ビジネスの場でも、私生活の場でも、パッと相手を見て「この人いいな」と思うこと、つまり『第一印象』が良い人がいます。それはその方が持って生まれた容姿とかいうものではなく、感覚的なものであり、瞬間的なものです。

では『第一印象』はどれ位の時間で決まってしまうものなのでしょうか?多くの心理学者は『第一印象』が決まる時間を3秒~10秒と説明しており、実際に検証されています。

採用面接は、面接官にとっても、経験・能力・人格など全てを総合的に判断せねばならない緊張する場面であり、所定時間に質疑応答を双方で行い総合的な判断がなされるとされています。ところが実は多くの企業の採用担当は、人物性は、第一印象でほとんど判明すると言っています。

面接の場では、『入室時から第一声までの瞬間』にあります。 最初に会ったときの『笑顔』と『元気』は採用面接の場では大変重要な効果を生むものなのです。

笑顔づくりは技術です。

技術ですから誰でも訓練しだいで簡単にできますので、面接前、是非一度鏡に向かってみる事をお勧めします。



貴方が現職中のまま転職活動する場合、求人情報の収集や応募(履歴書、職歴書の提出)、面接日時の設定・条件の確認・入社日の設定等の交渉は大変面倒なものです。

人材紹介会社はその面倒な活動や交渉を代わりに行ってくれます。

エージェント(代理人)と呼ぶのはそのためであり、彼らは決定すれば企業から成功報酬を得るビジネスであるために、一生懸命決定に向けて仲介努力します。

但し、注意せねばならない点は、人材エージェントは内定後の報酬目的に内定企業へ入社させるべく説得しようとします。あまり執拗な説得口調になるエージェントは同業者としていただけません。

あるいは、貴方は個人情報である履歴書や職歴書等を預けて転職支援を受けますが、貴方の了解なしに企業側にデータを流す人材会社もあると聞きますので信頼できる人物か貴方の目で見極めましょう。

紹介案件について断るのは自由ですし、断ったからといっても次の案件紹介をしないということはありませんので遠慮なくその旨エージェントにお伝え下さい。

人材会社の上手な選び方は、会ってみることです。

コンサルタントと実際に会って、自分との相性が良いかどうか見極める事です。人材会社の中には自分の過去の輝かしい職歴やMBA取得など、無用な自己経歴話しをする輩もいるようですがこれもどうかと思います。

エージェントはいわゆる貴方の代理人ですから、自分のビジネス経験をしっかり伝え、どのような条件の企業に転職をしたいのか、希望を充分伝えましょう。

稀にエージェントから求人案件さえ情報が取れればあまり利用価値がないのではないかと言う方がいますが、プロのエージェントは企業の募集要項から見えない隠されたポイントを伝えてくれます。


「転職して年収アップ」というキャッチコピーを求人サイト広告でよく見かけるようになった。

年収アップは転職の動機として十分な動機であり、その目的で「良い会社はないか?」というご相談も増えているのも事実である。

ところが今の会社や仕事に特に不満はないが、もう少し年収の高い会社へ行ってみたいという方が面接を進めて内定が出ても、最終的に転職を決断されないケースが多いのだ。

先日もある候補者の方がご希望の年収1000万円を超える提示があったにもかかわらずご辞退を申し入れてきた。理由は今いる会社より福利厚生面が不十分との事だった。

辞退理由を聞いた時、老婆心ながら、今の会社を軽々しく辞めるべきではないとお伝えした。


バブル期後の最近の転職者の年収条件の傾向は、前職と同額の方が約半数、上がった方が3割、下がった方も2割くらいと見るが、皆さん満足のゆく仕事をされている。何故ならば、新天地での満足感は、仕事の達成感や、円満な仲間や人間関係、会社のカルチャーに対する満足など、直接収入にかかわらない事象の中で自己実現されているのだ。

収入目的のみで転職することを否定はしないが、それだけの動機で転職することもお勧めできないのは事実であり、時に転職そのものをお止めになってはどうかと苦言を呈することもある。

私は初めて転職された方が短期間で辞めてゆくケースを多く見ている。

高い年収で転職するならば、新しい会社から要求される業績目標、配属部門・部下からの突き上げなど相応の覚悟を要することを肝に銘じて頂きたいのである。


水前寺清子「365歩のマーチ」の替え歌

 ♪お仕事は歩いてこない   だーから履歴書書くんだね
  一日一社 三日で三社   一社進んであと落ちる
  転職はワンツーパンチ   三四がな~くて五もパンチ
  あなたが落ちた会社には  代わりの人が咲くでしょう
  腕を振るい切手貼って   ワンツースリーフォー
  休まないで送れ~     それワンツースリーフォー五六七八
 ※パーッパパらパパ パーッパパらパパ
  パラパパラパパラパパラパぱらららららら~

 ♪面接に歩いて行った    だーから体力つくんだね
  十日に一社 今月四社   一社進んで三社落ちる
  面接はワンツーパンチ   そこまで言うのか面接官
  暴言浴びたこの私     御社の社員じゃありません
  呆れ返り腹が立って    パン・ツー・マル・ミエ
  席を立って帰れ~     それワンツースリーフォー五六七八※

 ♪内定は歩いてこない    だーから面接行くんだね
  今月一社 半年三社    一社断り二社落ちる
  条件はワンツーパンチ   社保完と聞いたの空耳か
  いえいえ聞いた通りです  完全自腹で通りゃんせ
  力抜けて苦笑いで     ハラ・ホロ・ヒレ・ハレ
  微笑んで辞退~      それワンツースリーフォー五六七八※

 ♪交通費全額でない     だーから歩いて出社だね
  ようやく一社一年かけた  三社断り百社落ちた
  条件は聞いてくれるな   仕事の中身が大切さ~
  なんだよ前の職場とは   仕事が同じで給料安い
  いいじゃないのいいじゃないの ワ・は・は・は
  気にしないで歩け~    それワンツースリーフォー五六七八※

2チャンネルより抜粋…気持ち分かります(T.T)



ここでは、意中の企業に内定された方へ退職に際しての基本的なステップをお伝えします。

内定の喜びとともに皆さんが直面せねばならないのが退職願いの提出となります。特に多忙なプロジェクトや、専門職、管理職の方などは引き留めにあうことがほとんどですが、強い意志をもって「退職届」を提示せねばなりません。

民法上は仮に退職届が会社に受理されなくても、提出してから2週間経過すれば有効ですが、円満に退職するためには、1ヶ月前に退職届を提出するというのが一般的です。

円満に退社するためには、引継ぎに必要な時間を考えたうえで、明確な退職日を示すことです。曖昧な態度ですと、会社側から「残ってくれるのでは……」と勘違いをされます。余裕のある日程を上長に提示したうえで、引継ぎ事項を書面にまとめるなど、円満退職を心がけましょう。

先日も生真面目な方がおられて、退職を上長に告げた後、はっきりとした退社日の話し合いを持ってもらえずに毎日出社し、悩んで私に連絡を下さった方がおられましたが、しっかり了承されてしまえば、逆に会社には居づらくなってくるものです(笑)。

長いサラリーマン人生、早めに引き継いで気分転換に旅行などされリフレッシュ期間を計画するのも宜しいかと思います。



最近は履歴書に「契約社員」という経歴の方が増えた。そして文末に「正社員」希望と締めくくられる。

派遣法改正により、幅広い職種で契約社員の雇用が認可されて以来、日本の雇用環境は劇的に変化している。

特に金融業界を中心に、当人の本意不本意にかかわらず、低賃金での仕事を余儀なくされているビジネスマンが増えたのを実感する。

新聞の論述で論客インテリ層の情勢認識を読めば、「景気回復基調にあるのだから格差は解消に向かうだろう」との楽観的な論述を見たが、果たしてそうだろうか?例えば景気が上向けばフリーターに正社員としての雇用機会が増えるだろうか?

いったんフリーター・契約社員になると正社員になるのが困難になると言われており、実際の大手企業の採用現場で目の当たりにする事象も増えた。

日本の企業は人件費の流動化によりコスト削減という利益を得た。いくら世論が「格差社会」という社会的な問題提起をしても、企業はさらなる勤労者の選別を継続してゆくだろう。


自民党内閣、経団連などが推進した派遣労働の自由化など、企業のコスト要請によりなされた雇用の流動化の結果、もたらされたフリーター、契約社員など若年層の雇用問題を、個人の「やる気」だとか「意欲」の問題としてすり替えてはならない。


日本の政治制度の問題であり、格差は解決しうる政治問題なのである。



先日ある採用企業担当者から「この方は転職回数が多い点が気になるが・・」と問い合わせを受けた。

日本のサラリーマン社会は欧米並みに「人材流動化」論で優秀な人材は会社をどんどん変わるべき論が定着しつつあるかのように言われている。

にもかかわらず、いざ転職活動をすると、転職回数が多い事を否定的に言われる風潮にあるのだ。候補者の方の中にも、自分は転職回数が多いからと、応募を諦める方もいるくらいに古風な終身雇用時代の遠慮がある。

近年の企業経営者は株価と業績数値に追われる成果至上主義の時代。人員整理や解雇は個々人の責任に因らず当たり前に行われる時勢なのだから、会社都合などで転職された皆さんは堂々と履歴書に「会社都合により」と記し、面接官に説明すればよい。

もし貴方が経営者から直接解雇を言い渡されたのならそれは大いに名誉な事だ。何故なら貴方は経営者に一目置かれていた人物なのだから。

転職回数をとやかくこだわる企業ほど、離職率の高い会社であることが多いのは不思議なものである。


先日ある大手金融企業の責任者から人材スカウトの依頼があり、直接の面接官でもあることから、早速、スカウトして欲しい人材スペック(募集要綱)の打ち合わせに行った。依頼者によれば、欲しい人材条件は下記の通りだ。

「年齢は35歳迄」
「英語はビジネスレベル」
「IT知識業界でのプロジェクトマネジメント経験」
「転職回数が少ないこと」
「コンサルティングファーム会社出身者が理想」
「年収は会社の給与体系内で」

 等々・・・

要望を聞いているうちに、彼の条件をクリアできる理想的な候補者などいるのだろうかと疑いを持った。

話題を変えてその依頼者の過去のキャリアを聞けば、とてもご自身が求職者へ要求している条件は、ご自身が出来ない事ばかりなのである(笑)。

最近は選考者(社)側の基準が厳しいと言われている。

日本の失業率に改善が見られない理由のひとつに、経営陣の要請とは異なる我々サラリーマンの職場レベルで、このような勤労者間の「能力主義」的な人間観が歪んだ形で選考を厳しくしているように見える。

人材エージェントは企業の「募集要項」からは見えない、こんなポイントを見抜かねばならない。


採用面接には、あらかじめ相手が期待する回答があるものです。質問を想定してあらかじ準備をしておくことが大切です。

候補者の方からよく「自己アピールをどうすれば?」と聞かれますが、そこに意識が集中すると相手が見えなくなります。

ここでは、面接の基本となるところをまとめましたので、参考になさってください。

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1.自分の経歴、職歴についての質問について
選考者側は貴方とお会いする前にレジュメを見ています。しかし面接の場であらためて「経歴について概略を教えてください」という言いかたで、貴方の職務経験を確認しながら、実は貴方の人格・プレゼン能力を見ています。

2.「転職を考えた理由は何ですか?」
最近はリストラなどで理不尽な境遇を強いられる方も増えましたが、面接の場では現職の会社について否定的なことを言わないように心がけてください。むしろ職務経歴を積んでくる上で、十分感謝しているということをおっしゃった方がよろしいでしょう。

3.「どうして当社に応募したのですか?」
仕事に対するご自分の考えをまとめておいてください。その会社の製品やビジネス、顧客をよく事前に把握した上で、期待されるであろう成果についてあなた自身が貢献できる旨をストーリーにしておくことです。

4.「貴方の長所と短所をあげて下さい」
意外に回答するのに苦慮するのがこの質問です。短所が同時に長所でもあるという内容を準備します(熱中しやすいく周りが見えない所が短所だが、同時に最後までやり遂げる、など)。

5.「何かご質問はありますか?」「ほかにありますか?」
相手の会社にかんする質問は必ず聞かれるはずです。会社のカルチャー、今後のビジネスの展開、自分のキャリアプラン等について2~3用意しておいてください。質問もアピールの機会と捉えて、できるだけ自分が先方に興味があるということを含ませたものが良いと思います。


履歴書については、きまった書式があるので特に迷うことはないのだろうが、自分の職務職歴書となるとどのように記入すれば効果的なのか、よく聞かれることがある。

ネットの普及と、文書データでのやり取りが一般化した現在、転職サイトなどでも経歴書の書き方アドバイスなどのサービスを売りにしているものも増えているようだ。

仕事柄、多くの転職希望者の方のレジュメを拝見したが、その中で転職を成功させた人たちの共通点は、自分の職歴にあった書き方を自身で見つけることから始めており、書類にじっくりと時間をかけている。選考過程での書類の重要性を知っているからだろう。

一番理想的なのは、採用者が好む書類を作ることは言うまでもない。意中の企業の募集要項が明確な場合には、その求められる人物像にあわせ、自身の経験から客観的にアピールできるキーワードを盛り込んでゆくのがよい。但し、あまり冗長な内容になってもいけない。面接官は皆多忙なビジネスマンが多いからだ。

若い転職希望者に多いことだが、「・・のスキルアップができないから」「・・英語の生かせない環境だから」などやたら自分の不満・希望の羅列が多い書類をつくる方がいる。

転職とは自分を売り込むことだが、言葉を換えれば、書類でふるいにかけられる「商品」になるのだ。まず、転職を思い立ったら、自分をアピールできる「商品カタログ」を作ってみることをお勧めする。

作成の過程の中で、自分が何に向いているかという適性を見直すきっかけにもなるのである。