3月のSAPIXの「復習テスト」(出題範囲は決まっている)について:
5年、6年ともに、なかなか点数としてアウトプットしづらい問題構成でした。両方とも平均点を敢えて低めにだそうとしているのかなという印象を持ちました。ただ、6年については平均点73.3点という点数の低さは意外でした。「想定よりも実戦力がまだみんなついていないのだな」と。ここからまずは5月のGS特訓にかけて、山登りです。
ポイント1 横のつながり を意識すること
小5の夏期講習で「比」を習いましたね。そこから小6夏までの課題は、その比の考え方を応用して、いままで習ったさまざまな文章題について(たとえば割合の食塩水&売買損益、速さなど)もう一度、新しい角度からとらえなおす」ことです。
あまりにも有名な問題です。06テキスト 速さ(1)から抜粋しました。
この問題のSAPIXの解説は差に注目した考え方を利用していますが、これでは小5と同じだよね、ということで…
120:100:80=6:5:4 ときれいな比になおし、上記のように図を描いて1分で終わらせます。
これは『別解』というよりは、入試本番の解き方そのものです。両方説明する講師が多いはずですが、難関中学を受けるなら、一度、講師の説明を聞いたら今までの解き方を、アップデートしなければいけません。
(どの大手塾においてもそうですが、下位クラスにいることのデメリットは上のような「賢い解き方」を教わることができないことです。小5の解き方の確認で終わったという生徒がいました。構造上仕方のない問題ですが・・・。)
「比って図形の相似で使うやつでしょ・・・。」程度の認識だと、ここから厳しいです。もはや比の解法は中学受験算数スタンダードです。この視座を体系化した本としては、(わたしは15年前の初版が好きですが)熊野先生のこの一冊をおすすめします。
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ポイント2 タテを意識すること
5年生で横軸に広がったカリキュラム設定にたいして、タテ軸を考えたいです。つまり、1問1問に対する理解度を深めることです。
30!(階乗)の末尾の0の個数を求める問題はだれでも瞬間的に解けます。
これから成績が下がるのは、このような問題を単なる「作業」として解いているタイプ。
「10」ができるのは2×5があるからだよね?
なんできみは5に注目して、÷5、÷25・・・と計算しているの?
この質問に答えらない子は、下の2番できかれている「6で割り切れるのは何回なのか」という質問に右往左往してしまうのです。きちんと本質的にわかっていれば、1番と2番は同じ問題です。苦手な子は2番がまるで「別の問題」に見えてしまっています。
2日前にTwitterにアップした頌栄女子の今年の問題はまさに直球勝負の一問でした。
なぜこうなるのか「説明しなさい」と要求してきています。
学校の先生からのメッセージですね。
あなたは「作業」をしていませんか?
きちんと「理解」して解いていますか?
単元同士のつながりのヨコの目、問題を深く掘り下げて考えるタテの目を意識していきましょう!
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