先日ある大手金融企業の責任者から人材スカウトの依頼があり、直接の面接官でもあることから、早速、スカウトして欲しい人材スペック(募集要綱)の打ち合わせに行った。依頼者によれば、欲しい人材条件は下記の通りだ。

「年齢は35歳迄」
「英語はビジネスレベル」
「IT知識業界でのプロジェクトマネジメント経験」
「転職回数が少ないこと」
「コンサルティングファーム会社出身者が理想」
「年収は会社の給与体系内で」

 等々・・・

要望を聞いているうちに、彼の条件をクリアできる理想的な候補者などいるのだろうかと疑いを持った。

話題を変えてその依頼者の過去のキャリアを聞けば、とてもご自身が求職者へ要求している条件は、ご自身が出来ない事ばかりなのである(笑)。

最近は選考者(社)側の基準が厳しいと言われている。

日本の失業率に改善が見られない理由のひとつに、経営陣の要請とは異なる我々サラリーマンの職場レベルで、このような勤労者間の「能力主義」的な人間観が歪んだ形で選考を厳しくしているように見える。

人材エージェントは企業の「募集要項」からは見えない、こんなポイントを見抜かねばならない。