企業の求人募集要項は①職種②仕事内容③応募条件に大別できる。
当然ながら求職者は求人企業の募集条件を見て自分の経験に合うかどうか判断する。
ところがそんな中で、応募条件の中には実務経験以外に『前向きであること』『コミュニケーション能力があること』『積極的な方』などおおよそ実務スキルや経験とは関係ない理想的な人物像を羅列した募集要項を見たことがある方も少なくないだろう。
中には『頭の回転が良い方』というどう判断したらよいかわからない文章や、『打たれ強い方』などと就職後に不安になるような条件を見ることもある(笑)。
この類の募集は大概、採用者が人事部門に要望している内容がそのまま転記され公開されているケースが多く、採用者側の慎重さがうかがえる。
つまり応募条件の記載事項が多い求人は、概ね人物判定の選考基準が厳しいのだ。
募集要項のちょっとした文面から企業の採用意欲を垣間見ることが出来るのである。
私からの紹介により新天地でご活躍の皆様へ
私からのご紹介により本年新たなスタートをされた皆様、その後いかがでしょうか。
今年も2006年が早くも終わろうとしており、今頃、静かにこの1年を感慨深く振り返る方も多いのではないのでしょうか。
日頃多忙な皆様となかなかお会いする機会も少ないのでブログを通じて皆様にメッセージを送りたいと思います。
皆様の中で、今後、採用者の立場としてお付き合いさせて頂く際には、皆様が転職活動を通じて味わった苦い経験、理不尽な思いなどをお忘れにならず、是非、幅広い視野での採用選考をお願いします。
日本の雇用が上向いたと言われるものの、依然として中高年雇用、男女格差、アルバイト・契約社員、ニートなどのキーワードに代表される層の就業難問題は根深く、最近の日本社会はまた「士農工商」の「身分社会」に歴史を逆行させているような気がしてなりません。
就業された皆様が今後、採用側になるときには是非、書類選考だけで判断せず幅広く候補者とお会い下さい。そして、ポテンシャルのある人材を採用し、ときには教育し、ビジネスマンのレベルからから日本社会を元気にしていきましょう。
私も来年度も引き続き、企業・幹部とのリレーションを強化し、非公開求人の開拓と案件紹介に努めてまいります。
先日、ある外資系ITベンチャー企業の社長に呼ばれて打ち合わせに出かけた。
幹部スカウトの依頼だ。社長ご自身の右腕となる幹部候補の依頼である。
どんな経歴の、どのような人材が必要なのかインタビューを終えて、最後にヘッドハンティング契約内容の話しとなった。
我々人材エージェントは転職希望者が入社すれば報酬を得ることが出来る一方で、万が一、入社後短期間で自己都合退社した場合は、ぺナルティ(違約金)を支払わねばならないのが業界ルールとなっている。従って、人材エージェントは入社頂いた後もすぐに退職しないようにケアする義務を負っているし、そもそも短期間で退職に追い込まれるような企業を薦めることはビジネスリスクとなるのだ。
その社長と話しを進めていて1点どうしても妥協点を見出せなかったのは、このぺナルティ対象範囲の話し合いであった。もう少し言えば、入社早々、自己都合で退職した場合は違約金も止むを得ないものの、会社側からの一方的な勧奨による退職(つまりクビ)についても、これをぺナルティ対象にしないと私と契約できないというのだ。
打ち合わせを終え、その会社の状況を調査したところ、どうも入社した人材がすぐ辞めていくために企業成長率に比して社員数が増えていない事が判明した。従って、せっかくの人材探しの依頼であったが、私から社長に丁重に辞退申し上げた。
最近はベンチャー企業を志望される方も増えた。
ベンチャー企業を選ぶ場合は、大手企業と違って社長との相性が長く勤務出来るかどうかのカギとなる。私の経験上、ベンチャー企業の社長・経営者は気が短い方が多い。なので私は入社をすぐ決めず、お見合い同様じっくり経営者と方向性について納得のゆくお打ち合わせをすることをお勧めしている。
電車の中刷り広告で、あるソフトウェア開発派遣会社の広告を見た。その内容は、
「IT技術者だからこそ個人事業主という生き方。フリーエンジニアとして事業主となり、自分でキャリアを考え、仕事を選ぶ。且つスキルに見合った収入に繋げる。多くのIT技術者が望むことを実現できるのが個人事業主という生き方です。」
エンジニア職の方ならずとも、サラリーマンであればこのキャッチコピーに惹かれる方は多いだろう。また、転職を希望する正社員エンジニアの方からも「フリーで仕事をしてみたい」という願望をよくお聞きする。その多くの理由は、高収入メリットの他、「仕事を選べる」という点を挙げているのだ。
確かに正社員のエンジニアは会社からアサインされるプロジェクトを自分の希望と相反するとして拒否できないし、当然ながらスキルアップも現実の仕事内容に限定されてしまう。フリーエンジニアであれば、契約時に自分に合わない仕事であれば、拒否できるし、既に納期を決められたシステム開発のみを行えばよいのであるから責任もないので気楽なのである。
ところがフリーで仕事をしている、特に若手のエンジニアがいざ大手企業の正社員へ転身しようとしても、企業側が難色を示すことが多い現実がある。何故なら、採用企業の多くは、「自由な」生き方をしてきたエンジニアは、「やりたくない仕事からは逃げてきた」、言い換えれば「忍耐力がない」技術者なのだと考えるそうである。
前述したように、まだまだ日本は古風な社会、「忍耐」という言葉は大変古めかしい言葉だが、若いエンジニアの皆さんは、やむを得ぬ事情がない限り、先ずは正社員・企業人として直接コスト管理するプロジェクト経験を積んで下さい。
中高年になれば否が応でも「フリー」を考えねばならなくなるのだから。
面接官が必ず聞く質問に「志望理由」があります。
「当社を選んだ理由」を聞くことで、あなたの姿勢を確認するのです。
私も過去、面接官の立場で採用面接の場で上記の質問をした経験がありますが、「将来性があるから」「安定性があるから」「魅力ある商品だから」などの回答ほど、志望動機として「いいかげん」な回答に聞こえるものです(もちろん新入社員の場合は別ですよ)。
採用側からすれば、当社を本当に事前研究してきたのか、なんとなく受けたという人物かを見極めるもっとも有効な質問となります。
会社を選んだ理由を突き詰めれば、応募者が会社に期待していることが見えてきます。会社でやりたいこと、この会社だからやりたいという思いを語れる人は、自分の生き方や将来についてしっかりしたビジョンを持ち、現状を把握している人物であるという強い好印象を与えます。
従って、志望理由を考えるときは、その会社でやりたいことを明確に準備されることをお勧めします。説得力のある志望動機を準備するためには、なぜ他の会社ではなく、その会社なのかを考えましょう。
近年はインターネットで企業の情報や、競合情報なども比較的容易に入手できるので、その会社の特色などを良く捉え、自分の言葉で自分らしさが伝わる志望理由を準備しましょう。
コンサルティングファームで働いている方から、最近よく「社内の経営企画や事業企画への転職を希望しているのですが・・・」という相談を受ける機会が増えた。
「お客様へのサービス提供者」という立場から「自社の企画職」へのキャリアチェンジ。理由は様々で、明確なポリシーを持っている方もいれば、漠然とした希望を言う方など、仕事内容を認識せずに相談してくる方も多い。多忙な顧客サービス提供者から見れば、社内の経営企画担当者がうらやましく見えるようである。
しかしながら「隣の芝生は青く見えるから……」的な視点だけで転職を考えても実際のビジネスの場面ではそんなに甘いものではないのだ。ここでは、コンサルティング職と経営企画職をもう少し現実的な観点で対比してみよう。
1.社内での役割の違い
・経営層と近い立場の経営企画・事業企画ポジション
(企業運営全般を経営的な視点で企画、設計する)
・ユーザー部門調整と外注管理が中心の経営企画部門
(方針の大半は外部コンサル任せ。主に大規模、中規模の企業にあるパターン)
・何でも屋の経営企画部門
(経営者の秘書的な雑務や書類作成、ユーザー・クレームなど何でもこなす。主に中小規模の会社のケース)
2.企業規模/系列別
・大企業の場合: 社内調整に多くのパワーが注がれる
・ベンチャーの場合: 役割分担は不明瞭で何でも自分でやる
・外資系の場合: 本国との調整に多くのパワーが注がれる
以上のように、経営企画部門といっても色々なタイプに分類できるし、これら組織的な背景などをよく理解することが経営企画職への転身の第一歩となる。
経営企画職を志向する最大の理由は、社員の立場でじっくりと事業計画という上流工程を社員としての帰属意識で仕事ができる責任感ややりがいに尽きる。
しかしながら、下記のようなデメリットもある。
・社内のみなので経験の幅は狭まり、キャリアは固定的になる。
・直接経営陣からの納期期日結果に追われ、想像以上の業務量をこなす必要がある。
・ただの便利屋になるリスクがある。
「コンサルタント」職は顧客企業に対する事業戦略立案のプロであるのに対し、「経営企画」職は組織人として、周囲にどう振る舞えるかが鍵となる。社内の制約、人間関係、政治環境などをうまく調整しながら業務を進めてゆかねばならないし、そういった「ドロ臭い」コミュニケーション力がなければ業務を遂行できないのだ。さらに社内の理不尽な要求にも我慢しながら仕事をこなさなければならない(ある赤字企業では経営陣の代弁者としてリストラを実施し、社員からの憎まれ役となった)。
社内の経営企画職は、サービス提供者のように「私の役割はここまで」というスタンスでは臨めないのだ。
年々「経営企画」希望者は増えている。
にもかかわらず、求人案件は非常に少ないのが現実だ。何故ならば、企画部門それ自体はコスト部門であり、利益を直接生まない仕事なのだ。
貴方はお金を稼ぐ立場から、コスト部門へ転じるのだというポイントをよく理解し、「転職の目的は何か」「自分は性格的に向いているのか」「どんな企業・経営者とともに、どんな仕事をしたいのか」をよく見極めて頂きたいのである。
日本の会社の営業マン評価について私は日頃以下のような疑問を持っている。
・なぜ客に嫌われても通い続ける営業マンを評価するのか。
・なぜ報奨金を与えれば営業成績が上向くと信じるのか。
・なぜ誰も読まない営業日報を書かせるのか。
・なぜ新人営業ばかりに新規開拓をやらせるのか。
そしてそれを評価する上司は、売上げの上がらない部下を「無能」な人材として人事考課し、「やる気があるかどうか」という曖昧な管理ばかりで、どうして仕事をどう改善すべきかという本来のマネジメントをしないのか。
私もかつてはコンピューター業界営業マン時代に日々こんな矛盾を感じながら仕事をしたものである(笑)。
営業職の評価は他職種に比べ、売上目標にたいする達成度という非常に単純な評価基準があり、経営側からすればそれがすべてである。今までは外資系に多かった売上げ報奨金制度(インセンティブ制度)が、国内企業の営業職でも一般的な評価制度となってきた。
当然ながら売上げ目標に比して達成できなければ上長から責められる。成績至上主義の昨今、それを理由に退職に追い込まれる営業マンも増えた。
そんな中で、新しく中途入社した営業マンばかりが1年も経たずに退職し、古株の営業ばかりが残る会社で、いつも営業を大量採用する企業がある。
私はそのような会社には営業マネジメントに問題があると考える。
貴方が営業で、転職を考えるのであれば是非下記のチェックをしよう。
「売れる商品・サービス、体制があること」
「新しい発想を持ったマネジメント(経営者)かどうか」
そして、貴方が意中の会社の経営層と最終面接にいたる場合には、是非貴方のビジネスプランを紙面で準備しプレゼンテーションしよう。
貴方の提案に意見の出来ない面接官であれば再考するくらいの気概をもって転職に臨むべきである。
面接成功のため、前回の「第一印象」に続き、心理学的なテクニックを記述します。
1.話すテンポ
世の中には、早口の人もいれば、スローに話す人もいます。「早口で話したほうが知的でスピード感ある印象を与える」という意見もあれば、逆に「ゆっくり話した方が、堅実な印象になる」という意見がありますが、どちらが正解と思われますか?
答えは「相手のスピードに合わせて話をする」ことです。
例えば、貴方がゆっくり話す人に早口で話してみてください。相手はその速さについていけず、質問や会話も出なくなり、最後には唖然とした状態になるのではないでしょうか?逆に、早口の人にゆっくり話してみてください。多分相手はその遅さにイライラし、途中で口を挟むかもしれません。
従って、面接時は意図的に相手のスピードに合わせて話してみてください。ゆっくり話す面接官にはゆっくりと、早口で話す面接官にはテンポをなるべく合わせて答えていく、これだけで相手は貴方との意気が合うことを感じ、貴方の印象は不思議とよい方向に変わるのです。
2.目線(アイコンタクト)
先日もある方の面接後に企業の面接官から面接結果の連絡があり、不合格だった理由の中に、「目線をそらしていてビジネスマンとして自信が無さそうだった」というコメントがありました。
確かに私がその方とお会いした時はご自身も気がつかない目線グセがありました。人事面接は初対面の相手と話をせねばならない場面であり、緊張感も重なって視線をどこに置くべきか戸惑うものです。
では、面接時はどこに目線を置くべきでしょうか。
これも正解は「相手に合わせてアイ・コンタクトする」です。
面接官がグッと見つめて話してくるタイプであればそれに合わせて目を見る、あるいは、面接官が書類や他のものに視点を泳がせている場合は、相手のタイミングに合わせて目を見るようにすればよいのです。
以上のように、面接は心理的な面でも有利に進められるコツがありますので工夫をされて下さい。







