例年通りの「愚痴」をこぼそうと思いましたが・・・

去年書いたこととほぼほぼ同じことしか書かなそうなので、やめておきます。

 

その代わりに、このネタで。

「引退」というと仰々しいけど、ある意味で引退を考えた瞬間です。

 

障害福祉に携わり、今年で25年目。

これまでに何度となく転職はしてきたものの、同じ分野・同じ業界で長く仕事をしていることに、一応は頑張っているよなと思います。専門学校で一緒に福祉を学んだクラスメートの中で、今もなお福祉の仕事を続けている人はどれだけいるのかな・・・もしかしたら、半分以上は福祉以外の仕事をしているかもしれません。

 

そんな自分も、1度だけ福祉の仕事から「引退」を考えました。

それはまさに、自分が体調を崩して仕事を辞めた時。あの時は本当に「もう、この仕事はしない」と思いました。

 

今思えば、何事も正常な判断ができない状態だった自分。

ただ当時仕事を辞めた判断は本当に限界だったと思いますし、自分の中でも「もう仕事ができる状態ではない」と感じ、これ以上迷惑をかけるわけにはいかないと思って辞める決断をしていました。そもそも復職すらしない気持ちだったところを引き止められていたので、ある意味そこも自分を騙していたと思います。

 

でも、騙し騙し仕事をしていても、自分の体は騙せません。

復職して短時間就労をしたもの通常勤務の状態にも戻ることはできず、まともに仕事に行くことができていませんでした。朝起きると体が重く吐き気に襲われ、夕方になるとちょっとだけ回復。で翌朝を迎えるとまた吐き気に襲われる。無理して出勤してもまともに仕事をすることすらできず、早退の日々。週5日出勤できた日なんてなく、できたのは週2日の半日勤務。1日いることができれば珍しいくらいでした。

 

一緒に仕事をしている人はそんな自分をわかっているので、責めることはありません。

しかし外の人はそんなこと知りませんし、保護者にはそんなことを説明するなんてありません。当然ながら保護者の問い合わせがあれば対応することになるのですが、その場で自分しかいない状態で対応せざるを得なくなった時、自分が何もできなかった時は流石に自分でも「できないのか・・・」と感じてしまいました。そこが職場を辞める引き金になり、対外対応のできない自分は福祉の仕事すらできないと考え、その時にこの業界からの「引退」を考えました。

 

退職してからは休養しながらハローワーク通い。

福祉以外の仕事も検索していましたが、自分のこれまでのキャリアからなかなか気になる仕事は見つかりませんでした。そのうち「せめて相談対応をしない仕事を」程度までに考え、単純に直接支援だけをする仕事を探すようにもなりましたが、そこでも自分の中で思うような仕事は見つからず、職探しを続ける日々。

 

そんな生活が半年を過ぎた頃、少しだけ元気が戻りつつありました。

で、そこからしばらく経ったある日、ハローワークの求人検索で見つけたのが、今の職場。応募した職種は・・・まさかの相談支援専門員。

 

いや、そこで選ぶか?って感じですよね。

当然ながら自分の中でも不安はありました。前の職場でボロボロになって辞めて、2度とこの仕事はしないと考えていたのに、また同じ道を歩こうとしているのか・・・って感じですよね。でもその時に応募する要素になったのが法人の規模。前の法人は100以上の施設がありグループ全体で1000人以上の職員がいる法人グループ。それに比べ今の法人は全体で15人の小さいな法人。で、相談支援事業を再開するにあたっての職員募集とのことで、何となく引かれるものがあったんですよね。

 

その結果・・・今や、相談支援の管理者であり、法人全体の主任に。

えーと・・・体をぶっ壊したことの反省が全く生きていません。むしろ仕事は前の職場よりもハードになっているかもしれません。単純に今の状況だけを見たら、前の法人で仕事をしていた時と、変わっていませんよね。

 

ただ、仕事はしやすいですし、環境は悪くないです。

きっとこれも小さい法人だからこそのことであり、風通しもよく意思疎通もしやすい環境。これが前の職場よりハードな仕事なのに、何の問題もなく仕事ができる理由なのかもしれません。お給料も前の職場より全然いいですし・・・非採算事業で赤字なのに、お給料だけおもらってすみません・・・

 

当然復職する時は、メチャクチャ不安でした。

ボロボロになって仕事を辞めて、復職までのブランクもあったので、本当に仕事をすることができるのか自分でもわかりませんでした。でも1つ1つステップを踏みながらやっていくと、意外とできるものです。今となっては自分の経験を利用者さんに話してネタにするくらいですし、元気になってわかったのは当時の自分があまりにも「異常」だったこと。異常だったから正しい判断もできないし、それは当然で仕方のないことだったことを今だから理解し、断言できるものであります。

 

結果的には、この業界を引退せずに今も続けている自分。

でも当時の自分は本当にこの業界から足を洗おうと思っていました。福祉の仕事以外は何も知らず、何も経験のない自分。それでも当時は「もうやらない」と思っていましたが、今こうやって仕事に戻れている自分を見ると、自分はやっぱりこの仕事しかないのかなと思います。「天職」というには大袈裟かもしれませんが、25年もの間「障害福祉一筋」の自分は、この仕事を最後まで続けているのかもしれませんね。

 

引退を考えた瞬間

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