつくので念入りに。

過去問は時間配分と傾向性を大まかにつかむためのものです。その演習によって学力を効果的に上げていけるのは、自分の力を客観視できる最上位層だけです。

 

苦手"単元"をただ漫然とやるのではなくて、苦手な問題の類型化した上での理解が必要なのです。

 

この時期「いまこそ苦手分野の克服を!」なんて、どんな塾講師でも言えます。

 

しかし、実際には、一単元をあげても今の中学受験は、あまりにも解法パターンが多すぎて、佐藤ママレベルの伴走がなければまず不可能です。

 

売買損益が苦手だとしたら、売買損益算におけるどのタイプの問題が苦手なのか。

 

「複数個売るタイプ」の比による処理なのか、「複数個売るタイプ」の比を使わない処理なのか。

 

速さの文章題が苦手だとしたら、パッと文章をみたときに「線分図による処理」と「ダイアグラムによる処理」の判別方法がわかっているか。

 

それとも「問題にダイアグラムが書いてあるタイプ」の処理が苦手なのか、「自分でダイアグラムを書くタイプ」の処理が苦手なのか。

 

読んでいて頭の痛くなるような話ですが、20年間教え続けた一講師の結論です。

 

"うちの子、場合の数が苦手なのよね。"だと解像度がすごく低いのです。

「場合の数」という単元内のどのタイプの処理が苦手なのか、という視座が必要になります。

 

 

補足:この記事はあくまでミドル層向けの視点(算数がSAPIX偏差値55以下、四谷大塚偏差値64以下)向けのアドバイスです。最難関校を目指す生徒向けの記事ではありませんし、また教え方や視点も異なります。

 

 

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色の同じスカーフをもらったパピヨンくん

 

 

 

(2年前の記事の大幅な加筆修正です。)

 

令和の過去問演習は、便利な時代になりました。


えっ!何が?


「四谷大塚過去問データベース」のことです!


四谷大塚にはいっていなくても、誰でも①無料で②ほぼすべての学校の問題が10~15年分ほど自由に閲覧でき③ダウンロードまでできます。


注:首都圏有名校だと慶應普通部だけは問題非公開となっております。

 

 

さて、こんな便利な時代に、わざわざ紙媒体の過去問題集を買い、入試まであと残り数か月という切迫した状況下で過去問を解き、そして解説をみる。

……すると、そこには

「編集上の都合により、後期試験の解説は省略させていただきました」

なんて書いてあるのです。びっくり!!!!

 

…いや、あのー、受験生は解答ではなくて、ていねいな解説を読むために声の教育社を買ったんですけど・・・。

 

当たり前ですが、過去問は解くだけでは実力はまったくつきません。

 

過去問は解説を丹念に読みこむ「みなおし」によって、その学校の傾向性を知り、自分と志望校との相性を近づけるために演習をするものです。

 

入試問題を家で解くときには、きちんとした解説があるかどうかを見てから演習をしましょう

 

特に、写真の国語が難しい東邦大東邦のように、専門のプロ講師ですら解答が分かれる学校(国語の選択肢問題で、大手塾でほぼ毎年のように解答がわかれる)は、保護者様の出身大学が早慶~東大クラスでも正解できないことも💦

 

中受プロの個別指導や家庭教師がもしもいなかったら、演習した貴重な時間がただの「できる問題とできない問題の仕分け」作業になってしまいます。十分にご注意を。


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Amazonの箱が届くとわくわく…

おやつが嬉しいパピヨンくん。


 

 

 

 

2024-2025年 冬期講習:

12月21日(土)~1月5日(日)

全16 日間:大晦日と元旦もレッスンをします。

  A: 10:00-12:00

  B: 13:00-15:00

  C: 15:15-17:15

担当講師は山本のみです。

平常授業は1月6日(月)より開始します。

【募集について】

内部生:11月1月募集開始(夜22時よりLINEにて募集)

外部生:12月1日募集開始(夜22時よりLINEにて募集。内部生だけで満員になる可能性があります。そのときには外部募集はありません。)

<2025年の授業開始日>

2月4日(火)より新学期の開始となります。

慶應中等部。

教諭のなかには、大学時代に英語合宿やイベント設営などでお世話になった方が数名いらっしゃいます。

魅力的な素晴らしい先生が多く、学校としても活気に満ちた素敵な学び舎です。

 

何名か中等部の子たちを教えた経験があります。

いままで教えた生徒は全員、明るい性格というか、ハイテンション&コミュミーケーション能力が高い印象でした。

 

保護者も、財界人から芸能関係まで様々な業界の最先端で活躍されている方が本当に多い。

「あのね、テレビで毎週みていた〇〇が運動会に来ていて・・・」

「おお、直接話せたんだ!それはヤバいねえ・・・」

「わたしのお父さん、あしたNHKプロフェッショナルにでるから見てね」(・・・見る、絶対見る!)

レッスン中、こんな会話がよくありました。

 

さて中学1年生になります。

入学したらすぐに「アスレチック大会」です。

「なんだ~、○○くんって勉強はできるけどさ、ぜんぜん体力ないじゃん!」と内部生にからかわれます。

偏差値教育観は良い意味で壊されます。

部活は2つ以上はいるように言われるので、正直、勉強はそんなにやる暇がないです 笑

全体的に「勉強、勉強!」という雰囲気はほぼないです。

ただし、医学部を狙うトップ10の層は、途轍もないほど勉強をします。

推薦合格した慶應医学部生は会ってみるとやはり優秀です。

 

ところで、この学校を第一志望校にするのはおすすめしていません。

もちろん受けるのはご家庭の自由ですが、選考基準として「学力ではない要素」が大きすぎます。

①家柄、②保護者が幼稚舎出身か(よくわたしを「慶應ボーイ」だったんですね?といわれますが、違います。わたしのように大学から筆記試験ではいった慶應生は「外様」です。幼稚舎から大学にきた子たちが生粋の慶應ボーイなんです。)③親の社会的影響力。

 

大手塾にいたときに、なんでこの偏差値で慶応に通るの?と先輩に聞いたとき、「そりゃ、お前『私学』だから当然だろう」と鼻で笑われました。

 

小学校受験のリベンジでの慶應熱望層が一定数いるのは、理解しています。

 

ただ、昔、一次試験にかなり良い成績で合格し、(合格点などは公式的には非公開ですが、1次合格者のみ公開されています。)

二次試験に万全の準備で挑んだ生徒が残念な結果となりました。真面目な努力家でした。

夜、電話口の向こうで大泣きしながら、"先生、なんで僕は落ちたの?"と何度も聞かれました。

個人的な経験です。n=1。でも、これが僕には本当につらかった・・・。

 

レッスンのとき「先生は慶應大学にいたんでしょ?すごいな。」「うん、ものすごく楽しい場所。じつは、僕は人生で一番勉強したのは、中受でも大受でもなくて、大学生時代なんだ。はじめて勉強というか『研究』の面白さを知ったの。」と受験前に語っていました。

 

筆記試験での失敗は努力不足だと考えて「大学受験で見返してやれ!慶應は滑り止めで東大!」と言えます。しかし、面接試験の不合格は、人格否定として感じられてしまう可能性が高いです。まして12歳の子どもには、あまりにもショックな経験だと思います。

 

同じような理由で大学受験における"筆記試験なし面接のみでの判定"によるもあまり好きになれないのです。

実際に東大推薦をめぐる様々なSNSでの言説をみていても、まだ日本人の学力観(平等こそ第一)は諸外国に比べてそこまで成熟していません。だから、今はせめてペーパーテストはあってほしい。

 

・・・ということで、タブロイド誌における慶應幼稚舎の報道は数多いですが、情報が表になることが少ない慶應中等部。

受ける前にしっかりと慶應の「理念」について親子で話し合うことが必要です。

「学び」とはそもそも何か?単なる受験競争の文脈ではなく、もっと大きな意味で慶應はとらえているということ。「勉強」だったものが、知らず知らずのうちに常軌を逸した「他者との過当競争」となってしまっている中学受験業界へのメタ認知も必要です。

 

ちなみに・・・

慶應系なら高校受験をおすすめします。英語はなかなかヘビーです(ほぼ大学受験のMARCHレベル)が、慶応の数学の問題は割と易しい。また、中学受験なら2024年から合格者平均をはじめて公開した慶應普通部が狙い目です。そして、慶應普通部にはいるためには、何においてもまずはじめに・・・おおっ~と。長くなりました。アクセス数が多ければ、いつか書きます。それでは!

暑すぎてつまらないパピヨンくん&トイレの芯

 

 

 

本日発売の新刊です。行き帰りの電車で一気に読みました。

読者は最難関校を目指す保護者あるいは私のような塾講師だと思います。現時点で算数偏差値(SAPIX偏差値50)あたりの生徒には、逆効果になるアドバイスがはいっています。あくまで最難関を目指す子向けの指南書です。

共感するところ多数。

【偏差値55を超えたら、先取り学習を開始する】
たぶんこの55のラインはSAPIX偏差値のことだと理解しています。予習シリーズ改訂後の、四谷大塚偏差値はほぼ資料として役に立たず💦近年、私は見ていないです。Y偏差値だと先取り学習をするのにss63は必要でしょう。

【先取り学習を終わったら『四科のまとめ』に直行する】
塾生には、網羅系としては『四科のまとめ』以外やってもらっていません。逆に、小6時点で四科のまとめで苦戦する子は併願パターンを考えてしまいます。
あとはネタバレになるので・・・
【6年生の夏休みは『    』(ある有名な本)をやる】じつはもう塾の小6生にはもう毎週やってもらっています😊【渋幕の算数は・・・】なるほど、だから私の塾の渋幕合格率は異常に高いのか、と納得。

一番興味深いのは「思考系対策は6年生の秋以降に効いてくる」という記事。


入試は中学受験でも、大学受験でも解法系問題(類題を解いた経験があって処理できる問題)と思考系問題に分かれます。SAPIXオープンテストでは解法力はAテスト、思考力はBテストで測定しますね。

解法系は類型化して教えるだけですが、難しいのが「思考系問題」とはなにか?という問い。
ある生徒にとっては予習シリーズ例題に載っていても初めて見る問題に出くわすとき、それは「思考力問題」です。
しかし、小4のSAPIXテキストには毎回『頭脳トレーニング』が載っていますが、あの問題は小6時では解法処理できるものばかりです。

 

・・・思考問題とは?

熊野先生は思考力問題を…
①受験算数の延長で対応できる問題(算数系)
②作業力・処理能力が要求される問題(作業系)
③読解力・整理能力が要求される問題(読解系)
④数学的考察力が要求される問題(数学系)

の4類型にすっきりと分けていらっしゃって、なるほど!と感心しました。

①算数系はほとんどの問題に対していえます。多くの保護者はこの考え方をもっている方が多いです。”基礎をつみあげれば、量を増やせば「いつか」解けるようになる”という価値観です。

②作業系だと筑駒・栄光あたり。塾だと筑駒合格者の多いエルカミノの生徒はこのタイプの強い子が多いです。エルカミノの子はゆっくり、じっくりと考える子が多い。(一方で解法力が少し弱い。)

③読解系は難関校を目指す全生徒に対していえます。③が多くの受験生にとっての合否の分かれ目なのでしょう。その意味で国語力は大事。大学入試の「共通テスト」の影響で、そうとうな文章量を読ませる学校が増えています。一過性ではなく、これからますます増えるでしょう。画像は今年2024年の聖光の統計問題。ただし、問題量が多いので、この1問にたいして本番でかけられる時間はわずか5~6分程度です。
 




④数学系というと、渋谷幕張ですね。この学校は以前、幾何の数学知識をそのまま聞いてきました。千葉県のSAPIX校舎だと特別に時間をとって対策をしています。


感想は以上です!

「算数が得意だけど、具体的に何をしたらよいかわからない」保護者様向けの良書でした。

 

卒塾生。中1がんばっている!ありがとうございます😊

県内トップ校で満点の高2。東大へ、東大へ。

 

 

暑くてひんやりシートでくつろぐパピヨンくん

 

 

レッスンはハードですが、ドリンクは自由です。こまめに水分をとってください。

 

 

 

7/22 (月)~8/31(土) 全41日間

A:10:00~12:00

B : 13:00~15:00

C : 15:15~17:15

 

完全予約制:毎週の平常授業は行いませんので、内部生の方は気をつけてください。

予約したコマのみレッスンを受けることができます

 

内部生:6月1日(土)22:00~より予約受付を開始します。

外部生:6月15日(土)22:00~より予約受付します。

対象:①小4~小6の中学受験生(SAPIX生、Gnoble生、早稲田アカデミー生、四谷大塚生、予習シリーズをつかって勉強している生徒)または②元・塾生(私の指導を小学生時代に受けたことがある方、中学・高校生受講可能)

 

【ご予約の文面】

第一希望だけではなく、第二希望、第三希望の時間帯も記載していただければ嬉しいです。18名の生徒さんの時間調整作業はなかなか大変です。

このように書いていただければ、とても助かります!

例:
7/03 B 第二希望C
7/05 Aのみ
7/06 ABCのどれでもOK

受講コマ数:希望としては、夏期講習中に全12コマ受けたい。

などの希望をお書きください。内容に関しては、相談して決めていきます。

また、内部生の中学受験生小6を最優先に組ませていただきます。必ずしもご希望の時間帯に沿えるわけではございません。ご理解宜しくお願いします。

例年の動きを見る限り、Bのコマは空きがでやすくAとCが予約しづらい状況です。

 

 

 

 

親友と笑顔のパピヨンくん

お昼寝

 

前回のつづき:

<比の解法をはじめて学ぶから、5年の夏期講習が大事>という話でした。

以前にも何度もかきましたが、SAPIXとGnobleの5年夏期講習に毎回の確認テストはありません。多くの生徒は、わかっていないのに先に進みます。不思議なことです。

 

さて、"比を学ぶ"とは、抽象的な世界への移行を意味しています。

 

いままでの世界 350gは100gの何倍?(割合)→3.5倍

 

実際の受験での思考 350:100は? 7:2 と抽象化させます。(比の値は3.5)

 

わかりやすく現時点(5月初旬)での小5の SAPIX 生(Gnoble生)に合わせて説明します。

SAPIX 02テキスト「平面図形」から抜粋

(3)の正答率は8割程度でしょう。

 

 

なかなかめんどうな処理が必要です。

36、144、324を足してから3でわるのが計算力の要るところ。

つぎの解き方が比による解法

 

式は3行で終わります。スッキリと解けますね。

これが入試本番で使う解法です。これを5年秋~冬に習得します。

算数・数学が苦手な方も、もうすこしお付き合いください💦

最近習った習った旅人算(速さ)だと・・・

SAPIX 08テキスト「速さ より

いまの解き方

和と差に注目しています。これでも答えはでますが・・・

 

つぎの解き方が試験現場での比による解法です。

③:④の距離の比から全体を⑧とかんがえて、2行でサクッと処理します。

 

「比」による解法の習得が5年秋~6年春までのメインです。

 

私は、よく言われる『5年生の算数が大事』というのは二重の意味があると考えています。

①特殊算(旅人算、通過算、流水算、倍数算、年齢算・・・)の習得をするのが大変。

②いままで具体的な数でかんがえてきたものを一度unlearnして、知識をupdateするのが大変

 つまり抽象的な思考である「比」に慣れる、ということです。

 

多くの大手塾は①を強調して、保護者説明会で注意ポイントを指摘する算数講師が多いです。

実際に、特殊算や平面図形の相似に慣れるのは大変でしょう。

しかしながら、難関校へ、最難関校へと考えているのであれば、

ゴールから逆算してかんがえると②の点を無視するのは不可能です。

 

追記:

だからといって、「急いで比をやらなきゃ!」というのはNG行動です。

こんなふうに地道に、地道に。焦らず、焦らず。

はじめは何もかもすべて図はノートに書く。

急成長する生徒。やはりノートはしっかりと取りたい。

石のにおいをかぎ、

花のにおいをかぎ、暖かい季節を感じるパピヨンくん

 

 

小5生向け記事:

小4~小5は旅行や帰省など自由に過ごすのがいいのではないかな、と思っていますが・・・。

学力上位生だったら日能研「ベストチェック」は圧勝してほしいです。

復習とともにSAPIX、四谷大塚、グノー…(日能研以外の大手塾すべて)に属しているのであれば、5年生夏から「比」の単元がはじまるので、警戒しておきましょう。

5年夏の「比」のあつかいが理解不足の場合、5年秋からは四谷カリキュラムにせよ、SAPIX・Gnobleカリキュラムにせよ算数はかなりのダメージになります。

いままでの単純な文章題や3.14系の平面図形から脱却し、「比の解法」へのアップデートが5年夏休みからの課題なのです。

(内部生は比の計算にすこしずつ慣れてきたところ・・・)

わたしは5年夏休みの過ごし方を間違えた受験生は、6年生から巻き返ししようとしてもとてもSAPIXのアルファ層には敵わないと感じています。逆に、夏休みにしっかりと「比」を徹底した子たちは経験的に小5秋~冬にぐんぐん伸びて、そのまま合格していきます。

 

5年夏期講習の重要性については過去の記事で3~4回書いているので、参考になさってください。

 

最近はX(旧Twitter)の発信が多くなりましたね。

 

 

 

暑いので、石の上で休憩するパピヨンくん。

 

 

 

なぜか春なのに忙しい・・・。

某塾の模試作成(首都圏の塾ではありません)、問題校正の依頼、高校3年生の映像授業の依頼(理系数学)、原稿・・・。

少し休みがほしい ……ぶつぶつ。

 

さて、まだ偏差値がでていない段階ですが、4月のSAPIXオープンの結果のとらえかたについて。

 

結論から申し上げると、「A問題(つまり解法力テスト)ができていれば大丈夫」(100点~120点ならOK)です。

 

逆に、B(思考力テスト)が高くてAの出来が悪い子に対しては「あ~、まずいなあ」と思います。

危険⚠️です。

 

「あんな難しい思考力テストができるなんて、すごいじゃない!」と反論されそうですが、

そういう子って日々の勉強をさぼっている可能性が高いのです。(特に男子!)

 

生まれながらの能力が高いために、「別に何度も同じ問題解く必要ないでしょ?」となります。

実際にBが高い地頭のよい生徒で、本番失敗した例がありました。

 

そして、思考力問題の出来が合否に致命的なほどに影響をあたえるのは女子校は1校だけ。

男子校だと筑駒、開成(ただし年度による)、数年前の栄光。聖光学院は、確かに思考力問題がありますが対策可能なレベル。共学校だと渋渋(2024年は易しかった)、渋幕です。(首都圏内のはなし)

「麻布は?」と言われるとα生なら最近は計算力・解法力である程度なんとかなる場合が多いです。むしろ国語を強化すべし!

・・・思考力系の学校って意外に少ないのです。

 

Aテストの反省:

□1の(3)のhaやaなどの面積単位の換算問題

これはものすごく賢い子でも、間違います。僕は、あんまり気にしていません。

わたしの教室では小6の12月にチェックします。

単位定規をつかった教え方をする先生(学校の先生もふくめて)が多いですが、別のやりかたがあります。16年前、筑駒の子を教えていたとき、彼が暗算で100発100中状態だったので驚き、「君なんでそれ頭の中で計算できるの?」「あ~、面倒だしつまんないから、指数だけ覚えて桁をずらすことにした」

「お~っ、この解き方なら確かに間違いない!」と感心。以後、自分の指導法にしました。体験授業にきたときに教えます(ケチ!)

 

□2の(4)の場合の数

「場合の数」はほとんどの生徒が苦手です。学生時代をおもいだしてみてください。…大学受験でも「確率」って苦手だった方が多いはず。中学受験の「場合の数」は、大学受験の「場合の数」とほぼ同じくらいの難易度です。かきだしが必要な思考力3単元(場合の数、数の性質、規則性)を毎週2問ほどやるといいと思います。サピ生はSAPIOを、グノー生は「試行力と思考力」(上位クラス向けのプリント)を。他塾だと、算数に自信がある子は月刊誌「中学への算数」の場合の数の特集号(日々の演習のページ)を少しずつ。速さや図形のようにプロ家庭教師に習っても一気に伸びる単元ではありません。地道に、地道に。

 

□6 速さの文章題

さて、ラストの問題です。必ず復習しましょう!

 

学校と公園を結ぶ一本道があります。この道にそってたかし君は9時ちょうどに学校を出発し、公園に向かって毎分60mの速さであるきました。すみれさんはたかし君が出発してから何分か後に公園を出発し、同じ道を学校に向かって走ったところ、9時25分に公園と学校の真ん中から900m学校のほうへ進んだ地点でたかし君とすれちがいました。すみれさんは9時35分に学校につき、すぐに折り返してそれまでと同じ速さで公園に向かって走りましたが、途中からそれまでより毎分30mだけ速さを遅くして進みました。すみれさんは速さを遅くした結果、たかし君を追い越してから8分後に公園に戻りました。このとき次の問いに答えなさい。

(1)学校から公園までの道のりは何mですか。

(2)すみれさんが公園を出発したのは何時何分ですか。

(3)学校からすみれさんが速さを遅くした地点までの道のりは何mですか。

 

はあ~、うちこむの大変💦

いまの入試のトレンドは共通テストの影響で「長文化」です。

こんなのまだまだ短いほうですよ。

 

算数、ある程度の文章を読ませます。

「長いよ~!」「こんなの条件整理しきれない~!」

と9割の受験生は思うはずです。

たぶん(3)は3%くらいの正答率でしょう。

まだ春ですから!

でも、実際の入試問題として難関校ででた場合には、(2)まではなんとしても取りたいところです。

いまは届かないけれど、これが「合否をわける問題」になります。

寒くなったころにこれが解けるように、今必死にがんばりましょう。

春をかんじるパピヨンくん。

桜の枝でカミカミ

進級、進学おめでとう!