現在、自分の職場でソーシャルワークの実習生を受け入れています。

以前より実習生の受け入れを行っていますが、今回新たに精神保健福祉士の実習生を受け入れました。今までと違うのは、精神保健福祉士の実習指導者資格を持っているのは自分だけ。なので指導主体は自分になり、B型に参加することがあっても最終的には自分の指導になります。

 

まぁそれ自体は社会福祉士の実習指導とそんなに変わらないので、大したことありません。

ただし、今回は事前準備が非常に多いです。初めての精神保健福祉士の実習生であり、それに向けての用意をする時間をかなりかけています。また実習が始まった後もノート指導などにも時間を要しており、思った以上に忙しさを感じています。

 

とはいえ、手を抜くことができないのが自分。

手を抜こうと思えば、何となく実習をして、何となくやってもらればOKです・・・なんて言うこともできると思うのですが、実習を受ける以上はちゃんとしたものを提供することも必要なことと考えており、将来の人材育成の観点からもしっかり準備をして臨んでいます。

 

精神保健福祉士の実習は医療機関での実習と地域実習の2つ。

自分はそのうちの「地域実習」を担当しており、実習期間は15日間。今日がちょうど10日目で、残り5日間。その間はB型にも参加してもらいながら、自分の方でも講義をして地域特性や障害者施策、相談支援の歴史なども説明してきました。会議聴講や面談同席もし、残りの5日間では病院や他事業所見学、相談支援演習も予定しています。

 

いや、ここまでやると「やりすぎ」なのかもしれません。

ただ・・・さっきも話した通り、手を抜くことができないんですよね。やるからには、ちゃんとやらないと気が済まないのかもしれません。ただ、本質はそこだけじゃありません。

 

自分が実習を受けたのは、社会福祉士を目指していた学生時代の頃。

当時自分が通っていた専門学校は、2年間の通学課程に通いながら、1年10ヶ月の通信課程を一緒に勉強して受験資格の取得と合格を目指していました。その関係で、通学課程で2か所、通信課程で1か所の実習を行くことになっていました。ただ当時の自分は「勉強ハイ」だったのか、もう1か所を自主的に希望し実習をしたので、在学中に4か所で実習をしてきました。

 

で、自分は非常に恵まれていたのか、とても有意義な実習を受けることができました。

通学課程では区役所と障害者の入所施設(当時の名前では「知的障害者入所更生施設」)で、通信課程では今でいう地域活動支援センターⅡ型(当時の名前では「身体障害者デイサービスセンターB型」)で、そして自主実習では児童相談所で実習をしました。入所施設の実習は結構大変だった覚えがありますが、どの実習でも現場経験のない自分にとっては1つ1つが新鮮で、本当に勉強になることの多い実習でした。

 

あれから23年、今では実習生を指導する立場に。

実は23年前の実習ノート、今も残っています。先日そのノートを改めて見返してみましたが、指導者所見を読んで、改めて丁寧に対応してくださったことを実感しました。自分の記述自体は今から見ればまだまだ考えが浅い部分が多いのですが、それに対し1つ1つ丁寧にレスポンスをしてくださり、きちんとコメントをして下さっていました。日々の業務がある中で実習指導をするのは大変なことだと思いますが、その中でも手を抜くことなく丁寧に対応してくださっていたことを改めて感じました。

 

そんなこともあり、丁寧に向き合うためにも手を抜くことができません。

自分が体験して良かったと思ったことは、これから社会福祉士・精神保健福祉士を目指す人にもきちんと還元していきたい。それが社会福祉士・精神保健福祉士になった自分ができる役目の1つではないかと思い、骨の折れることですが丁寧に準備をして実習対応に臨んでいます。講義のためのパワポも準備しましたし、事前ガイダンスで実習生から希望のあった内容はできるだけ実習に盛り込もうとしています。ただここで一度形が作ることができれば、今後受ける時にこれをベースに組み直したりブラッシュアップして提供することができるので、今の忙しさは将来に向けた準備と思えば、意味のあるものかのもしれません。

 

そんな明日は、演習のための事前講義。

いきなり演習に行くのではなく、演習前に相談支援の考え方や演習の内容を説明し、それに向けて心づもりを持ってもらい、その後の演習に繋げていきたいと思っています。いや、自分でも良くここまで考えていますよね。でもこれも日頃相談支援従事者研修のお手伝いをしているからこそできることなのかなと思います。

 

日々の業務もあり、それ以外の業務もあり、ホント大変ですが・・・

でもこれも、ソーシャルワーカーとして大事な仕事であり、役割です。残り5日間、自分も頑張りましょう。

例年通りの「愚痴」をこぼそうと思いましたが・・・

去年書いたこととほぼほぼ同じことしか書かなそうなので、やめておきます。

 

その代わりに、このネタで。

「引退」というと仰々しいけど、ある意味で引退を考えた瞬間です。

 

障害福祉に携わり、今年で25年目。

これまでに何度となく転職はしてきたものの、同じ分野・同じ業界で長く仕事をしていることに、一応は頑張っているよなと思います。専門学校で一緒に福祉を学んだクラスメートの中で、今もなお福祉の仕事を続けている人はどれだけいるのかな・・・もしかしたら、半分以上は福祉以外の仕事をしているかもしれません。

 

そんな自分も、1度だけ福祉の仕事から「引退」を考えました。

それはまさに、自分が体調を崩して仕事を辞めた時。あの時は本当に「もう、この仕事はしない」と思いました。

 

今思えば、何事も正常な判断ができない状態だった自分。

ただ当時仕事を辞めた判断は本当に限界だったと思いますし、自分の中でも「もう仕事ができる状態ではない」と感じ、これ以上迷惑をかけるわけにはいかないと思って辞める決断をしていました。そもそも復職すらしない気持ちだったところを引き止められていたので、ある意味そこも自分を騙していたと思います。

 

でも、騙し騙し仕事をしていても、自分の体は騙せません。

復職して短時間就労をしたもの通常勤務の状態にも戻ることはできず、まともに仕事に行くことができていませんでした。朝起きると体が重く吐き気に襲われ、夕方になるとちょっとだけ回復。で翌朝を迎えるとまた吐き気に襲われる。無理して出勤してもまともに仕事をすることすらできず、早退の日々。週5日出勤できた日なんてなく、できたのは週2日の半日勤務。1日いることができれば珍しいくらいでした。

 

一緒に仕事をしている人はそんな自分をわかっているので、責めることはありません。

しかし外の人はそんなこと知りませんし、保護者にはそんなことを説明するなんてありません。当然ながら保護者の問い合わせがあれば対応することになるのですが、その場で自分しかいない状態で対応せざるを得なくなった時、自分が何もできなかった時は流石に自分でも「できないのか・・・」と感じてしまいました。そこが職場を辞める引き金になり、対外対応のできない自分は福祉の仕事すらできないと考え、その時にこの業界からの「引退」を考えました。

 

退職してからは休養しながらハローワーク通い。

福祉以外の仕事も検索していましたが、自分のこれまでのキャリアからなかなか気になる仕事は見つかりませんでした。そのうち「せめて相談対応をしない仕事を」程度までに考え、単純に直接支援だけをする仕事を探すようにもなりましたが、そこでも自分の中で思うような仕事は見つからず、職探しを続ける日々。

 

そんな生活が半年を過ぎた頃、少しだけ元気が戻りつつありました。

で、そこからしばらく経ったある日、ハローワークの求人検索で見つけたのが、今の職場。応募した職種は・・・まさかの相談支援専門員。

 

いや、そこで選ぶか?って感じですよね。

当然ながら自分の中でも不安はありました。前の職場でボロボロになって辞めて、2度とこの仕事はしないと考えていたのに、また同じ道を歩こうとしているのか・・・って感じですよね。でもその時に応募する要素になったのが法人の規模。前の法人は100以上の施設がありグループ全体で1000人以上の職員がいる法人グループ。それに比べ今の法人は全体で15人の小さいな法人。で、相談支援事業を再開するにあたっての職員募集とのことで、何となく引かれるものがあったんですよね。

 

その結果・・・今や、相談支援の管理者であり、法人全体の主任に。

えーと・・・体をぶっ壊したことの反省が全く生きていません。むしろ仕事は前の職場よりもハードになっているかもしれません。単純に今の状況だけを見たら、前の法人で仕事をしていた時と、変わっていませんよね。

 

ただ、仕事はしやすいですし、環境は悪くないです。

きっとこれも小さい法人だからこそのことであり、風通しもよく意思疎通もしやすい環境。これが前の職場よりハードな仕事なのに、何の問題もなく仕事ができる理由なのかもしれません。お給料も前の職場より全然いいですし・・・非採算事業で赤字なのに、お給料だけおもらってすみません・・・

 

当然復職する時は、メチャクチャ不安でした。

ボロボロになって仕事を辞めて、復職までのブランクもあったので、本当に仕事をすることができるのか自分でもわかりませんでした。でも1つ1つステップを踏みながらやっていくと、意外とできるものです。今となっては自分の経験を利用者さんに話してネタにするくらいですし、元気になってわかったのは当時の自分があまりにも「異常」だったこと。異常だったから正しい判断もできないし、それは当然で仕方のないことだったことを今だから理解し、断言できるものであります。

 

結果的には、この業界を引退せずに今も続けている自分。

でも当時の自分は本当にこの業界から足を洗おうと思っていました。福祉の仕事以外は何も知らず、何も経験のない自分。それでも当時は「もうやらない」と思っていましたが、今こうやって仕事に戻れている自分を見ると、自分はやっぱりこの仕事しかないのかなと思います。「天職」というには大袈裟かもしれませんが、25年もの間「障害福祉一筋」の自分は、この仕事を最後まで続けているのかもしれませんね。

 

引退を考えた瞬間

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「ほっこり」と言えるかわかりませんが・・・ただ単に、感謝を伝えたいのです。

 

ここ最近、忙しい自分。

仕事が休みなのに仕事をしたり、行く必要もないのに職場に行ったり、気がついたら夜遅くまで仕事をしていたり・・・と、ちょっと仕事とプライベートの境目がいつも以上にあやふやになっている状態の自分。

 

特に昨日・一昨日は「イラッ💢」「モヤッムキー」っとすることが。

できることな詳細を言いたいくらいですが・・・本当の愚痴にしかならないのやめておきます。ただ、本当にここ最近の中でやり場のない気持ちとなり、関係者の間でもその思いは共有されており、みんながみんな納得感のない状態に。関係者間だけでも同じ思いなのがせめてのもの救いですが、本当にやるせ無い気持ちしかありませんでした。

 

色々とやりとりをしているので、電話がかかってくることもよくあること。

昨日もちょうどお昼を食べた後に電話がかかってきて、でもまだ食器の片付けはしていないので利用者さんに「ゴメン、電話終わったら片付けるから、そのままにしておいて🙏」と言って事務所で電話応対をして、食器を片付けるために戻ると・・・あれ、食器が片付けている。

 

利用者さんから「一緒に洗うから、片付けちゃいました」との一言。

思わす申し訳なく思い、恐縮と感謝を伝えると利用者さんから「いいですよ、Mitakeさん忙しいから、気にしないでください」と。いやぁ・・・本当に申し訳ない。でも、本当にその気持ち、感謝です。

 

で今日も遅いお昼を食べた直後に電話。やっぱり片付けてない状態。

そのため「ゴメン、電話終わったら片付けるから🙏」と言って事務所へ。電話対応をして戻ると・・・あ、片付けている。2日連続。今日片付けてくれた利用者さんは、昨日の利用者さんとは別の利用者さん。やはり恐縮と感謝を伝えると「いいのよ、Mitakeさん大変だし、大丈夫よ」と。ホント、スミマセン・・・🙇‍♀️

 

ただ・・・ホント、ありがたいです。

すでに自分が利用者さんから「忙しい人」と認識さえてしまっていることはちょっと情けないですが、自分は利用者さんからも支えられており、自分が今の職場で仕事ができるのは周りの協力のおかげ。それは一緒に働く職員だけでなく、一緒に過ごす利用者さんからの協力もあって成り立っていることであり、それを改めて感じる出来事でありながら、みんなで支え合う雰囲気ができているうちの事業所に、ほっこりする部分でもあります。

 

ほっこりついでに・・・

やり場の無い思いを解消するために、夜桜も見てきました。今日は雨だから見れませんけどね。

 

 

 

職場のある市役所沿いで毎年開催しているライトアップ。

最後のブルーライトは発達障害啓発週間に合わせて一緒に開催しているものです。ただ見にきた人には「あぁ、これだけ青い!」で終わってしまっているのが、ちょっと寂しかったですね。一応その趣旨を書いた看板もあったのですが、目は桜なのであまり看板まで読む人はいない感じでした。うーん、残念。

 

今日のほっこりエピソード

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正直、休みの過ごし方は困ってしまいます。

 

実は昨日からお休み。

昨日は先月祝日に出勤したため、その振替休暇でお休み。なので珍しく4連休です。

 

ですが・・・今日はしっかり家で仕事をしていました。

まだモニタリング報告書が出来上がっていないので、2人分のモニタリング報告書を作成していました。残り2日間の休みで、あと1人のモニタリング報告書を作成すると思います。

 

って、休みなのに休んでいませんよね。

いや、自分でも良くないことはわかっているんです。わかっているんだけど、やってしまうんです、時間があると・・・。

 

これじゃ、何のための休みなのかわからないですよね。

でも現実の話、出勤しているとやることが多すぎて、全部できないんですよね。となると、仕事以外の時間を使ってしまうのはやむを得ない部分でもあります。例えば仕事終わりの一服☕️でも、モニタリング報告書を書いていることはよくある話。持ち運んでできるようなことであれば外でやってしまうのが自分。逆に出勤している時はその場でないとでできないような仕事を優先して行なっています。

 

例えば、関係機関との連絡。

流石にこれはプライベートな時間まで使って連絡することは困難なので、そういったことについては出勤中に済ませてしまい、後からできる部分をこういった形でこなしているのが現状です。

 

ってことを考えると、自分、ちゃんと休んでいませんよね。

もちろん休みの日にずっと仕事している訳じゃありませんよ。本当に1日、何もせず寝ているだけの日もありますし、意図的に外出することもあります。あ、昨日はうどんのチートデイをしてきましたからね。

 

別の日は友人と一緒にドライブも行ってきました。

だから、ちゃんと休むべき時はちゃんと休んでいます。自分の時間を持つことの大事さはこれまでの経験の中で一番わかっているので、過剰なやり方にはならないように注意しています。

 

まぁ本音を言えば、もっと外に出ていきたいですよね。

もはや「おひとり様」になれてきてしまっている自分であれば、誰が一緒であろうが無かろうが、自由に出かけることも自分自身の健康のためには必要なことなのだと思います。家の中で塞ぎ込んでしまわないようにするのも、自分にとっては大事なことですからね。

 

しかしながら・・・自分の立場を考えると、そうも言っていられないのが現実。

まだまだ積み残していることはたくさんあるし、準備するものもたくさんあります。それを仕事の時間内で終わらすのは・・・うーん、見通せません。だからこそ、勤務中のタスク管理を上手に行い、それ以外の場所で効率よく時間を使っていくかも大事なのだと思います。

 

でもね・・・本音を言えば、連休って怖いんですよね。

連休でなくとも、職場を空ける行為自体が自分には不安と憂鬱なんですよね。例えば先日の研修も仕事をしていく上では必要な研修なのですが、自分が不在の間にたくさんの付箋が机に貼ってあるのはよくある状況で、その状況が憂鬱なんですよね。であれば最初から仕事・・・という話になり、だったら休まないと言いたいです。

 

が、休むことも労務管理上求められるもの。

特に有給休暇を適切に使うことは労働者として求められていることであり、ましてや休日出勤した分は必ずその振替を取ることも必要なこと。だから昨日の休みは必要な休みなのですが・・・その辺はとても複雑な心境です。

 

ホント、何のしがらみもなく休める日が欲しいですね。

しがらみがないのは、ホント年末年始だけ。それ以外の時も、気兼ねなく長期休暇をとってみたいものです。

 

休日の過ごし方は

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前回主任研修の記事を書いた日の前日、国家試験の合格発表がありました。

自分も所有する社会福祉士・精神保健福祉士の合格発表でした。

 

ここ最近、合格率が以前よりも高くなっている傾向が見られます。

今回の合格率は60.7%で、これまでの社会福祉士国家試験で最も高い合格率となりました。私が受験した時の合格率は31.4%で、今まで私の中では何となく「合格率30%台」を念頭にした基準のようにも感じていました。

 

そこで、過去の合格率なども改めて調べてみました。

今回の試験を含め試験は38回実施され、全38回の受験者数・合格者数から出た合格率は30.9%でした。社会福祉士の受験資格を得るためのカリキュラムは過去に2回改定されており、前回の国家試験は新しいカリキュラムになっての試験となりました。そこで「カリキュラム改定」というポイントで合格率を見てみました。

合格率の分析として、3つに分けてみました。

1つ目は法律制定時のカリキュラムで受験した人の合格率、2つ目はカリキュラム変更が行われた時に受験した人の合格率、3つ目は現在のカリキュラム(新カリキュラム)で受験した人の合格率です。参考までに直近5年(過去5回)の合格率も調べています。

 

1つわかるのは、新カリキュラム前と後の合格率に差があります。

新カリキュラムに移行する前は平均して30%台の合格率でしたが、新カリキュラムに移行した後はその合格率が一気に高くなっています。ただし新カリキュラムでの試験はまだ2回しか行われていませんので、単純な比較はできません。

 

もう1つ、合格基準という面で見てみたいと思います。

社会福祉士国家試験の合格基準として「総得点の60%程度を基準」となっており、そこから問題の難易度で補正して当該試験の合格基準が決まります。第14回までの試験では試験の正解が公表されていませんでしたが、第15回の試験から正解が公表され、合格基準も公表されるようになりましたので、第15回試験からの合格基準を調べてみました。

実施回によってある程度の差は見られますが、総得点が150点の時は全体の56%から59%程度の得点で合格できていましたが、総得点が129点(新カリキュラム)になってからは全体の43%程度の得点で合格できています。ちなみに正解が発表されて一番合格基準が高かったのは第34回試験で、その時は全体の70%(105点)が合格点でした。一方最も低かったのは今回の第38回で、全体の39%(50点)が合格点でした。

 

こういった比較をすると、試験に対する考え方が変わったのかなと感じます。

その1つになるのが、令和4年1月17日 の社会福祉士国家試験の在り方に関する検討会が出した提言「社会福祉士国家試験の今後の在り方について」があります。この提言では今後の社会福祉士国家試験に向けての方向性が提示されており、その中には関係団体(日本ソーシャルワーク教育学校連盟・日本社会福祉士会)からも意見が出されています。その意見として、次のようなものがありました。

・社会福祉士への社会的な期待の高まりと今後の福祉人材の確保の観点から、より多くの社会福祉士を社会に輩出できる国家試験制度とすべきである。 (日本ソーシャルワーク教育学校連盟)

・国家試験問題としては、ソーシャルワーク専門職に求められる基礎的な知識の習得を問う問題群(基礎的問題)と、その基礎的な知識に基づいた判断力を問う総合的な問題群(総合的問題)とすることが必要です。なお、総合的問題は、科目を限定しない横断的な事例問題を基本とし、さまざまな科目の基礎的な知識を活用して回答する国家試験問題が適当であると考えます。(日本社会福祉士会)

・国家試験問題において問う、養成課程修了段階で備えておくべき力量のレベルは、総合的問題においてソーシャルワークの実践モデルやアプローチ等の知識を有していると判断できるレベルとすることが適当であると考えます。(日本社会福祉士会)

このような意見を踏まえつつ、提言では次のようなことが触れられています。

2.国家試験の基本的性格、出題内容等について
社会福祉士国家試験は、社会福祉士が様々な分野に就労する可能性があることから、いかなる分野に就労したとしても、ソーシャルワーク専門職として必要不可欠な基本的な知識及び技能が備わっていることを確認・評価するものであることを踏まえた上で、問題作成を行うことが望ましい。

 
【出題内容、出題形式について】 
○ 福祉系大学等において履修した基本的な知識を問う問題が適切に出題されるよう、出題内容を十分に検討することが望ましい。 
○ 新たな福祉ニーズに対応できる実践能力が備わっていることを確認・評価できるよう、タクソノミー分類を踏まえた問題作成を行い、理解力・解釈力・判断力を問うことができる事例問題による出題を充実させることが望ましい。 
○ 五肢択一または五肢択二を原則とする出題形式は、今後も継続すること。なお、国家試験として妥当性を確保するために必要な場合には、出題形式の見直しを検討することが望ましい。 
○ ソーシャルワーク専門職として必要となる基本的な問題や重要な問題については、出題内容や選択肢の見直しを適切に行い、繰り返し出題する仕組みを導入することが望ましい。

このような背景から、新カリキュラムではその意向が反映されているように感じます。特に提言の中で「社会福祉士の資格取得を目指してきた新卒の受験者の合格率が、他の資格試験と比較して低すぎるのではないか。 出題内容と履修内容にミスマッチがあるのであれば、その解消が必要である。 」という意見もあり、そのような意見も新カリキュラムに移行してからの方向性に変化を及ぼしているのかもしれません。

 

とはいえ、合格基準が「総得点の60%程度を基準」としつつも、現実がそうならない現状は、やはり試験問題自体の難度はそこまで変わっていないのではないかと思います。その中で基準を下げて合格率を上げる方向に舵を切っているのは、これまで社会福祉主事が「福祉に携わる人の基本の中の基本」という位置づけを社会福祉士に変えていこうとする部分が見え隠れするようにも感じます。また社会福祉士が「特別な資格」ではなく、福祉分野に関わっていく上での「基礎的資格」として位置付けていくための方向転換のようにも感じます。

 

社会福祉士が制定された当初、いわゆる「福祉六法」時代でした。

また社会福祉基礎構造改革から福祉分野へ民間参加が促されていた時期でもあり、サービスの質の確保も求めらており、そこにソーシャルワークの専門家を配置することも念頭に置かれていました。

 

しかし現在、福祉が対象とする支援は多様化・多角化しています。

社会福祉士が制定した当初とは社会の状況は大きく変化し、社会福祉士が業務とする範囲やその対象、取り組みも多様化しています。カリキュラムの変遷もまさに時代を反映しているものであり、私が受験した時は「刑事司法と福祉」という科目は存在していませんでした。もっと言えば、法が制定された時より分野・内容がより細分化されており、社会福祉士であっても刑事司法のことも知っておきなさい、ということの現れなのだと思います。

 

そんな中で、他分野で活躍できる社会福祉士を生み出そうとしているのが、現在の社会福祉士の合格率増になっているのかもしれません。ただし、もう1つ大事な視点は「質の確保」で、それをいかに担保していくのかも同時に考えるべき視点です。先ほどの日本社会福祉士会の提言の1つ「力量のレベル」について、このように提言しています。

国家試験問題において問う、養成課程修了段階で備えておくべき力量のレベルは、総合的問題においてソーシャルワークの実践モデルやアプローチ等の知識を有していると判断できるレベルとすることが適当であると考えます。また、それらの知識を活用する、より高度な判断及び実践力等は、資格取得後の教育(認定社会福祉士制度等)において継続的に習得に取り組むものとし、国家試験問題で問うレベルと資格取得後の教育に求めるレベルを区別することが必要です。 

日本社会福祉士会の提言ですが、社会福祉士会の加入率は低いです。

社会福祉士会の研修制度も、現場職員としては受けにくいような形と感じており、認定社会福祉士制度を基盤とする考え方は正直疑問に感じる部分もあります。

 

とはいえ、社会福祉士がキャリアを形成できる仕組みは必要です。

社会福祉士は「名称独占」の資格で、受験や資格を得るための要件として社会福祉士を求められることがあっても、社会福祉士でなければ携わってはいけない・携われないというものはありません。しかしながら社会福祉士を持つことがその人にとってのインセンティブになる仕組みは必要であり、それは国レベルで構築できるものではないかと思います。診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス報酬なんかは、国レベルで十分に対応できるものであり、そこの仕組み作りも考える必要があると思います。

 

ただ・・・自分を含め、かなり前に試験を受けた人は思うところもありますよね。

あんなに大変な思いをして勉強したのに、今は試験の4割程度正解できれば合格できると感じてしまうと、資格の価値って・・・って考えますよね。でもここは考え方を変えて、「難しくて、説明しにくい資格」から「福祉分野に関わる人は普通に持つ資格」とするのが、これからの社会福祉士の在り方にあるのかな、とも感じています。

先々週と今週の5日間、研修に行ってきました。

これまでは研修のお手伝い側で「演習指導者」として行っていましたが、今回は完全に研修を「受ける側」として参加してきました。

 

そして今回の研修は相談支援専門員の更新としても位置付けられました。

自分の場合は資格更新としては「現任研修」を受けるのですが、今年の現任研修は受講せず、演習指導者として参加してきました。でも、今日の研修で現任研修を受講したものとして取り扱われました。

 

ハイ、ここでも何度となく「この先どうするか・・・」と言ってきました。

 

 

すでに昨年8月にこの記事を書いた時点で決めていました。

今回の研修は「相談支援従事者主任研修」で、今日で5日間の研修が終わりました。あとは修了証書が届くことで、正式に「主任相談支援専門員」となります。

 

まぁ主任になったからと言って、自分の何かが変わるわけではありません。

肩書へのこだわりは一切なく、支援は支援として今まで何一つ変わりなくやっていきます。ただ、これからはそこに「地域づくり」という視点をより意識した支援を展開することになります。

 

主任研修の受講は、以前から市の人からも言われていました。

その時は「まぁ自分が主任でなくても・・・」と、ここで今まで書いていたのと同じ考えで、特段主任になる必要性は感じてなく、地域で密やかにコツコツと相談支援をしていればいいかな・・・くらいの考えでいました。

 

ただその後東京都の研修に演習指導者として参加することで、気持ちにも変化が。

別に自分が研修で特段何かをしているわけではないのですが、受講者とは違う立場で研修に参加したことで、自分自身の学びの大きさに徐々に気づいていきました。また実際に自分が研修を受ける立場ではないのですが、普段研修を受ける時以上に自分も勉強し、それに向けての事前準備もすることで、研修受講生ではなくても研修内容の理解につながり、それが積み重なることで演習指導もより伝えやすく、話しやすくなっていきました。これは「演習指導者」として参加したからこそ気づいたことです。

 

また演習指導者として参加したときに、先輩相談支援専門員さんの姿も影響に。

自分よりも力があり、実践のある人が地域や都で活躍している姿を見て、自分も相談支援のことをもっと考えることが大事であることに気づきました。結果、東京都の掲げる相談支援専門員のキャリアラダーにまんまと乗ってしまいましたが、色々と活動をしていればそれに乗るのはある意味で「必然」だったのかも知れません。

 

で、昨年の時点でも市の人から「主任、受けない?」と言われていました。

ただ去年も忙しく、また翌年(つまり今年)から相談支援専門員の更新期間に入ることも把握していたので、その事情も説明してパスをした経緯がありました。そんなこともあり、役所には去年の時点で「主任(研修の受講)、考えますから・・・」と言っており、そして今年になり主任研修の受講を決め、今回の受講となりました。

 

研修には2度目の主任研修を受講する大ベテランもいました。

もちろん普段から知っている人もおり、思わず「えっ、受けているんですか!!!」と思う人も受講していたので、少しだけ気が引き締まりました。研修は全てグループワークを中心としたものでしたが、グループメンバーにも恵まれ楽しく有意義な研修を受けることができました。何より同じ共通言語で話ができたのが一番良く、お互いに話の内容に共感し花が咲いたのは、現任研修ではない光景でした。

 

ここ最近はあまり受講する側になることは少なかったのですが、勉強になりました。

と同時に、これからはもはや自分1人の話ではなく、地域で活動する相談支援専門員として、より地域のことを意識していくことが大事になっていくことを今回の研修で強く実感しました。またグループワークの中で自分の地域と他の受講者との比較で、自分の地域の弱さや課題の多さにも改めて実感しました。その部分は自分1人ではできることではないので、これからは市ともより一層連携していくことも必要であり、自分が主体的に動くことの必要性も実感しました。

 

そう言った点では、単なる研修の域を超えた内容だったように感じます。

研修をけて、これだけ「あ、すぐに行動しなきゃ!」と思わせるようなものは今までに経験なく、研修を受けて終わり・・・ではないことを強く意識させられるものでした。それは自分だけでなく、一緒のグループメンバーも同じで、みんな同じ想いに駆られる研修の作りの凄さを少しだけ感じています。

 

そんなわけで、今は市と話すための資料も作っています。

研修報告と合わせて、今後の関わり方や方向性についても話せるよう、資料を作成中。あまり時間もないので休みの日も自宅で作ることになりますが・・・もう、研修の効果が出ているのかもしれません。

 

忙しい生活はますます続きそうですが・・・

でも、どこか充実した日々を過ごせそうな気もしています。大変ではあると思いますが。

昨日のことです。

久しぶりに電車に乗りました。何度か行ったことのある場所なのですが、念のためアプリで乗り換え確認をして、この時間なら大丈夫と判断し、その乗換案内通りに乗りました。

 

結果・・・目的地の到着、アウトでした。

いや、辛うじてセーフなのですが、自分的にはアウトです。理由は、想定外のトイレ。

 

乗換案内を見た時、一抹の不安はありました。

「これで乗り換え、間に合うかなぁ・・・」と心配していました。実際に乗換案内が示した電車には間に合っていたと思います。しかし・・・途中でトイレに行きたくなりました。

 

流石に目的地までトイレの我慢は無理。

乗り換えをしながらトイレを探し、見つけて用を済まし、ホームへ。電車を探していて「あ、この電車かな?」と見つけた瞬間、その電車はどんどん遠くへ・・・

 

ハイ、予定の電車に乗れませんでした。

次の電車は・・・10分後。タクシーを使うことも考えましたが、今更ジタバタしても仕方ないので、10分待って電車に乗りました。そして駅から目的地までダッシュ・・・とは言えない速さですが、重たい体を揺らしてダッシュしました。

 

目的地に到着すると「良かったです!」と都の人。

ハイ、昨日から研修に行っており、昨日は研修初日。都の人もこれまでの研修に参加して協力しており自分のことも知っているので、時間になっても来なかった自分を心配していたみたいです。

いやぁ、こんなはずではなかったのですが・・・

 

その反省を踏まえ、今日は余裕を持って行きました。

そして、想定内のトイレもあり、それも踏まえて時間を見ていたので遅れることなく研修に参加できました。研修は明日まであるので、明日も油断できません。さらに1週間空いた後その翌週にも2日間研修があるので、そこも油断ができません。いつもは車通勤なので電車の乗り換えなんて気にしないでいいのですが、流石に今回はそう言うわけには行きません。ホント、脱落しないようにしないと。

 

あ、研修の話はこの研修が最後まで終わった後にここで書こうと思います。

今回の研修のことは最初から書こうと思っていましたが、今の段階はまだ研修を受けている最中なので、終わってから色々と書きたいと思います。ただ、個人的には研修のボリュームと内容に大変苦慮しながらも、今のところは楽しみながら参加しています。

 

ただ・・・

研修明けに職場に行くのがとても怖いです。特に、デスクの上に貼ってあると思われる付箋の山に。1日はおろか、3日も職場を空けるのですから・・・別の意味で、職場に戻りたくないかも・・・

 

 

後悔していること

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先日、今の職場で6年が経ち7年目に入ったことを話しました。

でも福祉の仕事という括りで言えば、もうすぐ23年が経とうとしています。

 

転職は繰り返しているとはいえ、同じ業界でこんなに長く続くとは。

1度だけ「もう、この仕事には就かない」と思ったことも先日のブログで書きましたが、結局はこの業界に戻っている自分。やっぱり自分にはこの仕事があっているのかもしれません。

 

これだけ長く仕事をすれば、同僚や後輩への関わり方も考えます。

その中で、自分の関わり方のベースになっているのは、社会人3年目の時に出会った先輩職員の姿です。

 

この「社会人3年目」は自分にとって大きな年でした。

この年、自分は新たな目標に向かうために専門学校に進学。夜は勉強をしながら、昼間はパートで仕事をしており、その時の職場が知的障害者デイサービスセンター(今で言う生活介護ですね)の支援員でした。

 

しかし仕事を始めてまもなく、自分にとって人生の「どん底」が現れます。

自分にとって精神疾患があることが明らかになったのが、社会人3年目。新たな目標を目指していた矢先の出来事で、目の前は真っ暗になり、全てが奈落の底に落ちた時でした。

 

しかしながら仕事はあるので、そこについては最低限のラインで継続。

本当は仕事どころではなかったのだと思いますが、なんとか気持ちを繋いで仕事をしていました。当時の職場はいわゆる「重度障害者」を対象にしており、身体的に重度の障害者や知的に重度な障害者など、障害としての支援と介護的支援の両方を合わせながら関わっていく職場でもありました。

 

当然ながら社会人3年目の自分には、何もかもが未熟。

周りの職員ができることも、自分1人ではできないことはたくさんありました。さらに精神的にもどん底の状態で仕事をしていたので、ありとあらゆることに対しての自信を喪失していた時でもありました。

 

ある日、1日の支援の中である利用者さんを担当することになりました。

その利用者さんは知的に重度な方で、コミュニケーションを図るのが難しい方。当時の自分には「支援って・・・」と考えてしまう方だったのですが、先輩職員からは「無理しないでいいよ」と言われながら、とりあえずその日に利用者さんに取り組んでいただくことに取り組んでもらうため、必死で向き合っていました。

 

でも相手は重度の方で、コミュニケーションも難しい方。

当然ながらこちらが求めるものをこなしてもらえる訳ではなく、むしろ拒否することが多い状態。それでも当時の自分は「取り組んでもらう」ことだけに必死で、とにかくやってもらうことだけに目が向いていました。その中にはどうすれば取り組んでもらえるかなども色々と考えながら向き合っていきましたが、実際には他の職員が関わるほど自分は進めることができませんでした。

 

そんな結果を先輩に持っていくと、先輩職員からは

「Mitakeさん、OK👌OK👌、十分だよ。OK!OK!」

 

何気ない言葉だったけど、なんか救われました。

傍から見たらほとんど進んでいないような状態だけど、ほんの少しだけでも進んだことを評価してもらったことで、その時の自分には「これで、いいの・・・かな?」と思いながらも、自分のことを認めてもらえた気がしました。

 

この職場では産休代替職員だったので、1年で契約は終了しました。

しかしその後同じ法人内の別の場所に復職し、この先輩職員さんとはやはり同じ法人内の別事業でボランティアに誘われ、そこでボランティアをすることで関係を継続してきました。自分がボランティアとして参加している時も、色々と対応に悩むことがありながらも「OK、OK!ありがとう、Mitakeさん!」と言ってもらえることに、自分のことを認めてもらえている気がしました。

 

そんな先輩職員さんの関わり方が、今の自分の関わり方の基本にあると思います。

他の職員に対してもポジティブな対応をすることで、自分が受けた来たことをそのまま返せるようにしています。あの時の「OK!OK!」という励ましがなければ、今の自分の向き合い方はなかったと思いますし、その励ましがあったからこの仕事を長く続けることができているのかもしれません。

 

「褒めて伸びる人」と「叱って伸びる」の2つのタイプがあると思います。

でも自分にとっては「褒めて伸ばす」ことの方が自己肯定感も上がりますし、その人自身の存在を認めることにもなると思います。そう言った意味では利用者さんへの支援も同じスタンスを持っていると思います。自分がこの世界で仕事をする礎の1つが、先輩職員さんからの励ましになっています。

 

あの時励ましてもらった

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先日社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験が実施されました。

受験をされた皆様、お疲れ様でした。今はとにかくゆっくり羽根を伸ばしてください。

 

自分が受験をしたのは、とうの昔になるかも知れません。

社会福祉士はまだ社会人になる前、第15回の時の試験。精神保健福祉士は第14回の試験で受験しました。今回社会福祉士は第38回、精神保健福祉士は第28回の開催なので、そこから考えるとだいぶ月日が経っています。

 

なので今「試験を受けてみろ」と言われて合格する自信・・・ありません。

当時は必死で勉強をしていたので、記憶を頼りにする知識はある程度持っていましたが、今となってはその記憶は遥か遠く。むしろ今は当時机上に上がらなかった内容も多いので、社会福祉を研究しているような人でなければそこまでの知識のアップデートはされていないのではないかと思います。

 

一方で現場で働く上で法制度はアップデートしなければ仕事になりません。

そう行ったところの問題は今でもそれなりに応えられるように思います。また事例問題もソーシャルワーカーとしての一般的な考え方に立てば決して難しい問題は多くないのではないかと思います。

 

事実、全てではないものの、いくつかピックアップして解いてみました。

先ほども述べた通り、記憶を頼りにする知識の問題は「???」って感じ部分が多かったです。一方で実務として関わっている分野の問題は難なく解くことができました。また自分が受験した当時は受験の範囲にもなっていなかった「刑事司法と福祉」についても最近の動向や実際の実務に照らし合わせるとそれなりに答えることができた部分もありました。

 

まだ識者の分析がそんなに出ていませんが、一部からは「難しくなかった」という声も。

でも・・・実際に受験した人からすれば「何言ってるの?」って感じなんですよね。その気持ち、とてもわかります。自分も先ほど「それなりに答えられた」と書きましたが、ピックアップした問題はほんの一部。全部を見ていけば答えられない問題が多いと思います。

 

受験生が「難しい」というのは、試験という極限の状態だからではないでしょうか。

特に試験問題を開いて第1問がわからないと、その時点で頭の中は真っ白になりがちです。その印象がずっと引きずるので、仮に答えられる問題があったとしても最初の印象は明確に残ってしまうので、総じて「難しい」という感覚に陥ってしまうのではないかと思います。

 

そんなに極限かと言われそうな気もしますが・・・

でも年に1回の試験のために、1年間相当な労力を費やして準備してきた。それをさらに1年・・・というのは誰も考えたくないもの。だからなんとしてもこの試験で合格を決めたい。1年間の努力がたった1日で決まる・・・その心理状態は受験生にとっては「極限」ではないかと思います。

 

だからこそ、今はその極限から解放されて、羽根を伸ばしてほしいものです。

試験は終わったので、あとは採点するだけ。採点もマークシートなのですぐにわかります。あとは合格基準をどこにするのかと、不適切問題がなかったかの精査。これは受験生にとってはどうにもできないことであり、祈ろうが喚こうが、力の及ばないところです。であれば、試験勉強から解放され今まで控えてきたことや我慢してきたことを存分に楽しむことのほうがよっぽど良いと思います。その先のことは、結果が出てから考えればいいだけ。1年間頑張った自分を認めて、好き放題してほしいものです。

 

自分も試験が終わった瞬間は「・・・難しい」と感じていました。

それは社会福祉士に合格し、その後精神保健福祉士を受けた時も同じ感想でした。幾つになっても、何度経験しても感じ方は変わりません。他の試験も心境は同じではないでしょうか。だからこそ、試験や受験が終わったら存分に自分の時間を過ごしても良いのではないでしょうか。

 

そんな自分は、研修の事前課題が終わっていません。

ここで自分は現実逃避をしているのかもしれません・・・はいあせる

忘れていたというか・・・気がつけばというか。

今の職場に就職して、6年が経過しました。今月からは7年目です。

 

なんか、あっという間ですね。

正直今まで一番長い就労経験は、6年半。そう考えると今までどれだけ転職をしているのかと思います。社会人経験はそれなりにあるのに、1か所あたりの職歴はそんなに長くありません。まぁ福祉の世界は転職するのが当たり前の世界で、単純に転職の回数だけが採否に影響するものではありません。実際採用を担当していた時も単純に職歴だけで判断することはなく、その人がどんな過程を歩んできて、どんな思いを持ちながら仕事をしていくかを重視してきました。

まぁその目も、半分は当たっていて、半分は外れていましたけどね。

 

それにしても、この6年はあっという間ですね。

体感的には6年経過したというのはあまりありません。ある意味、無我夢中で走り続けて来たのかもしれませんし、時間を気にしたり考えたりする余裕がなかったのかもしれません。いや、時間が足りなすぎるからこそ、6年があっという間だったのかもしれません。

 

思えば今の職場で仕事をする時は、ものすごく不安でした。

そもそも自分が仕事をすることができるのか。前の職場でボロボロになって退職し、2度と福祉の仕事はしないと思っていたのに、戻ってきたのは同じ障害者福祉の現場。それも、同じ相談支援専門員の仕事。だからこそ、余計に仕事ができるのかが不安でした。

 

でも実際に復帰してみると、なんとかなるものです。

何とかなるというか、比較的自分のペースも守りながら仕事ができていたのも大きいのかもしれません。一方で入職して1年も経たない段階で「法人主任」の打診も受け、悩みながらも受けた自分。そして数年後には東京都の実施指導を機に、相談支援事業の管理者にもなることに。まぁ相談支援事業は自分しかいないので、管理者もへったくれもないのが実際ですけどね。

 

そんな訳で、あっという間に自分の環境は変わりました。

少なくとも、就職した時に今の状況は全く想像していませんでした。細々と相談支援専門員として仕事をして、自由にB型の手伝いをして・・・と思っていたのが、現実はがっちり相談支援を行い、東京都のキャリアラダーに沿ってキャリアを積み上げ研修のお手伝いをするようになり、市役所とはちゃんとした協働関係を構築して協議会にも参加して・・・いや、こんな自分は想像していませんでした。とにかく「無理をしない」ということだけを意識していた自分なので、仕事は程々に・・・という気持ちでした。

 

でも今は・・・程々とは、程遠いですね。

自分の業務だけでなく、他のことにも追われている状態。特に法人運営のことも考えなければいけないので、正直時間はいくらあっても足りません。ただ仕事を辞めたいかと言われると、それはそうではないんですよね。できれば今の職場で長く仕事をしたい。基本的には定年までここで仕事をしたいと思っていますね。

 

きっと自分、大きな法人での仕事は性に合わないのだと思います。

6年半の就労経験があった事業所も、法人規模としては小さいところで、自分たちで考え自分たちでやっていく。その代わり、やりたいと思ったことはすぐに実現できて裁量が任されている事業所でもありました。今の職場も基本的には自分たちで考え自分たちで進めることは変わらない感じ。裁量もかなり与えられているので、そんなところも仕事が続けられるポイントなのかもしれません。大きい法人だと何かするにはお伺いを立てて、起案書・稟議書を作って色々と説明をして・・・って、当たり前のことなんですけどそれが煩わしかったですね。ハッキリ言ってしまえば、自分は単に社会不適合者なんですけどね・・・(笑)

 

まぁ人によって合う職場と合わない職場はそれぞれです。

人によっては大きな法人の方が合うという人もいると思いますが、自分の場合は小さい法人の方が合っているみたいです。だからこそ、今の職場で長く仕事を続けたいと思うのでしょうね。もちろん大変なことはたくさんありますし、今日も利用者さんの対応で辟易としました。それでも向けるのは、やっぱり居心地の良さがあるのかもしれません。まぁ人によってはうちの職場をブラックと思う人もいるかも知れませんけどね。

 

この先も決して楽な道はないのですが、やっていくしかないですよね。

でも今は前向きな気持ちで考えられるので、今の精神状態をちゃんと維持しながら、時には自分の休息や遊びを大事しながらやっていきたいですね。そのためには・・・おひとり様でも楽しめるドライブに出かけようかな。