慶應中等部。
教諭のなかには、学生時代に合宿・イベント設営などでお世話になった方がいらっしゃいます。
魅力的な素晴らしい先生が多く、学校としても活気に満ちた素敵な学び舎です。
何名か中等部の子たちを教えた経験があります。
いままで教えた生徒全員、明るい性格というか、ハイテンション&コミュ力最強(笑)という印象でした。
保護者も、財界人から芸能関係まで様々な業界のだ一線で活躍されている方が本当に多い。
「あのね、テレビで毎週みていた〇〇が運動会に来ていて・・・」
「おお、直接話せたんだ!それはヤバいねえ・・・」
レッスン中、こんな会話がよくありました。
さて中学1年生。
入学したらすぐに「アスレチック大会」です。
「なんだ~、○○くんって勉強はできるけどさ、ぜんぜん体力ないじゃん!」と内部生にからかわれます。
偏差値教育観は良い意味で壊されます。
部活は2つ以上はいるように言われるので、正直、勉強はそんなにやる暇がないです 笑
全体的に「勉強、勉強!」という雰囲気はほぼないです。
ただし、医学部を狙うトップ10の層は、途轍もないほど勉強をします。
推薦合格した慶應医学部生は会ってみるとやはり優秀です。
ところで、この学校を第一志望校にするのはおすすめしていません。
もちろん受けるのはご家庭の自由ですが、選考基準として「学力ではない要素」が大きすぎます。
①家柄、②保護者が幼稚舎出身か(よくわたしを「慶應ボーイ」だったんですね?といわれますが、違います。わたしのように大学から筆記試験ではいった慶應生は「外様」です。幼稚舎から大学にきた子たちが生粋の慶應ボーイなんです。)③親の社会的影響力の大きさ。
小学校受験のリベンジでの慶應熱望層が一定数いるのは、理解しています。
ただ、昔、一次試験にかなり良い成績で合格し、(合格点などは公式的には非公開ですが、1次合格者のみ公開されています。)
二次試験に万全の準備で挑んだ生徒が残念な結果となりました。真面目な努力家でした。
夜、電話口の向こうで大泣きしながら、"先生、なんで僕は落ちたの?"と何度も聞かれました。
個人的な経験です。n=1。でも、これが僕には本当につらかった・・・。
レッスンのとき「先生は慶應大学にいたんでしょ?すごいな。」「うん、ものすごく楽しい場所。じつは、僕は人生で一番勉強したのは、中受でも大受でもなくて、大学生時代なんだ。はじめて勉強というか『研究』の面白さを知ったの。」と受験前に語っていました。
筆記試験での失敗は努力不足だと考えて「大学受験で見返してやれ!慶應は滑り止めで東大!」と言えます。しかし、面接試験の不合格は、人格否定として感じられてしまう可能性が高いです。まして12歳の子どもには、あまりにもショックな経験だと思います。
同じような理由で大学受験における"筆記試験なし面接のみでの判定"によるもあまり好きになれないのです。
実際に東大推薦をめぐる様々な言説をみていても、まだ日本人の学力観は諸外国に比べてそこまで成熟していません。だから、今はせめてペーパーテストはあってほしい。
・・・ということで、タブロイド誌における慶應幼稚舎の報道は数多いですが、情報が表になることが少ない慶應中等部。
受ける前にしっかりと慶應の「理念」について親子で話し合うことが必要です。「学び」とはそもそも何か?単なる受験競争の文脈ではなく、もっと大きな意味で慶應はとらえているということ。「勉強」だったものが、知らず知らずのうちに常軌を逸した「他者との過当競争」となってしまっている中学受験業界へのメタ認知も必要です。
ちなみに、慶應系なら高校受験をおすすめします。英語はなかなかヘビーですが、最近の慶應の問題は割と易しい。また中学受験なら2024年から合格者平均をはじめて公開した慶應普通部が狙い目です。そして、慶應普通部にはいるためには、何においてもまずはじめに・・・おおっ~と。長くなりました。いつか書きます。それでは!
暑すぎてつまらないパピヨンくん&トイレの芯










































