儲かる仕入術!! ~現役!外食チェーンのバイヤー@ケイゴ~

儲かる仕入術!! ~現役!外食チェーンのバイヤー@ケイゴ~

 『儲かる仕入術!!』をテーマにブログを書いております。

 【より良い品質のものをより安い価格で仕入れる】方法を理解し実行して頂くことで、得する(≒儲かる)方法について解説していきます。特に、飲食店の経営者の方や外食の食材・資材の仕入担当様向けです。

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 毎度さまです。

 先日、久しぶりに山陰の方に出張に行ってきました。

 新商品の導入が決まり、そのメーカー視察に行きました。

 田舎という立地もあってか、かなりの大規模工場でした。私が過去視察した工場の中でも最大規模の工場です。
 
 その工場視察の感想を一言で述べるとすれば、『当たり前のことを当たり前にやれている工場』。設置産業で、大規模な機械が何台もありました。理路整然と機械が設置されているのは勿論のこと、機械をメンテナンスしたり、製造上に必要なスパナやペンチ、ハサミの一本までも棚に掛けられていました。単にかけているのではありません。
 
 例えば、スパナを掛けるフックの上には、『スパナ 1本』、ハサミであれば、『ハサミ 3本』と商品名とそこにあるべき数量も明記してあります。これは、万が一製品にこのような異物が混入することを防ぐためです。『食品にハサミが混入するわけないでしょ?』と思うかもしませんが、笑えない話、医者が手術した患者の体内にハサミやメスを残したまま、手術を終了したというようなありえないような話は現実にあるのです。ましては、工場という、何百人もの人が働く環境においては、初めて働く人でもわかるように、何をどう整理整頓するのかも『見える化』しておかないと、ありえない事故が起きてしまう可能性があるわけです。
 
 異物の入った食品がお客様の手元に行ってしまい、万が一健康を害するような事が起きてからでは、遅いのです。会社が、自主回収等をするのは、会社の信用の低下を少しでも食い止め、原因を根絶し、いち早く信頼回復をしてくための動きです。しかし、この回収等の事後処理には莫大なエネルギーとお金がかかるはずです。

 ですから、普段の『当たり前を当たり前に』実行することがいかに難しいことかということを私は理解しているつもりです。しかも、単純作業が多い中で、現場で働く従業員の方々の品質に対する意識を維持させていくことも難しいことだと思います。

 最後に、私が今回メーカーを訪問をする前に、出張の意味ってなんだろうと考えました。
一つは、現場を知ることで、私自身の知識や商品に関する造詣を深めること。
もう一つは、クレームがあった際にいち早く製造の流れを頭に浮かべ、メーカーと共通言語で対応をしていけること。
 
 この大きな二点なのかなと思います。
 それ以外にも、現場の方々と直接顔を合わせ、感謝と『これから宜しくお願いします』という気持ちを伝える意味もあると思います。
 
 出張に行く意味は、その時々で違ってきますが、目的意識を持っていかないと、無駄なものになりかねません。
 私は、買い手ではありますが、仕入先から人間的により信頼していただけるようなバイヤーを今後もめざし、日々精進していきたいと思います。

 本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 感謝@ケイゴ
 毎度さまです。

 とてもうれしいことに、商談中に仕入先の方に感謝の言葉を頂くことがあります。
それはこちらがモノを買うからではなく、私の考え方ですとか仕事への姿勢に対して少なからず良い影響を受けたと言う理由です。
 
 そんな時どんな話をしていたのだろうと、ふと振り返ってみました。
ある時は、メーカーとしての品質管理についてでした。その会社は、長年社長のトップセールスと決断の速さ、商品の完成度で群を抜いており、何かと商品が採用になる仕入先でした。息子さんが社長と同行されるようになり、今はその息子さんが私の営業窓口をされています。そんな素晴らしい会社ですが、いざ本番の製品が出来上がってみると、品質レベルが当初のサンプルと違うのです。商談を決めるまではほぼ完ぺきなのに、無理な納期にも頑張って対応してくれるのですが、フタを開けてみると、大なり小なりクレーム沙汰になってしまう。そのようなことが重なり、上司から、同社との取引を縮小していくように指令が出たほどです。
 私は、同社から仕入れている既存の商品を他社に切り替えようと動きましたが、種類が多く、しかも私の会社からも投資をしており、一朝一夕に切り替えることは難しいと判断しました。
 そもそも、同社は営業力はあるのですが、製品の製造・品質管理がほとんどできていませんでした。決めたら、その内容を現場に落とし込んでおしまい。社長も息子さんも、私の会社に納品されても商品を見ていないほどでした。

 社長には再三、品質管理を改善頂くようお願いしましたがなかなかこちらが望む動きをしてくれない。そうなると、本当にこの会社との取引を止めなければなりません。そこで、私は営業窓口を息子さん一本にしていただきました。それから、息子さんと私の間で本音の話がいろいろとできるようになりました。息子さんも、私の意見に賛同しながらも、社長である父に反論できず、板挟みになっているようでした。
 
 結果として、私と彼は『互いの信用を取り戻す』ことを最優先に、互恵関係を築いていくことを約束しました。私も正直言いまして、同社を切ることのエネルギーはかなり大きなものだと感じておりましたし、同社にとっても弊社との取引がじり貧になることは決して望むところではありません。さらに言えば、同社に対する私の上司の評価は地に落ちていましたから、まずは信用を回復していくしかありません。一つ一つの商品について、商談、製造前、製造中、製造後の検品強化や、在庫管理など、密に連絡を取り合い、私が考える品質管理を実践していただきました。彼は、私が何かを話しするたびに必ずメモを取り、取りこぼさないような姿勢を見せる方です。私も、彼のそのような姿勢に学ぶことはたくさんありますし、今も同社とは大事なパートナーです。互恵関係だった過去に比べ、今は本来の信用を取り戻しつつあります。

 私は彼に特別なことを言ったつもりはありません。ただ、正直なWIN-WINの仕事をしたいと思い、商談の中で彼に本音をぶつけていっただけのことです。

 商談は、『腹の探り合い』であることもしばしばですが、私は信用できる人には特に自分から腹を割って話をしたい。そうすることで、もし気持ちが伝われば相手も心を開いて、私の会社の為に一生懸命やってくれる。それが本来の商売の姿ではないかと私は思います。

 本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
 感謝@ケイゴ
 

 毎度さまです。

 私はストーリーのあるものが好きです。ストーリーと聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?私には私の生きてきたストーリーがあり、皆さんにも当然喜怒哀楽十人十色のストーリーがあるはずです。

 食品業界で言うストーリーは次のようなことでしょうか?

 トレサビリティ管理がしっかりなされていることであったり、その会社の長年の歴史であったり空気感が醸し出す心地良い雰囲気であったり、心意気、職人気質であったり。数量限定であったり、様々ではないでしょうか?または、製造された国や地域の名前でに惹かれ、遠いかの地に思いを馳せたり、自分が支持する著名人が好きな食べ物だったり。

 このような商品に共通するのは、全てが何らかのストーリーを持っていて、人の共感を生むからなのだと私は思います。魅力ある人は何らかの面白くて愉快で涙が出るようなエピソードを持っているものです。商品作りも自分自身も一つずつ魅力あるストーリーを築き上げていきたいものです。

 本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 感謝@ケイゴ
 毎度さまです。

 これまで商品の仕入単価を下げることにフォーカスして書いてきましたが、本日は単価を下げること以外でのコスト削減術について書きたいと思います。

 では具体的に何をするのか?原価率を左右するのは、仕入商品の単価ですが、それ以外のコストを考えてみましょう。家賃や光熱費に人件費等が挙げられますが、これらは固定費となります。人件費家賃や光熱費はなかなか下がりませんが、人件費は下げることが出来ます。数字として、実質的な人件費が下がる訳ではありませんが、業務を効率化、道具の効率化するにより時間当たりに出来る仕事量を増やすことが出来ます。例えば清掃など、日々必ず必要な仕事で、作業時間が30分掛かっていたとします。工程や道具を変更したことにより作業時間を20分に出来たとすると、残りの10分を別の仕事に当てられるのですから、積み重ねると相当大きな人件費になります。そう考えますと、一見高費用な投資だとしても、結果的には、人件費等を諸々考えますとすぐにペイしてしまう投資かもしれないのです。

 いかがでしょうか?必ずしも商品単価を下げることだけがコスト削減ではありません。現場に入り、今一度現状を直視し否定しつつ、現実を変えていく視点がとても大事だと思います。

 本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 感謝@ケイゴ

 毎度様です。

 今週、アメリカの大統領選挙でオバマ大統領が再選しましたね。
再選の理由の一つとして、『中間層の支持を集めた』ことが挙げられるようです。一方の落選したロムニー氏はそもそもお金持ちのようですから。
 
人々の心の中に少なからず富裕層に対する妬みのようなものがあるのでしょう。お金を持っている人には儲け話が集まるでしょうし、お金を借りるにしても金利が優遇されますし、お金持ちには、一般の人に比べお金持ちスパイラルに乗りやすい傾向があると思います。いくら優秀で、改革のできる力を持った人であったとしても、人の気持ちを掴めない人はリーダーにはなれません。今回の選挙戦の動向を新聞やニュースでみて、一つ一つの言葉や行動、思想がとても大事なのだと感じました。

 本日は、仕入先との付き合いについて思うことを書きたいと思います。企業間でお金が発生する商売をしている以上、約束した商品を、期限通りに、指定場所に納品することは基本中の基本です。しかし、発注行為や、受注して商品を手配し、出荷、納品するまでの一連の業務はすべて『人』が絡んでいることですから、当然ミスが起きます。ミスの内容にも拠りますが、緊急性を要するものは、赤帽(チャーター便:運賃が高額)を使ってでも、納品していただく必要があります。ただ、緊急性を要さない場合もあるでしょう。その原因が仕入先にあった場合、強く攻め立てるだけが正しいとは限らないと私は思います。逆に、こちらの発注ミスの場合は、何とかリカバーしようと、必死で対応を仕入先に依頼するはずです。頻度にも拠りますが、規模が大きくなればなるほど、量も多く種類も多品種になるため、どうしてもミスが起きやすくなります。そのミスをなくすための仕組みつくり(チェック機能の強化や受発注業務の簡素化・効率化など)が一番大事ではありますが、とはいえミスが起きるのが『人』なのです。
 
 私は決して馴れ合いを良しとしてる訳ではありません。互いに『許しあう』という『逃げ場』を作ってもよいと思うのです。
 『持ちつ持たれつ』という言葉があります。この言葉は、お互いがお互いを支え助け合うという意味です。『馴れ合い』のような意味に捉えることもありますが、互いに感謝しながら互いがWIN-WINの関係を持つことに他なりません。
 そのような関係を築いていくことが、『いざ!』という時に、助けて貰えるか貰えないかの信頼関係にも深く繋がっていくような気もします。

 本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

 感謝@ケイゴ

 毎度さまです。

 11月に入り、今年も残すところ二ヶ月となりました。これからの時期は、クリスマスやお歳暮にお節と、年末年始に向けた食関連の動きが活発になる時期です。小売や外食業界に食材や資材を納めている業者は納期に追われへきへきとする時期でもあります。
仕入する方も同様に、一番の売り時を逃さないよう、また残さないよう発注調整や生産調整に気を遣う時期でもあります

 では、今の時期は何をしたら良いのでしょうか?

 それは、供給が逼迫しそうな商材や資材の仕入先へマメに情報を取りにいくことだと思います。あとは、過去の実績数値に裏付けされた仕入計画を立てることです。今と1ヶ月後では互いに状況が変わっています。漫然と相手先からの情報提供を待っていては遅れを取る可能性が高くなります。一番困るのは、決められない、結論を先延ばしして、リスクを回避する動きです。駆け引きとして発注数や納期の結論をギリギリまで延ばす事も時には必要ですが、結果として欠品しては何の意味もありません。また、この時期は総じて食材の相場変動が激しい為、余りに早くから仕入を確定することが良いとも限りません。
全ての商材について細かく見る必要はありません。この商品がないと売り場が成り立たなくなるというものや、店の運営に大きな支障をきたすものに絞れば良いでしょう。汎用品で代替がきくものや影響度の低いものは、最悪12月から動いても間に合う可能性が高いと思います。あとは、過去の経験値がモノを言います。さらには、万が一の保険として、経費を掛けてでも多生の余剰在庫や他社への声かけも大事だと思います。いざと言うときに融通を聞いてくれる先です。

  あれこれリスクを考え出すとキリがないですが、まずは自分から動いて情報を集め、打つべき手を、確信を持って打つことが肝要だと思います。

 本日最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 感謝@ケイゴ
 毎度さまです。

 久しぶりのブログ更新です。

 先週、解散総選挙を見据えた政治の動きが活発になりつつあります。驚きは、齢80歳の石原東京都知事が知事職を辞し、国政進出すると言う動きです。民主党の支持率も下がり、野田首相が自民党と密約したという『近いうちに解散』がにわかに現実味を帯び、橋下大阪府知事率いる日本維新の会などのいわゆる『第三極』が注目されています。そこに、石原新党が加わり、いよいよ迫り来る大一番の準備を始めたと言ったところでしょう。果たしてどれだけの人が本当に日本と言う国を想い、声をあげているのでしょうか?
私は、石原元都知事を応援したい反面、80歳の石原氏を突き動かしたものが何なのかにすごく興味があります。

 国をまとめる為には、カリスマ性やパフォーマンス力、忍耐力など様々な能力が必要でしょう。政治の世界は、ある意味揚げ足の取り合いで、こちらを立てればあちらが立たずの相反するものを常に抱えながら、信念や正義や公正を持って進めていくべきものだと、私は思います。
 しかし、石原元都知事はそんなことは小さなことだと言っています。政策は大事だが、本質は『みんなが知恵を絞って、いかに良い国を作っていくのか』、その仕組みや流れを作る道筋を立てようとしているのではないかと思います。私利私欲だけでは説明できない何かがあるように思えてなりません。また、私のような30代の人間からすると、石原元都知事も言っていたように、『若者よ、もっとしっかりせい!』と発破を掛けられているような気さえします。

 人は弱いものです。直ぐに楽な方や安全な道に進みがちです。『今の自分には何が出来るだろうか』。改めて自分自身に問いたいと思います。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 感謝@ケイゴ
 毎度さまです。

 皆さんは、『底上げ』と聞いて、どんなことをイメージしますか?ブーツに食器、容器、ブラジャーなどがイメージされ、同時に『騙し騙されるもの』と言う感覚も思い浮かびませんか?

 私は、儲けを考える上で『底上げ』の考え方は大事だと思います。例えば、盛りつけるときに高く盛る。そうすることで、小さいものを大きく見せることが出来ます。見た目の好印象を持って貰うために行うものです。
 例えば、同じ重量の入ったお刺身の盛り合わせがあったとしても、視覚的に良いものを選ぶはずです。
 では、底上げのブーツを履いている人に対しては、どんなことを思うでしょうか?ファッション的な良し悪しは抜きにして、背が高いスレンダーな好象を与えます。

人の心理は、明らかに騙れていると分かっていながらも、見た目によく見えるものに対しては、好意的にとらえがちです。しかし、フタを開けてみたら、『底上げされていた』と、急にだまされた肝になる場合は、大きな不快感を感じてしまうものです。
 食品でいう、『粉もん』はまさに底上げの典型でしょう。以前のブログで書いた『エコどんぶり』もそうです。見た目には同じだが、実はスープの量を少なくできる。だからと言って、お客様の顧客満足度を大きく下げるものでもない。このように、お客様に不快感を与えずにコストを減らす発想こそ、儲けのタネの一つではないかと私は思います。

 本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 感謝@ケイゴ
 毎度さまです。

 私は、マクドナルドの原田社長の論理的で明快な考え方が好きなのですが、同氏の提唱する『QSC』をご存知でしょうか。

 『QSC』とは、クオリティ、サービス、クリーンの頭文字の羅列です。私は『QSC』の考えをベースに仕事をすることは、あらゆる仕事の効率化やサービス向上、最終的には会社の業績アップに繋がると思います。

■クオリティ=『仕事の質』。つまり、効率的でハイパフォーマンスな仕事をしているか?高品質な商品、サービスを提供出来ているか?

■サービス。社内、取引先へ誠実で真摯な対応が出来ているか?相手が気持ち良いと思うような挨拶や応対が出来ているか?

■クリーン=『5S(整理、整頓、清潔、清掃、しつけ)』。身の回りの整理整頓が出来ているか?また、政治家を例えるときに使う『クリーン』な仕事をしているか?過剰な接待をうけたり、公私混同、私利私欲のない仕事を完遂出来ているか?

 私はこのように捉えました。会社も個人もそうですが、常に目標や理念を決めて、その達成に挑む方がより高いパフォーマンスが出来ると思います。

 これを機に、そろそろ来年の目標を考えてみてはいかがでしょうか?

 本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 感謝@ケイゴ
 毎度さまです。

 京都大学の山中伸弥教授がノーベル賞を受賞しましたね。残念ながら、村上春樹氏は受賞を逃しましたが、日本人として誇らしいニュースでしたね。同じ日本にいて、素晴らしい功績を納められた方がいる。でも、その方々も、少なからず努力をしてその境地にいらっしゃると思うのです。運もあるかもしれません。しかし、一生懸命生きていることは、ノーベル賞受賞者も、私も変わりはないと思います。私も日本人の一人として、日々を誇らしげに生きていきたいと思いました。

 ところで、本日のテーマは昨日の内容を掘り下げ『クレームを立てる基準PART2』を書いて行きたいと思います。昨日、私がクレームを判断する上での基準は、次の3つだと書きました。
第一に、発注したものが、事前に確認した商品規格書やサンプル通りの商品、約束した数量であること。

第二に、納期が約束通りであること。

第三に、使用後に不具合が出ないこと(安全性、耐久性、梱包、配送)

 クレームできるかできないかは、買い手の仕事の仕方が大きく左右します。一番大事なポイントは、第一番目の、『発注したものが、事前に確認した商品規格書やサンプル通りの商品、約束した数量である』ように、事前にしっかりとした詰めをすることです。サンプルをもらっておきながら、いざ本生産の商品が納品された時、照合するサンプルが無いってことはありませんか?食品では、長期保管が難しいかもしれませんが、写真を撮っておいたり、歩留データを取ることは出来ます。照合する何らかの現物が無いことは、万が一の問題の場合、クレーム根拠が弱いことになります。次に、書面で写真付きの規格書を頂いておくべきです。規格書にすることは、取り決め内容の証拠が残ることになりますから、互いに許容範囲の設定や、入数、梱包形態の確認を行うはずです。この場面では、最大限自分が有利な内容をぶつけ、先方からの妥協策を引き出すと良いと思います。ここの詰めが甘いと、後々不利になる可能性もあるのです。『仕事は段取りが9割』という話もありますが、仕入においては、この最初のステップがとても大事です。 
 第二・第三のポイントについては、第一のポイントさえ押さえていれば、大きな心配はいりません。ただ、仕入先を過信するのも危険ですし、納品された後に不良品の為、回収するなんて事態は非常に大変なので、輸入品であれば納期や生産状況をまめに確認したり、本出荷する前に、最終検品をするなどして、商品に不具合がないかを確認することは非常に大事だと思います。
 ご参考になりましたでしょうか?何かご質問等があれば、ぜひメッセージをください。お待ちしております。

 本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 感謝@ケイゴ